ニューヨーカーを目指せ
孤高の天才未満たちへ
これはエッセイで1時間で書いているので、不正確な情報があるかもしれません。
あなたが19歳以上で純文学作家を目指しており、なんらかの記録を塗り替えたいと思っているなら、いわゆる五大文芸誌に応募するのではなく、海外を目指した方が良いです。
芥川賞の最年少記録は19歳11か月(綿矢りさ)なので、国内の記録を更新するには間に合わないからです。
日本在住で直接海外デビューする道はまだ未開拓なはず。
例えば「The New Yorker」という雑誌は小説の投稿をメールで受け付けています。
五大文芸誌に応募している人はSNSで頻繁に見かけますが、「The New Yorker」などの海外の雑誌に投稿している人は見かけないので、チャレンジのしがいがモリモリあると思います。
もっとも、海外では「文芸エージェント(Literary Agent)」経由で出版契約を結ぶのが主流らしいので、エージェントにコンタクトを取るのも良いかもしれません。
エージェントというのは作家と出版社の間に入る人のことです。
こちらの記事などが参考になります。
https://ddnavi.com/article/d986693/a/
それで、どうやってエージェントを探すかというと、『Writer's Market』という本にエージェントのリストが載っているので、その本で探します。
しかし、海外の掲示板(Reddit)を見ると、先の本は高い上に情報がすぐに古くなるので、今はネットで探すのが主流のようです。
例えば、「QueryTracker」というサイトではエージェントの検索や、応募、進捗状況の確認などができるようです。
サイトを利用せずメールで直接エージェントに応募する場合は、クエリーレター(Query letter)を書きます。これは出版を希望する作家が文芸エージェントに送る売り込みの手紙のことです。
2015年には日本でも詳細が紹介されています。
https://takahashifumiki.com/literature/3674/
今も形式は変わっておらず、下記の形式が一般的なようです。
件名: Query - "[作品タイトル]" by [あなたの名前]
本文:
Dear Mr.(or Ms.) [エージェントの名前],
私はあなたのクライアントである作家([作家名])の作品に感銘を受け、ご連絡しました。私の長編小説"[作品タイトル]"(80,000 words)は、失踪した姉を探す弟の内面的葛藤を描いた純文学です。この物語は、現代の疎外感と家族の絆を静かに探求します。
私は東京在住の新人作家で、これが初の長編です。貴社の純文学への情熱に共感し、ぜひご検討いただければ幸いです。冒頭10ページを添付しておりますが、全文もお送り可能です。
お忙しい中、お読みいただき、ありがとうございます。
Best Regards,
[あなたの名前]
以上です。
添付するのは他に、最初の3章だけとか、全文を送るパターンもあるようです。
孤高の天才未満の皆さん
実際に海外の雑誌に投稿したり、エージェントにクエリーレターを送ってみませんか?
小説以外にも詩や漫画も海外雑誌は応募を受け付けていますし、エージェントも受け付けています。
「ジャンプ」に漫画を投稿したり、「現代詩手帖」に詩を投稿している人はいるでしょう。
あなたが孤高の天才未満なら、海外誌への投稿、エージェントへの売り込みをしてみてはいかがでしょう。
日本で新人賞を受賞する道より険しく、ただ面倒なだけかもしれないけれど、「やってみた」が蔓延するSNSでも、まだ「やってみてない」ことなはずです。
ちなみに下記の2021年の記事によると「The New Yorker」に小説を投稿した場合の採択率は0.14%(2/1,447)とのことです。
https://womenwhosubmitlit.org/2021/06/16/submissions-the-harsh-reality-and-how-to-improve-your-odds/
五大文芸誌の採択率は0.05%(1/2,000)くらいだったと思うので、国内の方が競争が厳しかったりして。
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