【2026年実体験】ジェノヴァ寄港地完全ガイド|半日モデルコースとグルメ紹介
MSCワールドエウローパ7日間クルーズ、マルセイユの次の寄港地は北イタリアの港町ジェノヴァでした。
実際に回った半日モデルコース
09:00 MSCワールドエウローパを下船
09:15 港から公共バスでボッカダッセまで移動
10:10 ボッカダッセを散策
10:50 公共バスでフェラーリ広場まで移動
11:30 フェラーリ広場でフォカッチャタイム
12:15 ペストを求めて旧市街を散策
13:00 世界遺産ガリバルディ通りを散歩
13:30 Pesto Per Amore Campettoをテイクアウト
14:00 PESTOBENEでペストフォカッチャを購入
14:30 MSCワールドエウローパに乗船
本記事の内容を映像でも楽しめるので、ぜひYouTubeも見てみてください。
MSCワールドエウローパを下船

7:30に部屋へ朝食を届けてもらうようお願いしていたのですが、実際には5分前の7:25に持ってきてくれました。
時間をしっかり守ってくれるMSCの客室係は素晴らしいと思います。
そして、この日にインルーム朝食を選んで正解でした。
理由は2つあります。
1つ目は、ジェノヴァらしいカラフルな建物が並ぶ景色を眺めながら、非日常感のある朝食を楽しめたこと。
2つ目は、ジェノヴァの入港時間が8:00だったため、その直前のビュッフェ会場はかなり混雑していたと思われることです。
結果的に、ゆったりと景色を楽しみながら朝の時間を過ごすことができました。
ゆっくり朝食を楽しんでから、外に出たのが9時でした。

ジェノヴァは立派なターミナルがあり、そこもテンションが上がるポイントでした。
そして、部屋から見ても分かったのですが、港の前にはバスも通る大きな道路があり、市内へのアクセスも抜群に良かったです。
港から公共バスでボッカダッセまで移動

最寄りのバス停である「Gramsci 1/COMMENDA」から20番バスに乗車します。
バス停で乗りたいバスを待っている間に、先に到着した別のバスを覗いてみたところ、クレジットカードのタッチ決済が可能だったため安心して利用できると思いました。
しかし、乗車予定だった20番バスが来た際に乗ってみると、古い車両でクレジットカードのタッチ決済には対応していませんでした。
また、整理券や車内現金払いの仕組みも見当たりませんでした。

どうすればいいかもわからないまま、バスの乗換地点であるヴィットーリオ広場近くの「Cadorna / Piazza Della Vittoria」で下車しました。

この場合の正しい乗り方は、事前にタバコ屋(Tabacchi)や売店でチケットを購入することです。
しかし、今回はすでに乗車してしまっており、対応ができませんでした。
また、ヴィットーリア広場近くのタバッキに行ってみたものの、まだ営業時間外で購入することができませんでした。

最終的な手段として、公式アプリを利用してチケットを購入しました。
クレジットカード決済が可能で、その場でシングルチケットを取得できるため非常に便利でした。
その後、「Brigata Bisagno / Cadorna」から31番バスに乗り換え、目的地まで向かいます。

ボッカダッセを散策

31番バスで「Italia 6 / BOCCADASSE」で下車しました。
これがボッカダッセの最寄バス停です。
乗り換え時間にもよりますが、全体で約30分程度でした。
ジェノヴァ観光ではこのボッカダッセを見ることが1番の楽しみでした。
目の前に出てきたら感動するんだろうなと思っていました。
でも実際、ボッカダッセはイメージよりも小さなエリアで、当日は雲がかかっていたこともあり少し残念に感じる部分もありました。

それでも、ビーチには多くの人が集まっており、観光地というより地元の人たちの生活感が残る穏やかな雰囲気を感じることができました。
小石混じりのビーチでは日光浴を楽しむ人の姿も見られましたが、気温はまだ20度前後だったため、実際に海へ入っていた人は1人だけでした。

また、楽しみにしていたジェラート店やペスト専門店は、この時間帯では営業していませんでした。
そのため、ボッカダッセでの滞在時間は30分ほどとなりました。
もし、イタリアの夏らしい活気あるボッカダッセの雰囲気を楽しみたいのであれば、昼過ぎに訪れる方が良いかもしれません。
ジェラートを片手にカラフルな街並みを背景に写真を撮るなら、もう少し遅い時間帯の方が雰囲気はかなり良さそうに感じました。

公共バスでフェラーリ広場まで移動

ボッカダッセからは坂と階段を上って戻り、「De Gaspari 1 / Cavallotti」のバス停へ向かいます。
そこから42番バスに乗ればフェラーリ広場まで行くことができます。
今回乗車したバスはクレジットカードのタッチ決済に対応しているタイプのバスでした。

