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還暦は、終わりではなく “ 好き ” で始める冒険の入り口 ー好きから始める、わたしの冒険記 第1回 

60歳を越えた今、「もう一花」ではなく「もうひとつ“好き”なこと」を始めようと思った理由。



還暦を迎えたからこそ、“ 好き ” から始めようと思った

2025年の3月、私は還暦を迎えました。
一世代前なら「もう十分働いたでしょ」と言われたり、「そろそろのんびりしてもいいんじゃない」と声をかけられる年頃。
でも最近では「人生100年時代」。
年金の受給開始も75歳まで繰り下げられるのが当たり前のように言われる今、体力も気力も、まだまだ現役でいられると感じています。

とはいえ、企業は新陳代謝が必要です。
60歳という年齢は、社会的な“一区切り”なのかもしれません。
同級生には、定年退職して趣味に没頭すると言っている人もいます。
でも私には、まだ大学生と中学生の息子がいます。
そう、「もう一花咲かせよう!」ではなく、「もうひとつ “好きなこと” を仕事にしてみたい」。
そんな気持ちが自然に湧き上がってきました。


写真とともに40年。“好き” が仕事になった人生

私はスチルフォトグラファー、つまり写真のカメラマンです。専門学校卒業後、広告写真事務所に就職してから40年、ずっと写真の世界にいます。始まりは「カメラマンになりたい」というより、「写真が好き」だったから。

SP(セールスプロモーション)系の広告撮影から始まり、モデル、商品、料理、建築など、あらゆるものを撮影してきました。35歳で独立してフリーランスに。主に人物撮影に携わり、企業の採用広告や学校のパンフレット、対談などで、数えきれないほどの“働く人たち”と向き合ってきました。


撮影現場は、知識と好奇心の交差点

撮影されることに不慣れな方でも、自分の職場ではいきいきと輝いている。それぞれの現場でプライドを持って働く方々に出会い、その瞬間を写真に収めること。それが、私にとって学びであり、喜びでもあります。

もちろん、「現場の難しさ」「クライアントとの波長」など、悩みはゼロではありません。でも不思議と、辞めたくなるほどの苦しさではない。没頭しているうちに、自然と“仕事モード”に入っていく。そんな風に、ここまで来ました。


写真を撮っているときが、いちばんストレスがない

妻からは「趣味を持ってみたら?」とよく言われますが、私にとって一番ストレスのない時間は、写真を撮っているとき。知識と経験を総動員して、目の前の人の魅力を引き出す作業は、まさに“好き”の結晶です。

ただ、時代は変わりました。撮影の現場で出会う方々は、今や自分の子どもや孫と同じ世代。価値観も話題も違います。でも採用や教育といったフィールドだからこそ、相手の話を聞くことが盛り上がるきっかけになる。「それってどんな仕事なんですか?」と聞けば、相手はどんどん語ってくれる。私の“雑学”と“好奇心”が武器になる場面です。


「好き」をもうひとつ育ててみたくなった

そんな日々のなかで、「もうひとつ、“好きなこと”を育ててみたい」と思うようになりました。同時に、「好きなことを見つけたい人の手助けができないか?」とも。文章を書くこと、料理やDIYなど、手を動かすことも好きです。だからこそ、「好き」を中心に据えて、何か新しいことができるのではないか、と思うようになったのです。


“ 学び直し ” ではなく “ 学びほぐし ” から始まる冒険

次回(第2回)では、「仕事を増やす」のではなく、「仕事を再編集する」という発想で出会った “ 学びほぐし ” や “ エフェクチュエーション ” という考え方について、お話ししていきます。

このnoteは、好きから始めるわたしの冒険記であり、そしてこの冒険を実践し続ける仲間の集まる場所──「すき∞らぼ」につながっていきます。

もしあなたが「何か始めたい」「でも何をどうしたらいいかわからない」と思っていたら、次回もぜひ読んでみてください。


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