1年間スニーカーを50足以上試着して、運命の一足に出会うまで
スニーカーが生活に必要なのに似合わない問題を抱え、早数年……。
私は華奢な靴が得意なタイプで、カジュアルな要素が強いアイテムであるスニーカーを履くとどうにも足元だけ浮いて見えてしまう。
足の甲は出してなんぼ!ほっそいヒールがあれば尚ヨシ!な人間、本当にスニーカーが似合わない。とはいえ、一日平均1万歩ほど歩くような人間がずーっとパンプスというわけにも行かない。
今までは、「まぁこれでいいか」と思い妥協で買ってきたけど、いい加減「これぞ!」と思えるスニーカーが欲しい!と思い、探し始めて気がつけば1年が経ち、50足以上試着していました。「妥協せざるを得ない時もあるけど、本当は100%納得していない買い物はしたくない」というめんどくさい信条があるんですよね…。
そして1年かけてやっと「これぞ!!」と思えるものに出会えた。
そんな似合うスニーカー探しの旅の記録です。さすがに試着したもの全部書けないので、印象に残っているものだけピックアップしています。
長いので、買ったものだけ見たい方は最後まで飛ばしてくださいませ。
参考までに私のスペック
・イエベ秋(ソフトオータム)
・ソフトエレガント
・グレース/ロマンス
→カジュアルに振れすぎると事故る
・足幅狭め
・要するに似合うスニーカーに出会うのに苦戦するタイプ
求めていたスニーカー像
・いっぱい歩くので出来ればハイテク
・ホワイトやベージュ系のワンカラー
・ソールまで全て同系色
スニーカー探し、どこに行く?
「綺麗めスニーカー探し、どこ行けばええねん」と悩んだので、備忘録としてまとめておきます。
まずは新宿伊勢丹のシューズフロア。客層のおかげなのか、綺麗めなスニーカーが揃っています(その分お高いけども)。
ブランドを横断して見られるのが良いところ。D.A.T.EやVEJAなど、取り扱い店舗が少ないブランドも置いてあります。店員さんも「どんどん試着してください!」と言ってくださる優しい方が多く、好きなフロアです。というか、単純にキラキラした美しい靴がずらっと並んでいて、行くだけでテンションがブチ上がる。スニーカーだけでなくパンプスも一緒に見られるので、とても便利です。スニーカー以外にも、一気にいろんな靴を見たい人におすすめ。
伊勢丹新宿店の婦人靴アカウントもよく見ています。ときめきしかない。
次にemmi。
スナイデルやFRAY I.Dを展開しているmashグループのブランドなので、綺麗めや可愛いスニーカーが豊富です。別注カラーが多いのも魅力。トレンド感が欲しい・アンダー2万円くらいのスニーカーが欲しい方は覗いてみると良いものが見つかるかも。
個人的に穴場だったのは、綺麗めアパレルブランド!
マルティニークやDeuxieme Classe、BIOTOPを見ていると、綺麗めなスニーカーがセレクトされていることが多いと気がつきました。専門店へ行くよりも、「綺麗め・シンプルブランドのフィルターを通してセレクトされている」からなのか、個人的には当たり率が高かったです。
adidas
ド定番。
綺麗め派の人は、有名ブランドの中ならadidasが一番似合うモデルが多いと思う。足の形が合うこともあって、私が一番履いているブランドもadidasです。
サンバ

最近一番履いているのがこれ。流行っていますよね。
形がシュッとしていて、ベストではないけれど、日常使いするには過不足ない……という感じ。そしてシンプルなので、いろいろな服と合わせやすい。1週間のうち3日くらいはこれを履いています。
ただ、adidasのスニーカーの中ではクッション性はあまり高くない気がする。あと、雨の日はよく滑ります。
adidasの象徴だから難しいとは思いつつ、この黒い三本線がもう少し目立たないカラーも出ないかな〜と密かに願っています。この三本線、私には少し主張が強く感じるんですよね……。
スタンスミス