ボッカダッセへ向かう際に購入したシングルチケットは、まだ110分の有効時間内だったため、復路ではクレジットカードのタッチ決済は利用しませんでした。
なお、ジェノヴァの公共交通機関の利用方法やチケットルールについては、本記事後半の「ジェノヴァ攻略情報」に詳しくまとめています。
フェラーリ広場でフォカッチャタイム

「Dante 1 / De Ferrari」で下車すると、目の前にはジェノヴァを象徴する大きな噴水が広がっていました。
フェラーリ広場は、イタリアらしい歴史的建築に囲まれた開放感のある空間で、ジェノヴァの中心地らしい存在感があり、とても印象的な場所でした。
そして、マルセイユに続いて、この日もどうしてもトイレに行きたくなってしまい、当初予定していなかったカフェへ入ることにしました。
ただ、前回の反省を活かし、今回は事前にクレジットカードが利用できること、そしてトイレがあることをしっかり確認してから入店しました。
注文したのは、ジェノヴァ名物のペストフォカッチャと、トマトとチーズのフォカッチャ、それとエスプレッソ。
雰囲気の良いテラス席で、ジェノヴァの街並みを眺めながらゆっくりいただきました。

ジェノヴァに到着してからここまでは、正直なところ、想像していたよりも少し寂れた街並みを目にすることが多くありました。
しかし、このフェラーリ広場周辺では、イメージしていた通りの活気あるイタリアの雰囲気を感じることができました。
人々で賑わう広場、歴史ある建築、美しいテラス席のカフェなど、ようやく「イタリアに来た」と実感できる空気感があり、個人的にはジェノヴァ観光はここから本格的に始まったように感じました。
ペストを求めて旧市街を散策

ここからが私が感じた本当のジェノヴァでした。
フェラーリ広場からコロンブスの家には行かず、
サン・ロレンツォ方面に向かいました。
コロンブスの家に行かなかった理由としては、「コロンブスが住んでいた“かもしれない”家」という位置づけに、そこまで強い興味を持てなかったからです。
ジェノヴァの狭くて暗い道を歩いていると、急に目の前に現れたサン・ロレンツォ大聖堂。

この大聖堂はジェノヴァのカテドラルであり、第二次世界大戦中に聖堂内へ爆弾が落下したものの、不発だったという有名な逸話でも知られています。
その話を知っていたので、本当は中にも入ってみたいと思っていました。
ただ、旅先で大聖堂ばかり巡っていると、あまり興味のない彼女に怒られてしまうので、今回はジェノヴァでは入らないと決めていました。
外観は白と黒の縞模様が特徴的で、どこかマルセイユ大聖堂にも通じる雰囲気があります。
中世に地中海交易で栄えたジェノヴァらしく、東ローマ帝国やビザンツ文化の影響を感じられるデザインでした。
私が夢中で外観を撮影している間、彼女はあまり興味がなさそうにお土産を見ていました。
逆に、私はお土産にはほとんど興味がないので、ちょうど良いバランスなのかもしれません。
しばらく旧市街を歩いていると、今回ジェノヴァで最も楽しみにしていた店の一つ、ペストがたっぷり入ったフォカッチャで有名な人気店「PESTOBENE」が現れました。
ちなみに、ペストとは、日本で一般的に「ジェノベーゼ」と呼ばれている、バジルをすりつぶして作るソースのことです。

ジェノヴァ随一のペスト人気店ということもあり、店の前にはかなりの行列ができていました。
ただ、回転は比較的早いため、待ち時間自体はそこまで長くありませんでした。
しかし、ここでまさかの出来事が起こります。
私たちの3組前で、楽しみにしていたペストフォカッチャが売り切れてしまったのです。
今回のジェノヴァ観光で一番食べたかったものだっただけに、そのショックはかなり大きなものでした。
世界遺産ガリバルディ通りを散歩

ガリバルディ通りは、中世から金融都市として栄えたジェノヴァの歴史的繁栄を感じられる通りで、必ず訪れるべきスポットだと感じました。
フェラーリ広場から徒歩約10分でアクセスでき、急に雰囲気が変わるためすぐに分かります。
観光というよりは歩くこと自体が目的になる通りなので、途中でジェラートを買って食べながら散策するのもおすすめです。

もともとはジェラートを買い、そのまま食べ歩きをしながらガリバルディ通りを散策する予定でした。
しかし、ジェラートの本格的な楽しみは後日訪れるシチリア島まで取っておくことにして、ここではアフォガードをいただくことにしました。
本場イタリアの濃厚なエスプレッソに、冷たいバニラジェラートを合わせたアフォガードは非常に美味しく、歴史ある街並みやゆったりした空気感も相まって、印象に残る時間となりました。

