【宿泊記】HOTEL THE MITSUI KYOTO -原点にして頂点-
「HOTEL THE MITSUI KYOTO」
私が人生で初めて自らの意思で選び、宿泊した高級ホテルです。
それから40ヶ所以上の高級ホテルに宿泊しましたが、未だに私の中で1番のホテルであることに変わりはありません。
※下記の格付けピラミッドに載っているものが高級ホテルとしています。

本記事では、2021年4月に宿泊した際の体験を中心に、補足として2022年1月の滞在時の情報も交えながら綴っていきます。この滞在は、私にとって初めてのラグジュアリーホテルであり、同時にマリオット・ゴールドエリートとしての初滞在でもありました。
この門から
私の物語も、このホテルも、すべてはこの門から始まりました。

開業から1年間は、開業を祝して三井家の色である紫の門幕が掲げられていました。
現在でも、祝い事や特別な行事の際には、この紫の門幕が用いられます。

2020年11月の開業から1年以上が経過した、通常時には白の門幕が掲げられています。
白からは、このホテルが決して表に出さない自信と謙虚さが感じられました。
1703年に創建され、三百年以上の歴史を持ち、登録有形文化財(建造物)にも登録された特別な門をくぐり抜け、いよいよホテルの内部へと足を踏み入れます。
迎賓の間にて
扉が開くと、外と内の境界が曖昧になるほど、静かで整った空間が広がっていました。

こちらの写真は、チェックイン後しばらくしてから撮影したものです。
チェックイン時は動画のみ撮影していたのですが、その際は庭とロビーをつなぐ窓がすべて開放され、外と完全に一体化した空間になっていました。

案内されたのは庭に最も近いソファ席。
4月の心地よい風を感じながら、干菓子と冷たい煎茶をいただき、そのソファ席にてチェックインの手続きを行いました。
デラックスルームを予約していたのに、ニジョウルームへアップグレード。
ここで初めて”マリオットゴールドエリート”を実感することになります。
そして、チェックインはカウンターで行うものだと思い込んでいた私にとって、ここで初めて“ラグジュアリーの世界”を実感することになります。
ただ、これはまだ、ほんの始まりに過ぎません。
未踏へと続く回廊
この回廊は、更なる非日常へと足を踏み入れるための、ひとつの境界線でした。

等間隔に並ぶ木のフレームと、柔らかな間接照明がつくるリズムは、歩く速度さえも自然と整えてくれます。
視線の先へと静かに導くこの廊下は、目的地へ急がせることなく、「向かう時間」そのものを味わわせるための空間でした。
この廊下を抜けると、更なる未踏の領域が広がっていると思うだけで、胸の高鳴りは静かに、しかし確かに増していきます。
静寂を住まう客室
余計な装飾を排した空間に、窓の向こうの景色までもが、設えの一部として溶け込んでいました。



足元に広がる余白。
視線の先には、世界遺産・二条城の景色。
キングサイズのベッド、一枚板のテーブル、静かに佇む盆栽。
BOSEのスピーカー、ウェルカムギフト、テレビ画面に映る名前入りの挨拶。
ダブルシンクの洗面、自然に動き出すカーテン、柔らかなスリッパと靴置き、端正に掛けられたベッドスロー。
間接照明に包まれた室内と、その先に広がる外の景色。
そこにあるすべてが新鮮で、ひとつひとつが胸を躍らせました。
備え付けのBOSEスピーカーとスマートフォンをBluetoothで繋ぎ、静かにクラシックを流す。
アメニティとして用意されていた無料の水を、デロンギのケトルで沸かし、TWGの紅茶を淹れました。
細部にまで行き届いた備品へのこだわりに触れながら、
「これがラグジュアリーなのか」と、思わず深く息をしました。
時間を忘れて過ごしていると、いつの間にか、空は静かに赤く染まっていました。

静謐を湛える
そこは、ただ身を委ねるだけで、心と身体の輪郭がほどけていく場所でした。

終始貸切状態だったため、私は中央のソファベッドに身を横たえていました。
聞こえるのは、人の声ではなく、水面がわずかに揺らぐ音だけ。
美しい間接照明に照らされた岩と水を、心を無にして眺めていると、やがて頭上からミストが噴射し、空間はさらに幻想的な表情を帯びていきます。
この非日常を極めた、自分だけのためのような空間。
それは本当に現実なのか、それとも一瞬の幻なのか。
そう思わせる時間でした。
そしてさらなる癒しを求め、シグネチャートリートメントスパを90分受け、ディナーへと向かいます。
夜の訪れ
春の夜風を浴びながら、癒しと静けさは、ゆっくりと深みを増していきました。


イタリアンレストラン「FORNI」でディナーコースを楽しんだ後、部屋へ戻ると、そこはまるで時間が巻き戻されたかのような空間になっていました。
ベッドはシワひとつなく整えられ、ベッドサイドには新しい水と美容パック、そして抹茶のリップバーム。
飲み終えた水やゴミはきれいに片付けられ、TWGの紅茶やネスプレッソのカプセルも静かに補充されています。
これが、私にとって初めて体験したターンダウンサービスでした。
良くも悪くも、この夜が、これからのホテル体験におけるひとつの基準になっています。

