ひとり鑑賞では絶対に得られない『ルノワールとセザンヌ展』での忘れられない体験
美術館に行ったあと、「結局どんな作品があったんだっけ?」となること、ありませんか。
今回のルノワールとセザンヌ展は、そんな私の鑑賞体験を一変させました
それは——仲間と一緒に観て、感想をシェアすること。
舞台は三菱一号館美術館
訪れたのは、企画展『ルノワールとセザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠』。
PIMLICO Campus(注1)のアート同好会で「アートを楽しむ大人の遠足」と題して企画しました。
ただ集まるだけではなく、あらかじめ2つのお題を用意:
あなたはルノワール派? それともセザンヌ派?
一番気に入った作品とその理由は?
Voicyの荒木博之さんの「ブックカフェ」で紹介されていた企画をヒントに、みんなで実践しました。
作品を“比べて”観る面白さ
この展覧会の魅力は、2人の作品を並べて見られるところ。
果物、風景、肖像など、同じテーマで作品が隣り合って展示されています。
そのおかげで「ルノワールは光の柔らかさ」「セザンヌは影と構図の強さ」といった違いを、行き来しながらじっくり味わえました。
ちなみに私は断然セザンヌ派。
影の使い方や少し哀愁の漂う雰囲気に惹かれ、果物の「傷みかけている感じ」さえも魅力的に思えたのです。
「一番好きな作品」を選ぶ、苦行と感動
二つ目のお題「一番気に入った作品と理由」は、誰ひとりとして被らない結果に。
「部屋に飾るとしたら?」
「自分の肖像を描いてもらうなら?」
人によって選ぶ基準はまるで違い、その理由を聞くだけで心が震えました。
一枚を選ぶのは簡単ではありません。何度も展示室を往復し、ベンチに座って考える。そのプロセス自体が、作品と本気で向き合う時間でした。
結果、作品の印象も、仲間の感性も、専門家の解説よりもずっと深く心に残ったのです。
仲間とだから残る記憶
今日の体験は、ひとり鑑賞では絶対に得られなかったものでした。
作品を通じて仲間の感性を知り、自分の心の動きも明確になった。
だからこそ、この日の記憶は消えないし、また「大人のアート遠足」を企画したいと思っています。
(注1)PIMLICO Campusとは:白木夏子さんと共に「学び・起業・キャリア・自己探求」を深め、自分らしい豊かな人生をつくるためのオンラインサロンです。
