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幅広くできる人こそ、クライアントから選ばれ続ける理由を持てる

こんにちは。
起業家サポーターとして、事業の裏側に伴走している福岡すみれです。

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バナーも作れる。
文章も整えられる。
申込フォームや自動返信メールも設定できる。
必要なら、タスク管理やお客様対応まで担当する。

クライアントから頼まれたことに応えているうちに、できることは少しずつ増えていきます。

それは本来、経験を積んできた証拠です。

けれど、自分の仕事を説明する場面になると、
「いろいろやっています」
「だいたい何でも対応できます」
としか言えず、かえって強みがわからなくなることがあります。

ひとつのスキルに特化している人を見ると、「私は何の専門家なんだろう」と不安になることもあるかもしれません。

でも、幅広くできることと、何でも屋であることは同じではありません。

大切なのは、仕事の種類ではなく、その幅を使ってクライアントにどんな価値を届けているかです。


幅広さが生きるのは、仕事同士のつながりが見えるとき

たとえば、クライアントから「サービス募集用のSNS画像を作ってほしい」と依頼されたとします。

デザインだけを担当するなら、渡された文章を読みやすく配置し、画像として仕上げることが仕事になります。

けれど、文章、導線、バックオフィスの経験もある人なら、画像を作りながら別の部分にも気づけます。

投稿に書かれている内容と、申込ページの説明が少し違っている。
画像では「すぐに申し込める」と伝えているのに、申込フォームまでの場所がわかりにくい。
募集開始日は決まっているけれど、その後のお客様対応がまだ整理されていない。

ここで、すべてを自分で直す必要はありません。
「画像を作る中で、申込ページとの表現に少し違いがあることに気づきました」
「募集後の返信文も、先に用意しておくと進めやすそうです」
と共有するだけでも、制作物の先まで考えていることが伝わります。

幅広い経験がある人は、一つの作業だけでなく、前後の流れや仕事同士のつながりを見つけやすいのです。


クライアントが求めているのは、スキルの数だけではない

クライアントにとって、複数の仕事をまとめて相談できる人は心強い存在です。

バナーはデザイナー、文章はライター、フォームは別の担当者へ依頼するとなると、そのたびに背景や目的を説明しなければなりません。
人が増えれば、確認や調整も増えていきます。

一方で、事業の背景を理解している人が複数の業務に関われると、
「前回の発信内容に合わせて、今回の文章も整えておきました」
「このフォームは、今後の顧客管理にも使える形にしています」
「問い合わせ内容を見て、案内ページにも説明を追加しました」
と、仕事をつなげながら進められます。

クライアントが喜んでいるのは、「いろいろなツールを使えること」だけではありません。

何度も説明しなくていいこと。
担当者同士の調整が減ること。
事業全体の流れをわかったうえで進めてもらえること。

幅広さは、クライアントの判断や管理の負担を減らす価値にもなります。


何でも屋になるのは、仕事が多いからではない

できることが多い人が苦しくなるのは、幅広く対応しているからとは限りません。

依頼された仕事をすべて同じように受け、自分が何を大切にしているのか見えなくなったときに、何でも屋という感覚が強くなります。

同じように複数の仕事をしていても、
「お客様が迷わず動けるように、導線全体を整える」
「クライアントの頭の中を整理し、形にする」
「事業が止まらないように、仕組みと制作の両方を支える」
という軸があれば、仕事はばらばらではありません。

デザイン、文章、事務、仕組みづくりは、その価値を届けるための手段になります。

自分の専門性を見つけるために、できることを無理にひとつへ絞らなくてもいいのです。

むしろ、「私は複数の経験を使って、何を整えているのか」と考えたほうが、自分らしい強みが見えやすくなる人もいます。


選ばれる理由は、仕事の共通点から見つかる

これまで担当した仕事を振り返るとき、業務名だけを並べるのではなく、自分がその中で何をしていたかを見てみます。

SNS投稿では、伝えたいことを整理していた。
顧客管理では、抜け漏れが起きない流れを作っていた。
動画編集では、視聴者が理解しやすい順番を考えていた。
クライアントとのやり取りでは、曖昧な依頼を具体的なタスクへ分けていた。

仕事の種類は違っても、何度も繰り返している関わり方があるはずです。

情報を整理する。
相手の意図をくみ取る。
全体を見て、足りない部分に気づく。
複雑なことを、進めやすい形に変える。

それが、スキルを超えて選ばれている理由かもしれません。

幅広い経験があるからこそ、共通して使ってきた力も見つけやすくなります。


幅広さを、自分の言葉で受け取り直す

「何でもできます」だけでは、自分の価値は伝わりにくいものです。

でも、

「制作と運用の両方を見ながら、サービスが届く流れを整えられます」
「クライアントの考えを整理し、文章やデザイン、仕組みに落とし込めます」
「細かな業務を担当しながら、事業全体の詰まりにも気づけます」

と表現すると、幅広さが選ばれる理由に変わります。

できることが多いからといって、すべての依頼を引き受けなくても構いません。

自分の経験を、誰のどんな場面で使いたいのか。その軸を持ったうえで、必要なスキルを組み合わせていく。

幅広くできる人は、専門性がないのではありません。
一つひとつの仕事をつなぎ、クライアントの事業を前へ進めるという、別の専門性を育ててきた人です。

これまで増やしてきた経験を、ばらばらなスキルとして小さく見なくていい。その幅の中には、あなただから見えること、つなげられること、任せてもらえることがあります。

それを自分の言葉で受け取れたとき、幅広さは「何でも屋」の理由ではなく、これからも選ばれ続ける理由になっていきます。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

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