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【考察】JWマリオット東京の価格は妥当か?ブランドから読み解く

※サムネ画像は公式サイトより

2025年10月2日、3年前から楽しみにしていたJWマリオット東京がいよいよ開業します。

それに先立ち、先日予約受付が開始されましたね。

その日を楽しみにしておりまして、宿泊金額の予想をしていました。

ズバリ私の一泊あたりの予想金額は

最低8万円
最高13万円

でした。

「JWマリオット」は、創業者ジョン・ウィラード・マリオットの名に由来するブランドで、マリオットグループのラグジュアリーカテゴリーに位置づけられるホテルなので、それに見合う予想としました。

JWマリオットマーキスドバイで撮影

左側が創業者ジョン・ウィラード・マリオット、右側はその息子ビル・マリオットです。

東京のホテル相場

最近、東京のラグジュアリーホテル相場は上がりすぎていて、10万円付近が一つの基準となっています。

アマンとブルガリはウルトララグジュアリーなので、20万円を切ることはないです。

ラグジュアリーとウルトララグジュアリーの違い

格付けランキングについて詳しくはこちらから

他のマリオット系のラグジュアリーホテルの一泊あたりの相場を確認します。
参考にするのは、JWマリオット東京の開業日を含む10月の料金です。

プリンスギャラリー紀尾井町, A LUXURY COLLECTION
ザ・リッツ・カールトン東京
東京エディション虎ノ門
東京エディション銀座

東京のラグジュアリーホテルの相場は

10万円〜15万円

くらいであることが分かります。

JWマリオットの相場と印象について

主観的にみた印象

これまでJWマリオットには、ドバイと奈良で宿泊した経験があります。

ロゴのグリフォンがかっこいいですよね。

ドバイのグリフォン
奈良のグリフォン

正直な感想としては、格付けピラミッドで「プレミアム」ランクに分類されるウェスティンや、オートグラフ コレクションのメズム東京、プリンスさくらタワー、パークタワー東京などと比較すると、

  • サービス:同等

  • 内装:優れている

という印象です。

一方で、「ラグジュアリー」ランクに位置づけられるエディション、リッツ・カールトン、A LUXURY COLLECTIONのHOTEL THE MITSUI KYOTOなどと比べた場合

  • サービス:やや劣る

  • 内装:同等

という評価になります。
つまり、格付けピラミッドに表しているように「ラグジュアリー」の中ではプレミアムに近いブランドということです。

客観的にみた印象

これは、フォーブストラベルの評価にも顕著に表れています。

フォーブストラベルアワードについて詳しくはこちらで説明しています。

有名ラグジュアリーブランドとスター保有率を比較してみましょう。

sun作成 2025/7/19

ちなみに、Luxury Collectionの5スターホテルは2つとも日本にあるホテルです。
それは、HOTEL THE MITSUI KYOTOとプリンスギャラリーです。

プレミアムブランドのスター保有率は1%未満

でしたので、JWがプレミアムではなく、ラグジュアリーブランドであることは確かです。

ここまで主観と客観的評価を見てきました。
以上の理由からJWマリオットの立ち位置は

ラグジュアリーの最下層

としています。

その上で、開業月の宿泊料金をご覧ください。

JWマリオット東京

15万円でした。
では他の月も全て見てみたところ、現時点では

最安値12万円
最高値23万円
平均値16万円

でしたので、予想より大幅に上振れていました。

2026年東京に開業するウォルドーフ・アストリア日本橋であれば、この辺りの価格帯が妥当だと思っていますが、JWマリオットにしては高すぎる。

高価格設定の理由を考察

この強気な価格設定の裏には3つの理由があると考えました。

① 立地プレミアム

JWマリオット東京は、高輪ゲートウェイ駅前の再開発エリア内の新築高層ビル23階から30階に誕生します。
都内でも開発余地の限られた一等地で、今後のビジネス・観光両面でのハブとなることが見込まれており、新しい東京の玄関口という付加価値が宿泊単価を押し上げています。

② インバウンド富裕層をメインターゲットに

日本人にはまだあまり知られていないJWマリオットブランドですが、海外では「マリオットのラグジュアリーカテゴリ」として一定の信頼を得ているため、訪日富裕層には訴求力があります。
国内でのブランド認知度を気にせず、円安の影響で割安に感じる外貨顧客を中心に収益を最大化する戦略と捉えれば、強気の価格設定にも納得がいきます。

③ 逆説的なブランド戦略

JWマリオットは、リッツ・カールトンやエディションといったラグジュアリーブランドに比べると下位とされる位置づけですが、今回の東京ではあえてそのブランドポジションを打ち破る価格戦略を取っています。
「JW=高級」という印象を市場に植え付けるために、初動で安売りせず、ブランド価値を価格で作っていく逆説的な戦略とも言えるでしょう。

この価格を納得のいくものにするために

総支配人を務めるクリストファー・R・クラーク氏は、日本初進出となった「JWマリオット・ホテル奈良」の開業時から同ホテルを牽引し、JWブランドとして世界で初めてフォーブス・トラベルガイドの4つ星を獲得へと導いた立役者です。さらに、「ザ・リッツ・カールトン大阪」の総支配人も務めた経歴を持ち、日本のラグジュアリーホテル市場に深く通じた確かな手腕を誇ります。

さらに、2023年に奈良がJWブランド初の星を獲得して以降、JWブランド全体のフォーブス評価は6軒にまで増加しており、比較的新しいJWマリオットの開業ホテルは、クオリティ面で高評価を得やすい傾向がうかがえます。
これは、ブランド方針自体が近年刷新された可能性も考えられ、東京におけるJWマリオットの挑戦にも期待がかかります。

もっとも、私は現時点での価格はやや過剰評価と見ており、今後ある程度の値下げが入る可能性もあると予想しています。
しばらくは宿泊を見送り、価格とクオリティのバランスが見合うタイミングを見極めたいと考えています。


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