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誰かの事業を支える仕事に、こんなにも学びがあるなんて思わなかった

こんにちは。
起業家サポーターとして、事業の裏側に伴走している福岡すみれです。

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最初は、目の前の仕事をきちんと終わらせることだけで精いっぱいでした。

依頼された資料を整える。
メールを送る。
スケジュールを確認する。
必要な情報をまとめる。

「頼まれたことに、正確に応える」
それが、支える仕事の基本だと思っていました。

もちろん、今でもその姿勢は大切です。

でも、起業家さんのそばで仕事を続けるうちに、少しずつ見えるものが増えていきました。

なぜこの商品をつくろうとしているのか。
どんなお客様に届けたいのか。
売上だけではなく、どんな事業にしていきたいのか。
何を大切にして、どんなことに迷うのか。

誰かの事業を支えることは、ただ作業を手伝うことではありませんでした。

事業がつくられていく過程を、すぐそばで見せてもらうことでもあったのです。


正解のない中で、決めて進む姿を知った

起業家さんは、いつも自信を持って決断しているように見えることがあります。でも実際には、迷いながら選んでいる場面がたくさんあります。

この企画は今やるべきか。
価格はこれでよいのか。
お客様の声をどこまで反映するか。
自分がやりたいことと、求められていることをどう重ねるか。

正解が決まっているわけではありません。

たとえば、打ち合わせで決めた内容が、数日後に変わることもあります。
支える側としては、「また修正か」と思う日もあるかもしれません。

けれど、その背景を知ると、ただ気分で変えているわけではないことがわかります。

実際に言葉にしてみたら違和感があった。
お客様の反応を見て、届け方を考え直した。
無理なく続けられる形にしたくなった。

一度決めたことを変えるのは、後戻りではなく、より納得できる形を探している途中なのだと思えるようになりました。

私はその姿を見ながら、「決めてから迷わない人が強いのではなく、迷ったあとにもう一度選び直せる人が前へ進むのかもしれない」と学びました。


作業の先にいる人を見るようになった

支える仕事をしていると、ひとつの作業が、事業の中でどこにつながっているのかを考えるようになります。

たとえば、お客様から届いた感想を整理する仕事。
最初は、読みやすくまとめれば終わりだと思うかもしれません。

でも、内容を読んでいくと、

「同じところで悩んでいた人が多い」
「この言葉が特に響いている」
「期待されていたことと、実際に喜ばれたことが少し違う」

と、次のサービスや発信につながるヒントが見えてきます。

問い合わせ対応でも同じです。

一件ずつ返信するだけではなく、同じ質問が続いているなら、案内のどこかがわかりにくいのかもしれない。お客様が不安になるタイミングが、そこに表れているのかもしれません。

目の前の作業を通して、その先にいるお客様を見る。
さらに、その反応をクライアントの事業改善につなげる。

そうしているうちに、私自身も「仕事とは、頼まれたものを完成させることだけではない」と考えるようになりました。

誰かが迷わず動けること。
安心してサービスを受け取れること。
次の判断に必要な材料がそろうこと。

見えにくいけれど、そうした変化をつくることも仕事なのだと知りました。


誰かの事業から学んだことを、自分の仕事にも返していく

誰かの事業を支えていると、自分とは違う考え方や選び方に触れます。

すぐに売上につながらなくても、信頼を優先する人。
得意なことに集中するために、手放すことを決める人。
お客様の声を聞きながらも、すべてに合わせすぎない人。
暮らしを守るために、あえて事業を大きくしすぎない人。

どれが正解ということではありません。

ただ、いろいろな事業のつくり方を近くで見ることで、自分の働き方についても考えるようになります。

私は何を大切にしたいのか。
どんな人と働きたいのか。
どこまでなら無理なく続けられるのか。
どんな形で役に立つと、自分もうれしいのか。

支える仕事は、自分が主役になる働き方ではないかもしれません。
でも、自分のキャリアを誰かに預ける仕事でもありません。

人の事業を通して学んだことを、自分の仕事の進め方や、これから選ぶ関わり方に返していくことができます。

明日から、仕事を終えたときに、ひとつだけ残してみてください。

「今日の仕事から、何を学んだだろう」

相手への伝え方かもしれない。
判断の仕方かもしれない。
お客様を見る視点かもしれない。
自分の得意や苦手に気づいたことかもしれません。

小さくても言葉にしておくと、ただ作業を終えた一日が、自分の経験として積み重なっていきます。

誰かの事業を支える仕事は、相手の前進を助ける仕事です。
そして同時に、自分自身の視野や働き方も育ててくれる仕事なのだと思います。

頼まれたことに応える日々の中で、気づけば事業を見る目が育ち、人を見る目が育ち、自分の仕事を選ぶ軸も少しずつできていく。

こんなにも学びがあるなんて、私も最初は思っていませんでした。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

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