楽しそうに働く人は、自分の価値と役割を少しずつ育てている
こんにちは。
起業家サポーターとして、事業の裏側に伴走している福岡すみれです。
*メルマガでは、起業家さんや小さなチームの裏側に伴走してきた経験をもとに、裏方仕事の魅力、仕事術、やさしいマーケティング解説などをお届けしています。こちらからご登録ください^^(無料)

同じようにクライアントワークをしていても、忙しそうなのに楽しそうに働いている人がいます。
無理をして元気に見せているというより、自分の仕事に手応えがあるように見える。
依頼されたことに対応しながらも、振り回されている感じが少ない。
自分の役割をわかっていて、クライアントとも自然に話せている。
できないことを無理に抱え込まず、それでもしっかり頼られている。そんな人を見ると、
「もともと得意な仕事に出会えたから」
「自信がある人だから」
「うまくいっている人は違う」
と思うかもしれません。
でも実際には、最初から自分にぴったりの役割があったとは限りません。
目の前の仕事をしながら、自分がどこで価値を出せるのかを知り、その役割を少しずつ広げてきた人も多いのだと思います。
楽しさは、仕事の種類だけでは決まらない
文章を書くのが好き。
デザインが好き。
整理するのが得意。
人を支えることにやりがいを感じる。
そうした相性は、もちろんあります。
でも、好きな仕事ならいつでも楽しいとは限りません。
文章を書くのが好きでも、意図がわからないまま修正を繰り返せば疲れます。
整理が得意でも、曖昧な依頼が次々に増えれば苦しくなる。
人を支えるのが好きでも、何でも引き受け続ければ余裕はなくなります。
反対に、最初は地味に感じていた仕事でも、
「ここを整えると、クライアントが判断しやすくなる」
「この一言を加えると、お客様が迷わず動ける」
「この流れを見直すと、チーム全体が楽になる」
と、自分の仕事が生んでいる変化が見えてくると、面白さが増していきます。
仕事の楽しさは、作業内容だけでなく、自分の価値がどこに届いているかを実感できるかどうかでも変わります。
自分の役割は、依頼内容だけで決まらない
たとえば、クライアントからSNS投稿の作成を任されているとします。
最初は、渡された内容を文章や画像にするところから始まるかもしれません。
続けるうちに、
「このテーマは反応がよさそうです」
「最近の投稿と、サービス案内の言葉が少しずれています」
「次回はこの順番で伝えると、内容がつながりやすそうです」
と気づくようになる。
その気づきを少しずつ共有していくと、役割は「投稿を作る人」から、「発信全体を一緒に整える人」へ変わっていきます。
あるいは、毎月の数字を入力する仕事でも、ただ記録するだけではなく、
「この確認作業は毎回時間がかかっています」
「項目をまとめると、月末の負担が減りそうです」
と改善につなげていけば、「入力をする人」から「業務を整える人」へ近づいていきます。
役割は、最初に与えられた肩書きだけで決まるものではありません。
日々どこを見て、何を考え、どんな関わり方を積み重ねるかで育っていくものです。
楽しそうな人は、無理に何でも引き受けていない
楽しそうに働く人を見ると、仕事ができるから何でもこなせるように見えることがあります。
でも実際には、自分が力を発揮しやすい場所を知っている人ほど、すべてを同じように引き受けていません。
細かな制作より、全体の進行を整えるほうが得意。
一人で黙々と作業するより、対話しながら方向性をまとめるほうが好き。
日々の対応を続けるより、繰り返し使える仕組みを作るほうが力を発揮できる。
そうした自分の傾向を知り、担当する範囲や関わり方を少しずつ調整しています。
苦手な仕事を減らすこともある。
納期や連絡方法を相談することもある。
得意な部分を、少し深く任せてもらうこともある。
楽しさは、何でもできる状態から生まれるのではありません。
自分の力を使いやすい形へ、仕事を整えているから生まれることもあります。
価値は、喜ばれた場面から育てていける
自分の価値を育てるというと、新しい資格を取ったり、難しいスキルを身につけたりすることを想像するかもしれません。
もちろん、それも一つの方法です。
でも、その前に見てほしいのが、すでに喜ばれている場面です。
「話が整理されました」
「次に何をすればいいか、わかりやすくなりました」
「先に気づいてもらえて助かりました」
「安心して任せられました」
こうした言葉には、自分がどんな価値を届けているのかが表れています。
情報を整理する力。
相手の意図をくみ取る力。
先を見て準備する力。
複雑なことを進めやすくする力。
その価値を自分でも理解できると、次の仕事でも意識して使えるようになります。偶然喜ばれたことが、再現できる強みに変わっていくのです。
明日の仕事の中で、役割を少しだけ育てる
いきなり肩書きを変えたり、新しいサービスを作ったりしなくても大丈夫です。今の仕事の中で、自分の役割を少しだけ広げることはできます。
作業を終えたあとに、気づいたことを一言共有してみる。
クライアントに喜ばれた理由を、作業名ではなく価値の言葉で残してみる。
自分が楽しかった仕事と、強く消耗した仕事を振り返ってみる。
そうした小さな積み重ねが、
「私は、何をする人なのか」
「どんな場面で力を発揮できるのか」
「これから、どんな役割を育てたいのか」
を教えてくれます。
楽しそうに働く人も、最初から答えを持っていたわけではないのだと思います。
目の前の仕事を通して、自分の価値を見つけ、合わないものを調整し、得意な役割を少しずつ育ててきた。
だから、今の働き方にまだ迷いがあっても大丈夫です。
今日の仕事の中で、自分が役に立てた瞬間をひとつ見つける。
そこから、自分らしい役割も、仕事の面白さも、少しずつ育っていきます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
*メルマガでは、起業家さんや小さなチームの裏側に伴走してきた経験をもとに、裏方仕事の魅力、仕事術、やさしいマーケティング解説などをお届けしています。こちらからご登録ください^^(無料)
