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「あなた、コロナにかかってますよ」17話

治療は順調なようだった。
入院した当初は、自分の症状を知るにつれ(生きて出られるのか……)と本気で心配になったが、そんな必要はまったくなかった。というよりむしろ、順調すぎてコワいくらいだった。

新型コロナによる感染症は、治療は5日間と決められているらしい。その間に症状がおさまれば治療(投薬)をストップし自己治癒力での復活ができるかをチェックする。そこで大丈夫そうなら退院、という流れ。
まさか自分があの状態で、この流れに順調にのれるとは思っていなかった。酸素チューブをつけられたときは(一生この状態なのかも!?)と悲観し、看護スタッフさんに
「私……(ここから)出られますか?」
なぁんて大真面目に質問していたくらいだったのに。

なのに結局、医師の診断のもと、マニュアル通りに5日で治療を終了できたのだから驚きだ。看護スタッフさんがもう、3日目くらいから
「シャワー浴びたいですよねぇ♪」
と言ってくれていたのだが(相当クサかったのか…w)

「これでシャワー浴びられますね!よかったですね~」

と自分のことのように喜んでくれて、ホントあったかかった。そう、この病院のスタッフさんはみんな、ホスピタリティあふれる素晴らしい方々だったことは声を大大大にして言っておく。これは本当に病院ギライの私にとって嬉しい誤算であった。ご自身もハードで、かつリスキーな職業に身をおいているのにも関わらず、決してイヤな顔をみせずいつもにこやかに、そして淡々と自分のすべきことをこなしていた。入院中ずっと考えていたのだが、おそらく、この病院の組織が素晴らしいのだと思う。そうでなければスタッフはこうは働けない。

お店もそうだけど、病院も、そして企業も、働くヒトをみれば一瞬でその組織の雰囲気がわかってしまう。本人たちは必死で隠してるかもしれないけど、ホントにそこはかとなく漂ってしまうものなのだ。スタッフが気持ちよく働いている職場は間違いなく雰囲気もいい。
だから利益でもお客さまでもない。まず従業員を大事にする--。
きっとこれからはもっとそんな組織が増えていくはずだ。そうでないと生き残れない社会になっていくから。

シーフード卵焼きが絶品だった

念願の(笑)5日目のシャワーは、熱で汗だくだったこともあり、もう、髪の毛がホー〇レスのようにもしゃもしゃで、何度洗っても全然スッキリしなくて、私はシャワー室でひとりパニック状態だった。しかも、洗髪というのは意外と体力を必要とするようで、腕を上げているだけで酸欠状態になり、息があがってしまうため、そりゃもう大仕事(;'∀')ホントに懲りてしまった。
ひょっとすると、入院するまでの数日間も高熱でお風呂に入れていなかったので、耐性がついていたのかもね。
(あんな大変な思いするくらいならもういっかぁ)
と、それからはもう、退院まで「シャワー浴びますか?」と聞かれても「うーん……止めときます」と、悩んだフリして答えていた。
”女子力”なんて二の次三の次。生きてるってそゆこと(笑)

そうそうこの日、私の治療が終わったタイミングに合わせるかのように、私の部屋に(オマエの部屋か!)新たな入院患者さんが来た。多少熱はあるようだが大して症状がなさそうなのに私はビックリして、改めてここまで自分が回復したことに、ひそかに感動していた……。

当然ながら治療の終わった私より、入院したばかりの彼女にスタッフさんはかかりきりになり、なんともゼイタクなことに私は、ほんのちょっとだけ”疎外感”を味わっていた。

サイコーだったポークカレーと海藻サラダえびのせ(えびの量!!)


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仲よしえ|自分の人生研究家 いただいたチップは取材費や動画制作費に使わせていただきます ありがとうございます!!