ガラスのカップだったので、飲みながら歩くことはできませんでした。
飲み終わってガリバルディ通りの奥の方までゆっくり散歩しました。

Pesto Per Amore Campettoをテイクアウト

PESTOBENEで念願のペストフォカッチャを食べることができなかった時点で、実はすでに次の手は考えていました。
今回のジェノヴァ旅行を計画していた段階で、最後まで候補として残っていたもう一つの有名店。それがPesto Per Amoreです。
こちらはフォカッチャではなく、ペストパスタが名物のお店として知られています。
そのため、迷わず一番人気のメニュー「LA TRADIZIONE」を注文しました。

マカロニのような短めのパスタに濃厚なペストがたっぷり絡み、とても美味しかったです。
結構量は多いので、一つを2人でシェアするのが良いと思います。
そして、この前にあったお店で乾燥パスタを購入して、後日家で再びペストパスタを食べました。
PESTOBENEでペストフォカッチャを購入

先ほど、売り切れを宣告されたPESTOBENEです。
先ほど食べたペストパスタが非常に美味しく、「やっぱりどこかでもう一度ペストを食べたい」と思っていた時に、「もしかしたら販売を再開しているかもしれない」とふと思いました。
ダメ元で再訪してみたところ、なんとペストフォカッチャ「PIESTA」の販売が再開されていました。
実際に食べてみると、本当に最高に美味しかったです。
濃厚なペストの香りとフォカッチャの相性が抜群で、ジェノヴァで食べたかった味そのものでした。
しかも、再訪したタイミングでは行列もなくなっており、一切待たずに購入することができました。
もし売り切れていても、時間を空けて再訪してみる価値は十分あると思います。
MSCワールドエウローパに乗船

ジェノヴァは主要観光地が比較的コンパクトにまとまっており、港へのアクセスも良いため、帰りは徒歩で船へ戻ることにしました。
旧市街から港までは約20分ほどで、思っていた以上にあっという間に到着しました。
そして最後に、部屋のバルコニーからジェノヴァの街並みをゆっくり眺めながら、次の寄港地であるナポリへ向けて出航しました。
ジェノヴァ攻略情報
基本情報
ジェノヴァは、イタリア北西部・リグーリア地方を代表する港湾都市で、長い歴史を持つ地中海交易の拠点として発展してきました。
起源は古代リグリア人の集落にさかのぼり、中世には海洋共和国として勢力を拡大し、特に中世〜近世にかけてはヴェネツィアやピサと並ぶ海洋国家として地中海貿易を支配した歴史を持ちます。
現在はイタリア最大級の港湾都市のひとつであり、工業・物流・クルーズの重要拠点として機能しています。また、旧市街はヨーロッパ有数の密集した歴史地区として知られています。
地中海に面した立地から、イタリア文化に加え、海洋交易を通じて形成された多様な文化的影響が混ざり合う都市でもあり、港町特有のリアルな生活感と歴史的な街並みが共存しています。
市内アクセス
フェラーリ広場、旧市街、ガリバルディ通りあたりは港から徒歩で20分ほどでアクセス可能です。
実際に帰りは徒歩で港に戻りましたが、新鮮な光景を見ながら歩く20分間はあっという間に感じます。
公共交通機関を使っても同じくらいの時間がかかるので徒歩がおすすめです。
ボッカダッセに行く場合は、港から一番近いバス停「Gramsci 1/COMMENDA」から多くのバスが出ています。
他の手段としては地下鉄がありましたが、港から最も近いPrincipe駅はGoogle Mapで偽警官の詐欺被害似合ったコメントが多く見られるため利用しませんでした。
公共交通機関
ジェノヴァの公共交通機関は、正直なところ少し分かりづらく、今回の旅の中でも一番戸惑ったポイントでした。


VISAタッチで乗車できる新型のバスもあれば、対応していないバスもあるので、タバッキやお土産屋でチケットを購入するか、公式アプリを利用してチケットを購入するのが安全です。
アプリはクレジットカード決済が可能で、その場でシングルチケットを取得できるため非常に便利でした。
ジェノヴァの公共交通機関は€2.00でシングルチケットを購入すれば、110分以内の乗り換えは別途支払う必要はありません。
決済事情
ジェノヴァでは、フェラーリ広場のカフェ、ガリバルディ通りのジェラート屋、ペストの有名店2軒に立ち寄りましたが、いずれもJCBやAMEXは利用できませんでした。
一方で、VISAであれば訪れたすべての店舗で問題なく決済できたため、現金は基本的に不要という印象でした。
そのためジェノヴァでは、VISAカードさえあればキャッシュレスで対応可能だと感じました。
治安
全体として治安の悪さを強く感じることはありませんでした。
ただし、人通りの少ない細い路地では照明が暗く、やや不安を感じる雰囲気の場所もありました。それでも特にトラブルなどは起きていません。
また、場所によっては尿のような匂いがするエリアもあり、衛生面で不快に感じることはありました。
