見出し画像

“支える仕事”は脇役じゃない。小さなチームを動かす大切な役割

こんにちは。
起業家サポーターとして、事業の裏側に伴走している福岡すみれです。

*メルマガでは、起業家さんや小さなチームの裏側に伴走してきた経験をもとに、裏方仕事の魅力、仕事術、やさしいマーケティング解説などをお届けしています。こちらからご登録ください^^(無料)

打ち合わせが始まる前に、必要な資料をそろえる。
話が広がりすぎたときに、決まったことと次にやることを整理する。
クライアントが忘れていた連絡に気づき、さりげなく確認を入れる。

こうした仕事は、表から見るとあまり目立ちません。

新しい企画を考える人や、人前で話す人のほうが「チームを動かしている人」に見えやすいものです。

そのため、支える側にいる人ほど、

「私は言われたことをやっているだけかもしれない」
「自分がいなくても、なんとかなるのでは」
「もっとわかりやすい成果を出さなければ」

と感じることがあります。

でも、1人社長や少人数のチームを支える仕事をしてきて、私はむしろ反対だと思うようになりました。

小さなチームほど、支える役割を持つ人がいることで、はじめて動き続けられるからです。


小さなチームは、誰かの頭の中だけでは動き続けられない

1人社長やスモールビジネスでは、起業家さん本人が多くの役割を持っています。

サービスを考える。
お客様に届ける。
発信する。
売上をつくる。
問い合わせに答える。
次の企画を考える。

やりたいことも、判断することも、毎日のように増えていきます。頭の中ではつながっていても、それをすべて覚えたまま進めるのは簡単ではありません。

たとえば、打ち合わせの中で「来月、新しい企画をやりたい」という話が出たとします。

起業家さんは内容やコンセプトを考えることに集中している。一方で、実際に動かすためには、日程を決め、必要な準備を洗い出し、誰が何を担当するかを整理しなければなりません。

このとき、話を聞きながら、
「今日決めることは何か」
「次回までに必要なものは何か」
「この予定だと、いつから動き始める必要があるか」
を整理する人がいると、アイデアは具体的な行動に変わります。

支える仕事とは、誰かの代わりに雑務を引き受けることだけではありません。頭の中にあるものを見える形にし、チームが次に動ける状態をつくる仕事でもあるのです。


支える人がいるから、それぞれが自分の役割に集中できる

小さなチームでは、一人ひとりの動きが事業に直結します。だからこそ、全員がすべてを気にしながら働いていると、かえって進みにくくなります。

デザイナーが日程調整や確認漏れまで気にしていたら、制作に集中できません。
起業家さんが細かな進行管理まで抱えていたら、判断や企画に使う時間が減ります。
ライターが必要な情報を毎回探していたら、文章を書く前に疲れてしまいます。

そこで、情報や段取りを整える人がいる。

必要なタイミングで声をかける。
認識のずれがないかを確認する。
決まっていないことを、そのままにしない。
誰かが止まっていれば、何につまずいているのかを見る。

こうした動きがあることで、チームのメンバーはそれぞれの得意なことに集中できます

私は、支える仕事の価値は「自分がどれだけ作業したか」だけでは測れないと思っています。

誰かが判断しやすくなった。
迷っていたことが決まった。
止まっていた仕事が再び動き始めた。
チーム内の不安やすれ違いが減った。

そうした変化も、立派な成果です。

支える人がいるから、前に立つ人が安心して前を向ける。それは脇役というより、チーム全体が力を発揮するための土台をつくる役割なのだと思います。


自分の役割を「作業名」だけで見ない

とはいえ、支える側にいると、自分の価値を見失うことがあります。

日程調整、議事録、メール対応、進捗確認。
仕事を作業名だけで並べると、誰にでもできることのように感じるかもしれません。

そんなときは、「何をしたか」ではなく、「それによってチームにどんな変化が生まれたか」を見てみてください。

日程を調整したことで、必要な人が同じ場に集まれた。
議事録を残したことで、認識のずれを防げた。
進捗を確認したことで、遅れを早い段階で見つけられた。
情報をまとめたことで、クライアントがすぐに判断できた。

こうして見ると、作業の一つひとつが、チームを動かすことにつながっています。

明日からできることは、自分の仕事が生んだ変化を一行だけ書き残すことです。
「タスクを整理したことで、次にやることが明確になった」
「確認事項をまとめたことで、打ち合わせ中に判断できた」

完了報告に意図を添えるのもよいと思います。
「一覧にまとめました」だけではなく、
「担当と期限がすぐわかるよう、一覧にまとめました」
と伝える。

自分がどんな視点で仕事をしているのかを言葉にすると、クライアントにも役割が伝わりやすくなります。

小さなチームは、目立つ人だけで動いているわけではありません。

情報をつなぐ人。
抜けやずれに気づく人。
みんなが次に動きやすい状態をつくる人。

そんな存在がいるから、チームは安心して前へ進めます。

支える仕事は、誰かの後ろに隠れる仕事ではありません。チーム全体を見ながら、人と仕事の流れを整えていく大切な役割です。

今まで何気なくやってきた気配りや整理、声かけの中にも、すでにチームを動かす力はあるのだと思います。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

*メルマガでは、起業家さんや小さなチームの裏側に伴走してきた経験をもとに、裏方仕事の魅力、仕事術、やさしいマーケティング解説などをお届けしています。こちらからご登録ください^^(無料)

いいなと思ったら応援しよう!