3つの園で学んだ、保育士としての私の20年
保育士として、これまで3つの園で働いてきました。
正職・臨時・パート、それぞれの立場で、いろんな壁にもぶつかってきました。
「保育の仕事、好きだけどずっと続けられるのかな…」
そう悩んだ時期もあります。
でも20年という歳月の中で、少しずつ気づいたことがあります。
今、現場で頑張っているあなたに、そんな私の経験を届けられたらうれしいです。
① 初めての職場:私立幼稚園(1人担任・新卒)
短大を卒業してすぐに就職したのが、私立の幼稚園です。30人クラス1人担任の仕事でした。
間違いなく、大変でした。
やることはとにかく多く、行事の準備や保護者対応、さらにはバスの送迎まで。
新年度には子どもたちが大泣きし、こちらも泣きそうになる日々。
クラス運営のすべてを、ほぼ1人でまわさなければならず、責任とプレッシャーの重さに押しつぶされそうになったこともあります。
全力で駆け抜けた5年間。
でも、だからこそ感じられたやりがいもありました。
子どもたちとの距離が近く、1年間を共に過ごしたあとは別れが本当に寂しかったです。
今でも「先生!」と近所で声をかけてくれる子や、「結婚しました」と写真つきの年賀状をおくってくれる子もいて、成長した姿に驚かされます。
あまりに大きくなって、誰だかわからないくらいです(笑)
そうやって知らせてくれる気持ちが、本当に嬉しいです。
② 公立保育所(臨時職員)
次に働いたのは、公立の保育所。
私はその時25歳で、まわりは40~50代のベテランの先生ばかり。不安もありましたが、まるでお母さんたちと一緒に働いているような、温かい雰囲気でした。
私のことを娘のように接してくださる先生方。
体力のある若手として、力仕事や雑用を任されることも多くありましたが、その一方で、ピアノや制作など自分の得意分野では重宝してもらえました。
対応が難しい子に苦戦していると、すぐにベテランの先生が手助けしてくれる。
その姿勢を見て、「こういう接し方もあるんだ」と学ぶことがたくさんありました。
公立ならではの「時間通りに帰れる」という点も、当時の私にはありがたかったです。
③ 最後に働いた私立保育園(フルタイム→パート)
一番長く働いたのがこの園です。
はじめはフルタイムで勤務し、出産を経て、下の子の幼稚園入園を機にパートとして復帰しました。
同年代の先生も多く、子育てや親の介護など、共通する悩みを分かち合える仲間がたくさんいました。
パートだったこともあり、家庭と両立しながら、楽しく仕事を続けられました。
ただ、年齢を重ねるにつれて、職場での立ち位置が少しずつ変化していきます。
新人の先生と同じクラスに入ることが増え、いろいろ質問されたり、難しい子どもの対応を任されたり…。
年上だけど立場はパート。
自分が前に出過ぎないように、新人の先生をさりげなくフォローしながらもクラスが回るように、常に全体を見渡さなければなりません。
また誰一人怪我をさせてはいけない、というプレッシャーも感じながら、保育補助という立場の難しさを感じるようになりました。
クラスの子どもが少ない日には、事務所で制作物を作ったり、名札の名前を書いたり、来客対応をしたりすることもありました。
この時間が、思いのほか心地よくて——
「あれ?私、事務の仕事も好きだったのかな?」なんて思ったこともあります。
保育の仕事は、本当に大変です。
でも、子どもたちと過ごす日々には、何ものにも代えがたい喜びがあります。
園によって環境や雰囲気も全く違いますし、年齢やライフステージによって、働き方の悩みも変わってきます。
私自身、いろいろな園での経験を通して、「こうじゃなきゃいけない」という思い込みが少しずつほどけてきました。
自分に合った働き方、自分の得意を活かせる環境、そしてちょっと息抜きできる居場所。
そんなふうに「頑張りすぎない保育士の続け方」も、きっとあるはずです。
今、頑張っているあなたに届いたらうれしいです。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました🌷
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