これまでの人生で、おそらく5足くらい履き潰しては買い直しています。
それくらい使い勝手が良くて、たぶん(スニーカーの中では)比較的似合う。つま先がもう少しシュッとしていたら完璧な気もするけれど、結局こういうワンカラーのデザインが一番しっくりくるんですよね。ただ、2021年に本革モデルの生産が終了し、定番モデルはヴィーガンレザーに。
これが私の中ではかなり痛かった……。
もちろん時代の流れ的に仕方のないことではあるのですが、見た目の質感が少しチープになった気がして、途端に違和感を感じるように。
その後、限定で本革モデルが復活したタイミングでまた1足購入。それはしっかり履き潰しました。見ての通り、とてもシンプルなデザインなので、どんなコーディネートにも合わせやすくて重宝していました。現行モデルなら私はサンバの方が好きなので、最近は買っていないのですが…。
カラーは毎回ネイビーを選びがち。ベロのロゴがゴールドだとなお良い。
履き心地もそこそこ良く、個人的にはサンバよりクッション性が高いように感じます。2週間弱歩き回ったイギリス旅行でも履いていましたが、特に不都合はありませんでした。
NIKE
定番だけど、人によって足の形との相性が分かれそうなNIKE。
足幅狭めの私でも細く感じてしまい、あまり履き心地は合わず……。でも色使いは本当に可愛い。特にemmi別注カラーは毎回惹かれます。
MOON SHOE

試着したのは、emmi別注カラーのオールホワイト。
これを見たときは正直、「キタ!!! 運命のスニーカーはこれでは!!?」と思ったくらいだったのに、履いてみたらぜ〜〜〜んぜん似合わなかった!!!
なんというか、ソールが薄くて全体的にコンパクトすぎる。そこにオールホワイトという色味も相まって、引きで見たときに「裸足……?」と思うくらい存在感がありませんでした。ロングスカートで試着したのが良くなかったのかもしれない。パンツならまだバランス取れたかも…。
ボリュームがありすぎても似合わないのに、なさすぎても似合わない。スニーカー選びの難しさを思い知らされた一足。
PUMA
SPEEDCAT

これもemmi別注カラーを試着。
ツヤっとしたサテンのような生地(得意な質感)×ワンカラーで、ネットで見かけたときは「これは高確率で似合う気がする!!」と鼻息荒くお店へ。
結果は撃沈。
理由はMOON SHOEと同じで、全体的にコンパクトすぎました。これも細身の靴で、履き心地はそこそこ、という感じでした。
諦めきれず似合わなかったのに、諦めきれなくて、未だにたまにネットで眺めています。可愛いよな〜。

「バレエスニーカータイプならいけるのでは?」と思ってこちらも試してみたのですが、残念ながらあまり似合わず。それでも、公式写真を見るたびに「もう一回試してみようかな」という気持ちになります。emmiは本当に世界観づくりが上手くて、毎回購入意欲をかき立てられる。
salomon
XT-PU.RE

公式にブラックしか写真がなかったので、こちらを引用。本当はオールホワイトを狙っていました。
ここ数年でよく見かけるようになった気がするsalomon。THE ハイテクな雰囲気がかっこいい。salomonはカラフルなイメージがあって避けていたけれど、「写真のようなワンカラーならいける可能性もあるのでは……!!」と思って試着。
結果は、やっぱりこのゴツっとしたボリューム感が私には似合わず。
なんというか、靴の存在感がすごくて、履かれている感がすごく出てしまうんですよね…。
でもクッション性は高くて歩きやすそうだし、やっぱりモノとしてはすごくかっこいい。似合う人がすこし羨ましくなりました。こういうスニーカーにセシリー バンセンのワンピースを合わせて街を闊歩したい人生だった。
salomonが壊滅的に似合わなかったので、形が近いonやOAOは履くまでもなく諦めました。歩きやすそうなんだけどなぁ……。
VEJA
最近ちらほら見かけるようになってきた気がするフランス発のブランドVEJA。伊勢丹のシューズフロアで大きく展開されていたこともあり、いくつか試着してみました。
NEXT FOCUS

「履き潰しまくったスタンスミスの親戚みたいだな」と思って履いてみたものの、なんだか「うーーん?」となってしまった一足。ソールのボリュームが少しありすぎるのかな……?
シンプルなデザインでどんな服にも合わせやすそうだし、価格もadidasに少しプラスするくらい。カラーラインナップも可愛いので、似合ったら欲しかった。

