🐻❄️国語でこんなに笑えるなんて! 狂言「柿山伏」#1
6年生と狂言の学習をしました。社会化で室町文化を学習した後だったこともあり、「狂言」という言葉は知っている様子の子ども達。でも、教科書を見る限り、何だか難しそう…えっ?この昔の言葉の文、読むの?え〜大変〜!!という授業の冒頭。
今回は、狂言「柿山伏」の授業実践についてご紹介します。
1 「狂言」って何?
「『古典芸能』世界」という教科書のページがあるので、みんなで眺めながら、話しました。「能のお面、表情は同じに見えるけど…?」「歌舞伎は知ってる!」「落語はテレビで見たことがある!」…などなど。深掘りしたいけれど、そんなに時間は取れない!ってことで、今回学習する「狂言」をクローズアップ。
「喜劇なんだね』「野村萬斎さんは知ってる!」など話をしながら、教科書の次のページへ。
2 狂言「柿山伏」を楽しもう
教科書には、
狂言「柿山伏」を楽しもう
と書かれています。でも、台本のように役名とセリフが書かれたページには、昔の言葉がずらり。とても楽しめるようなページではなさそう…と、身構える子ども達。
シテ(主役)とアド(相手役)の説明を見て、「おっ、アドってAdoじゃん」とつぶやく子どもも。
「するどいねっ!歌手のAdoさんの名前は、この狂言のアドが由来になってるらしいよ」と伝えると、「ヘェ〜!」と興味をもつ子も。
またまた、もっと話したい•深掘りしたいポイントではありましたが、「気になる人は自主学習で調べておいで〜」と促して、次へ。
3 まずはストーリーを知ろう
お話の筋が分からないと楽しめない!ということで、実際に読む前にストーリーの確認を。
ストーリーの確認におすすめなのが2つ。
❶絵本
❷動画
今回は、NHKfor Schoolの「お話のくにクラシック」をみんなで見ました。
※NHK for School公式サイトのリンクを紹介しています(動画の転載はしていません)。
NHK for Schoolの動画では、アニメと狂言師さんが演じる実際の狂言「柿山伏」が交互に収録されています。
関西弁でテンポのいいアニメが、「難しそう」という先入観を見事に消してくれます。2人の登場人物のキャラクターや、ストーリーもすんなり入ってきます。
その後に、本物の狂言師の方が演じる様子を見ることができます。狂言独特の語り口は慣れないと聞き取ることが難しいのですが、アニメでストーリーを理解していますし、字幕が付いていて、難しさを感じることなく狂言の世界に浸ることができます。
アニメを見てげらげら笑い、狂言を見てげらげら笑い…とても楽しい10分間を過ごすことができました。
子どもたちは、「山伏って、こんなに面白い話し方をするんだ!」「狂言師の方の笑い方が面白くて、つられて笑っちゃった」「えっ?こんな動作までしちゃうの?🤣」と、口々に感想を言っていました。
この後は、グループで実際に狂言を演じることにしました。そのお話はまた次回に。
4 ハードルを下げよう
狂言の授業に入る前に、子ども達の反応を予想しました。「古典芸能って難しそう」「昔の言葉って、音読するの大変」「意味がわからなくてつまらない」など、学習前から「大変」「難しい」「面白くない」という印象をもつ子が多そうだと感じました。
でも!狂言は、能の合間に演じられた喜劇…喜劇ということは、きっと室町時代の庶民は、この劇を観ながら笑い合って楽しんでいたのでしょう。
「劇を観て、笑い合う」
これができれば、令和に生きる子ども達も狂言を楽しめるのではないかと思います。「古典芸能」のハードルを下げ、日本の「笑いの文化」を大いに味わう、こんな学習にできたらいいと思い、実践しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は、狂言を楽しむ子ども達の様子をお届けします。
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