メガネもS・M・L・XLでサイズ展開してほしい
このメガネかわいい、と思う。
このメガネかっこいい、ほしい、となる。
でも、だいたい小さい。
あれは何なんやろう?
見た瞬間はいいのだ。
写真で見ているぶんには、かなりいい。
フレームの形もいいし、色もいいし、ちゃんと今っぽい。
でも、いざ自分がかける前提で考えた瞬間に、ちょっと嫌な予感がする。
そしてその予感は、だいたい当たる。
小さいのである。
横幅が足りない。
なんか詰まる。
顔の中に収まるというより、顔に対してちょっと頑張って乗っている感じになる。
おしゃれなはずなのに、どこか「無理してる感」が出る。
これじゃない、となる。
メガネって、服みたいにサイズの話をもっとしていいと思う。
なのに、なぜかそこだけ、妙に曖昧なまま進む。
かわいいデザイン。
人気フレーム。
流行の形。
そういう話は山ほどあるのに、「で、これ顔の大きさ的にどこまで対応してますか」は、あまり前に出てこない。
ここが地味につらい。
メガネのモデルやってる人って、だいたい小顔すぎる。
そりゃ似合うやろ、と思う。
あの輪郭で、あのバランスで、あの鼻筋なら、だいたい何かけてもそれなりに成立する。
でも、こっちはそうではない。
もっと現実の顔で生きている。
もっと普通に横幅がある。
もっと普通に「このフレーム、なんか小さいな」が起こる。
なのに写真だけ見ていると、つい夢を見る。
これかわいいな。
これ似合ったらいいな。
でも現実では、だいたい入らない。
あるいは入るけど、なんか違う。
ここに何回もやられる。
私はこれ、服より残酷だと思う時がある。
服なら、サイズ展開がある。
SがだめでもMがある。
MがだめでもLがある。
体型に対して「そもそも合う規格がある」という前提が一応ある。
でもメガネって、それがあまり見えない。
サイズ表記はあるのかもしれないけれど、もっとわかりやすく主張してほしい。
S、M、L、XLくらいで、ぱっと見てわかるようにしてほしい。
ほんまにそれだけで、だいぶ救われると思う。
かわいいメガネが欲しい人って、たぶんデザインだけを求めているわけではない。
ちゃんと自分に似合う形で、そのかわいさを手に入れたいのだ。
でもサイズが合わないと、そこにたどり着く前に終わる。
デザインは好きなのに、自分の顔の上では別のものになる。
あれは地味に心が折れる。
私は、顔が大きいとか小さいとかを、そこまで深刻なコンプレックスとして語りたいわけではない。
でも実際問題、メガネってかなり顔との相性が出る。
そしてその相性には、センスだけではどうにもならない物理サイズの問題が普通にある。
だから「似合わない」と一言で片づけられると、少し違うなと思う。
似合わないのではなく、そもそもサイズが合っていないだけのことも多い。
そこを精神論みたいにされても困る。
フィットしてないメガネは、誰がかけても微妙になる。
つまり必要なのは、もっと堂々としたサイズ展開なのだと思う。
メガネもS、M、L、XLくらいで出してほしい。
そして、モデルの顔だけじゃなく、「このサイズはこういう顔幅の人向けです」くらいの情報を、もっと普通に見せてほしい。
それだけで、いらん落胆がかなり減る。
かわいい、ほしい、でも無理そう、の三段落ちを何回もやるの、普通に疲れるのである。
たぶん世の中には、私と同じように「かわいいメガネだいたい小さい問題」に引っかかっている人がそこそこいると思う。
でもメガネって、なんとなく“顔に合わせるもの”というより、“顔が合わせにいくもの”みたいな空気が少しある。
そこが納得いかない。
顔にメガネを合わせてくれ。
こっちがフレームに無理やり合わせにいくんじゃなくて、向こうがもう少し寄ってきてくれ。
そのためのサイズ展開やろ、と思う。
メガネって、視力矯正の道具でもあるけれど、かなり顔の一部でもある。
毎日つける人にとっては、服よりずっと長く身につけているものかもしれない。
だからこそ、「まあこれでいいか」で済ませたくない。
ちゃんと似合いたいし、ちゃんと好きでいたい。
そのためには、デザインだけじゃ足りない。
サイズがいる。
このメガネかわいい。
かっこいい。
ほしい。
でも、だいたい小さすぎる。
この地味な絶望を、メガネ業界にはもう少し真面目に受け止めてほしい。
服みたいに、サイズを選ばせてほしい。
似合う似合わない以前に、まず物理的にちゃんとハマるところから始めさせてほしい。
メガネもS、M、L、XLくらいでサイズ展開してほしい。