このカラーとかすごく可愛い!
VEJA×CFCL

大好きなCFCLとのコラボスニーカー!
CFCLらしい丸みのあるぽってりとしたシルエットに、オフホワイト×淡いブルーの配色が可愛い。ボリュームもあって歩きやすそう。はじめて見た時から「欲しい……」と、しばらくネットで眺めていました。
伊勢丹に置いてあったので、意を決して試着してみたのですが、やっぱりこのぽってりとしたシルエットが私にはマッチせず……。
悲しい!!
モノとしては本当に可愛いんですけどね。さらに、軽くて歩きやすそうでした。
少し脱線しますが、CFCLは私の中で、「似合わないけど、めちゃくちゃ好き」な憧れブランドです。
今年も悩みに悩み、顔タイプ診断でも「CFCLが着たいんです!」と懇願して、やーーーーっとお洋服を迎えられたくらい。
だから、CFCLが出しているもともと苦手なアイテムであるスニーカーは、やっぱり難しいか……と納得できた部分もありました。普通に悔しいけどね!!
D.A.T.E
FG

これは購入寸前までいったスニーカー。
数年前からD.A.T.E.のFGを狙っていたのですが、カラーがピンとこなかったり、タイミングが合わなかったりで、なかなかご縁がありませんでした。
スニーカー意欲が高まっている中、この同系色でまとめられたPARIGOT別注を見つけ、「これは!」と思って試着しに行ったところ……
ハイテクなのに、これは似合う!!!
ボリュームはあるのに、見た印象はシュッとしているという不思議な感覚。つま先が細めだからでしょうか。甲が低めなのもありそう。
クッション性もしっかりあって、歩きやすそうでした。少し重いけども。
一緒に試着しに行ってくれたお友達にも「これはいいのでは」とお墨付きをもらい、「欲しい!」と思ったのですが……
なんせ高い。
定価で4万円ちょっとするんです。
「スニーカーに4万円出すなら、パンプスを買ったほうがいいのでは……」と思ってしまい、でもやっぱり欲しい…と悩んでいるうちに、マイサイズは品切れに。
結局手に入れられなかったけれど、「似合うハイテクスニーカーもあるんだ」と知ることができた、嬉しい出会いでした。
またタイミングとカラーのご縁があれば、お迎えしたい一足。
一年かけて、やっと出会えたスニーカー
ルミネ有楽町をぶらぶらしていたら、遠目からでも「お!?」とビビッときたスニーカーが。
それがAUTRYのREELWINDでした。

まさに探していた、ベージュ×ホワイトのワントーンカラー!
元々望んでいたハイテクほどではないけど、ボリュームはあるのに、シルエットはシュッとしている。つま先がやや細めの形になっているのもポイント。ここが丸くなると、途端に似合わなくなってしまうんですよね。

ナイロン×スエードの異素材の組み合わせも、高級感があってお気に入りです。

試着した瞬間、「あっ、もうこれ買います」と勢いよく言い放ち、店員さんに少し驚かれました。運命の一足って、本当にあるんや……!!!
なお、履き心地は底がやや硬めで、そこまで抜群に良いわけではありません。
パンプスよりはもちろん快適ですが、他のスニーカーと比べると「もう少しクッション性があったらな」と感じます。とはいえ、1万歩くらいなら問題なく歩ける。
見た目は100点、履き心地は80点。でもトータルでは今までで一番満足しています。
👟
履きまくって、履きまくって、結局、「ハイテクだからダメ」「ローテクだから似合う」という話ではなく、自分に合うシルエットを見つけることが一番大事だった、と気がつきました。お洋服選びも同じですよね。
私はいつも試着するのが億劫で、「80%くらいの確度で買うぞ!」と思ったもの以外は、あまり試着してきませんでした。(店員さんにお断りするのも苦手で…)
でも今回、確度が低くても実際にたくさん履いてみることで、「自分に似合うもの」と「自分が本当に欲しいもの」の輪郭が少しずつはっきりしていくことを実感。これからは、もっと気軽に試着してみよう!と思わせてくれた、スニーカー探しの旅でした。
1年かけてようやく出会えた一足。
たくさん歩いて、たくさん思い出を作って、大切に履きたいと思います。
「いい靴は素敵なところへ連れて行ってくれる」という言葉を信じているので。
納得のいくスニーカー探しを一旦終えたので、次はパンプス探しが始まりそうな予感……。(キリがない!)
また「これだ!」と思える一足に出会えますように。
