なぜ1500万円も増えたのか。土地と理想が連れてきた予算オーバーの話
① 1500万円オーバーした理由の全体像
前回の記事で、
「予算は1500万円オーバー。でも後悔はほとんどない」と書きました。
今回は、その中身の話です。
私たちの家づくりは、土地探しから始まりました。
建売ではなく、注文住宅。
まずは工務店にプランを出してもらい、
最初の見積もりを見たときの正直な感想は、
「…あれ?思ったより安いかも。」
もちろん、そのままの仕様で建てるつもりはありませんでした。
床材も、断熱も、窓も、きっとどこかでグレードを上げる。
だから頭の中では、
最初の見積もり+500万円くらいかな
それくらいなら、今の生活スタイルの延長でも払っていけそう。
そう思っていました。
でも。
気づけば、そこからさらに上がり、
最終的には+1500万円。
自分でも驚きました。
なぜ、そこまで増えたのか。
大きな理由は、6つあります。
② 予算オーバーの6つの要因
要因①:理想の土地と出会ってしまった
土地は本当にピンキリです。
価格も、広さも、形も、周辺環境も。
100点の土地なんてないと分かっていても、
貪欲だった当時の私は、理想の土地を追い求めていました。
そんな日が続き、現実と向き合わないと、と思ったある日。
ついに「ここに住みたい」と思える土地に出会ってしまいました。
周辺環境、日当たり、通勤距離、子どもの通学路。
全部が想像より少し上。
なにより自分好みなほぼ正方形な形。
悩ましい点は、予算を少しオーバーしていたこと。
しかしこの土地を見たとき、
「ここを逃したら、きっと後悔する」と思いました。
土地の優先購入権は申し込み順であったため、
熟考の末、見学したその日に申し込みを行いました。
要因②:土地が予定より広かった
理想の土地は、想定よりも広めでした。
広い土地=建物もそれなりのサイズ。
結果的に建坪も当初より大きくなりました。
土地代だけでなく、建築費も連動して上がる。
これはもう、避けられない増額でした。
要因③:調べるほど、グレードを上げたくなった
家づくりは、調べれば調べるほど知識が増えます。
床材、断熱材、窓、玄関ドア。
「標準で十分」と思っていたはずが、
「夏は暑くない、冬は寒くない家に住みたい」
「後から変えづらい箇所は、最初の選択が肝心」
という言葉が頭をよぎる。
気づけば、少しずつグレードアップ。
一つひとつは数十万円でも、積み重なると大きい。
要因④:将来の修繕費を抑える選択
私たちは、「今安くする」よりも
「将来の修繕費を抑える」選択をしました。
耐久性のある外壁材。
メンテナンス頻度の少ない仕様。
これは完全に“先行投資”です。
10年後、20年後に後悔しないための選択でした。
要因⑤:外構も妥協しなかった
意外と見落としがちなのが外構。
住んでからの掃除や手入れを減らすために、
人工芝や人工木ウッドデッキを。
帰宅したときに、気分が上がるような
門灯や植栽、タイル門柱を。
もちろん費用は上がります。
ですが、
住んでからの満足度はとても高いです。
要因⑥:「一生に一度」という誘惑
正直に書きます。
「一生に一度」という言葉は、強い。
冷静でいようと思っても、どこかで背中を押してくる。
でも私たちは、その言葉に流されたわけではありません。
一つひとつ、納得して選びました。
本当に必要か。
今後も満足できるか。
何度も考えて決めた選択です。
結果として、予算は1500万円オーバー。
でも、
勢いだけで決めたものは1つもありません。
だから今も、後悔はほとんどありません。
次回は、予算と現実に悩んだ話をしたいと思います。
あのときが、いちばん怖かったかもしれません。
