見出し画像

単価を上げる前に考えたい、自分の仕事が生んでいる価値の見つけ方

こんにちは。
起業家サポーターとして、事業の裏側に伴走している福岡すみれです。

*メルマガでは、起業家さんや小さなチームの裏側に伴走してきた経験をもとに、裏方仕事の魅力、仕事術、やさしいマーケティング解説などをお届けしています。こちらからご登録ください^^(無料)

仕事にも慣れてきた。できることも増えた。
継続して依頼をもらえるようにもなった。
そろそろ単価を見直してもいいのかもしれない。

そう思っても、いざクライアントに伝える場面を想像すると、

「私の仕事に、そこまでの価値があるのかな」
「作業時間が短くなっているのに、上げてもいいのだろうか」
「ほかにもできる人はいるし……」

と、不安になることがあります。

単価を上げるには、もっと難しいスキルを身につけないといけない。目に見える実績を増やさないといけない。

そんなふうに考える人も多いのですが、その前に一度見てほしいのが、今の仕事によってクライアントに何が起きているかです。


作業時間だけでは、仕事の価値は見えにくい

たとえば、毎月の請求書作成を担当しているとします。
慣れてくると、以前は半日かかっていた作業が、1〜2時間で終わるようになるかもしれません。

すると、「短時間で終わる仕事だから、高い金額はもらいにくい」と感じることがあります。

でも、クライアントが受け取っているのは、請求書をつくってもらう時間だけではありません。

請求漏れを気にしなくていい。
入金状況をすぐに確認できる。
月末の作業に追われず、本来の仕事に集中できる。

そうした安心や余白まで含めて、仕事の価値です。

早く終わるようになったのは、仕事が簡単だからではなく、経験を重ね、手順を整え、ミスなく進められるようになったからかもしれません。

時間が短くなったことは、価値が下がった証拠ではなく、積み重ねてきた力の結果でもあります。


「何をしたか」より「何が変わったか」を見る

自分の仕事の価値が見えにくいときは、業務内容だけを見ていることが多いものです。

SNS投稿を作成した。
タスクを一覧にした。
LPを修正した。
問い合わせに返信した。

これだけでは、作業の説明で終わってしまいます。
もう一歩だけ先を見てみると、価値が具体的になります。

SNS投稿を整えたことで、クライアントが発信に悩む時間が減った。
散らばっていたタスクを一覧にしたことで、確認の往復が減った。
LPの導線を見直したことで、お客様が申込みまで迷いにくくなった。
問い合わせ対応を整理したことで、返信のばらつきが減り、安心感につながった。

クライアントが喜んでいるのは、作業が完了したからだけではありません。

自分では手が回らなかったことが進んだ。迷っていたことが整理された。不安だったことを任せられるようになった。

その変化に、お金を払っているのです。


見えない価値は、言葉にしないと自分でも気づけない

裏方の仕事には、数字に表れにくい価値がたくさんあります。

先回りして確認したことで、修正を防げた。
情報を整理したことで、クライアントが判断しやすくなった。
進捗を共有したことで、不安なく任せてもらえた。
お客様目線で見直したことで、問い合わせを防げた。

問題が起きなかった仕事ほど、価値が見えにくいものです。
何も起きなかったからこそ、「普通に終わっただけ」と思ってしまう。

でも、その“普通に進んだ状態”をつくっているのが、あなたの仕事かもしれません。
単価を考える前に、直近の仕事をひとつ振り返ってみてください。

自分が担当したことだけでなく、自分が入ったことで減った手間、減った不安、進みやすくなったことまで書き出してみる。

そこに、作業名だけでは表せない価値が見えてきます。


単価は、自信がついてから上げるものではない

自分の価値に100%自信が持てたら、単価を上げられる。
そう思っていると、その日はなかなか来ません。

必要なのは、自分を大きく見せることではなく、これまで生んできた価値を正しく把握することです。

クライアントが何に困っていて、自分がどう関わり、その結果何が変わったのか。

そこが言葉になると、単価の話も「作業時間を値上げすること」ではなく、「提供している価値に合った金額へ見直すこと」として考えられるようになります。

新しいスキルを増やすことも大切です。
でもその前に、今の仕事を小さく見積もっていないか、一度立ち止まってみてほしいのです。

あなたが日々生み出している安心、余白、整理、前進。
それらも、立派な仕事の価値です。

その価値を自分で受け取ることが、これからの単価や働き方を考える土台になっていきます。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

*メルマガでは、起業家さんや小さなチームの裏側に伴走してきた経験をもとに、裏方仕事の魅力、仕事術、やさしいマーケティング解説などをお届けしています。こちらからご登録ください^^(無料)

いいなと思ったら応援しよう!