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“第2領域のつもり”が、実は違った。──学びすぎる人に必要な合言葉

ひとつ、新しい合言葉に出会いました。

「それやってどうなるの?」

私は、学ぶことが好きです。
人と会うことも、新しい考え方に触れることも好きです。

でも、気づけば“学ぶこと”そのものが目的になっていたのかもしれません。

ハッとした瞬間に、反省で終わるのではなく、方向転換するための問い。
今日は、そのことを書いてみたいと思います。

学びが好きな私が、つい手を伸ばしてしまう理由

私はもともと、いろいろなことに興味を持つタイプです。

だから、気になることがあると、つい手を伸ばしてしまいます。
講座を受ける。
本を読む。
人に会いに行く。
新しいスキルを身につけようとする。

もちろん、それによって得られるものはたくさんあります。

出会いが広がる。
ご縁がつながる。
知識や技術が増える。
結果として、お客様に提供できる価値も高まっていく。

それは事実です。

でも、正直に振り返ると、こう思うこともあります。

「結構、時間もお金もエネルギーも使ってきたな」と。

“良さそう”と“必要”の境界線

学ぶことが好きな人、成長意欲がある人、好奇心が強い人ほど、
「良さそうなもの」を見つける力が強いのだと思います。

だからこそ、いつの間にか
“必要なこと”と“気になること”が混ざってしまう。

そのときに生まれるのが、
「やりたいかどうか」だけで動いてしまう危うさです。

やりたい。
面白そう。
学びになりそう。
いつか役に立つかもしれない。

その感覚自体は、悪いものではありません。
でも、それだけで進んでいくと、少しずつ軸がぼやけてきます。

合言葉は「それやってどうなるの?」

そこで、私が持っておきたいと思ったのが、この問いでした。

「それやってどうなるの?」

この一言を自分に向けるだけで、少し景色が変わります。

それをやった先に、何があるのか。
誰に、どんな価値として返っていくのか。
未来の自分にとって、本当に重要なのか。
それとも、ただの衝動を“直感”と呼んでいるだけなのか。

この問いを入れるだけで、一呼吸おけます。
行動の意味を、もう一度見つめ直せるのです。

“第2領域のつもり”が、実は違った

時間管理の話で、よく言われる考え方があります。
「緊急ではないけれど、重要なことに時間を使おう」というもの。

頭ではわかっていたつもりでした。
でも、そこにひとつ落とし穴がありました。

それは、本当は重要でも緊急でもないことを、
“重要なこと”だと自分で正当化してしまうことです。

私自身、学びが好きだからこそ、この罠にはまりやすいのだと思いました。

「今すぐ役立つわけじゃないけど、きっと大事」
「将来のためになるはず」
「視野を広げるために必要」

そうやって、自分の中で意味づけしていく。
でも、よく見てみると、今の自分のテーマとも、未来の自分の方向性とも、あまり関係のないものが混ざっていたりします。

つまり、
“第2領域を増やしているつもり”が、実は違うこともある。

今朝の私は、そこにハッとしました。

学びすぎの根っこにあった「まだ足りない」という感覚

さらに大きかったのは、その奥にある自分の感覚に気づいたことでした。

なぜ私は、あれもこれも取り込みたくなるのか。
なぜ昔受けた講座の資料を、何年も捨てられないのか。
なぜ「いつか役に立つかもしれない」と思って抱え込んでしまうのか。

その根っこにあったのは、
「まだ足りない」
という感覚だったのです。

まだ自分には何かが足りない。
もっと知らないといけない。
もっと身につけないといけない。

そんな不足感があるから、
学ぶことそのものが目的になってしまっていたのかもしれません。

不足感からの行動は、
食べきれないほど買い込んで、冷蔵庫の中で腐らせてしまうことに少し似ています。

持っているだけでは、力にならない。
使われてはじめて、価値になる。

学びは、安心するためだけのものではなく、価値を生み出すためのものでもあるのだと思います。

不足感ではなく、意志で選ぶ

だからこそ、自分に問いかけたいのです。

「それやってどうなるの?」

この一言は、可能性を狭めるためのものではありません。
むしろ逆です。

本当に大切なことに、
自分の時間も、意識も、エネルギーも集めていくための問いです。

興味を否定するのではなく、
興味を価値に変えるための問い。

学びを止めるのではなく、
学び散らかさないための問い。

「持たない」と決めたときに見えてくるもの

もしかしたら私たちは、「増やすこと」には慣れていても、
「捨てること」や「選ばないこと」には、まだ慣れていないのかもしれません。

「もったいない」は、美徳として育ってきた感覚でもあります。

でも、本当に重要なものが見えてくるのは、
たくさん持ったときではなく、
何を持たないかを決めたときなのだと思います。

今日の私の合言葉

だから、今日の私の合言葉はこれです。

「それやってどうなるの?」

少し立ち止まるために。
本質に戻るために。
不足感ではなく、意志で選ぶために。

学びの量ではなく、学びを選ぶ意志。
そこにこそ、本当の成長があるのかもしれません。

あなたにも、
いま自分にかけたい合言葉がありますか。

小平純生(すみき)


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