脚を伸ばして壁に触れるほど巨大な大理石のバスタブ。
ハンドシャワーとレインシャワーはボタン一つで直感的に操作でき、水質調整も驚くほどスムーズです。
ホースに至るまで美しさを感じさせるAXORのシャワーは、これまで人生で体験した中でも、間違いなく最も心地よいものでした。
アメニティにはLa BOTTEGA製のものが揃えられており、その品質の高さにも納得します。
バスピローに頭を預け、レインシャワーを流しながら、まるでサーマルスプリングに身を委ねているかのような時間を過ごしました。
お風呂上がりにはTWGのカモミールティーを飲み、キングサイズベッドで1人眠りにつきます。
朝の余白
目覚めてもなお、このホテルはまだ、私を日常に引き戻そうとはしませんでした。

まずは庭園を散歩します。
ホテルの外へ出て、近所にある金運招福で有名な御金神社へお参りしました。
ここでは御神籤を引き、結果は大吉。
旅の朝として、これ以上ない始まりです。

その足で、近くに見つけたパン屋でパンを購入。
部屋に戻り、ネスプレッソで淹れたコーヒーとともに、クラシック音楽を流しながらいただきました。
何気ない日常のような朝のはずなのに、すべてが優雅で、時間がゆっくりと流れているように感じられます。
マリオットゴールドエリートの特典により、レイトチェックアウトが適用され、14時までゆっくりと過ごすことができました。
残りの時間でもう一度サーマルスプリングSPAに行きたいと思い、現在の状況を確認するためにスパへ電話しました。
少し脱線しますが、この滞在中、スタッフの電話対応には終始心を打たれていました。
「お待たせいたしました、sun(すん)様」
と名前を呼んで応対してくれたうえで、丁寧に用件を聞き取り、会話の最後には必ず
「sun(すん)様、ほかに何かお手伝いできることはございますでしょうか」
と一言添えてくれます。
その姿勢から、このホテルの姿勢そのものが伝わってくるようでした。
電話の際、現在は他に利用者はいないとのことで、再びサーマルスプリングへ向かいます。
チェックアウトの準備を始める時間帯だったのか、またしても幻想的な空間には私ひとり。
誰にも邪魔されることのない、特別なひとときを過ごすことができました。
岩の間に腰掛けたり、ジャグジーに身を委ねたりもしましたが、やはり何より印象的なのは、ミストの下にあるソファベッドを独占する時間です。
ミストが噴き出す瞬間、時折水滴が落ちてきて、不意に肌に触れると驚くほど冷たい。
けれど、その感覚すらも、この空間では特別な体験に変わります。
再び極上のひとときを味わい、いよいよチェックアウトの準備をしようと部屋へ戻ったそのとき、
この滞在を通して、最も心を打たれる瞬間が待っていました。
別れ際のおもてなし
私はここで、本物のラグジュアリーとは何かを知りました。
12時過ぎ。
名残惜しさを胸に、心と身体を整え、いよいよ立ち去る準備をしようと部屋へ戻ると
そこには、信じられないほど整えられた空間が待っていました。
スリッパは綺麗に揃えられ、靴は靴棚へ。
ミニバーのネスプレッソ、TWGの紅茶、水はすべて補充されています。
机の上に置いていたPC、iPad、眼鏡、ネックレスは美しく並べられ、充電ケーブルは丁寧に束ねられていました。
眼鏡の下には、ホテルロゴ入りの眼鏡拭き。
脱ぎっぱなしだったジーンズは綺麗に畳まれ、ベッドにはシワひとつありません。
ベッドサイドに置いていた本も向きを整えられ、アイロン台とアイロンは使用可能な状態でセットされています。
窓は磨き上げられ、洗面台のアメニティはすべて補充。
バスローブは元の位置に戻され、タオルはすべて新品に交換。
洗面台とバスルームには、水気が一切残っていませんでした。
ここまでも”ラグジュアリーの世界”には幾度となく驚かされてきましたが、
合理的に考えれば、チェックアウト直前の部屋をここまで完璧に整える理由はありません。
それでも、そこまでやる。
この合理性を超えた所作こそが、ラグジュアリーの真髄なのだと、この瞬間に確信しました。
しかも、私は常連でもなく、無料宿泊特典での滞在です。
それでも、このレベルのサービスが提供される。
正直に言って、
この水準を他のどのラグジュアリーホテルも超えてきていません。
そして、この先もこの体験を超えるホテルが現れない限り、
私の中で、このホテルは「原点にして頂点」であり続けます。
そして、これはたまたま私が運よく体験できた出来事ではありません。
このホテルは、世界のホテル業界で最も権威ある二つのアワードを、いずれも最高評価で受賞している数少ない存在だからです。
・Forbes Travel Guide 5 Stars
・MICHELIN Guide ホテルセレクション 3 Keys
この2つを同時に最高ランクで獲得しているホテルは、日本ではわずかに二軒のみ。(もう一つはパレスホテル東京)
さらに、フォーブス・トラベルガイド5つ星を開業初年度に受賞した唯一のホテルでもあります。
この評価は、特別なゲストだけに向けられたものではなく、
すべての宿泊者に対して、常に提供されるサービスの水準を示しています。
だからこそ、
私がここで体験した「本物のラグジュアリー」は、偶然ではなく、必然だったのです。
そして、この体験は、マリオットゴールドエリートとして宿泊したことで、より深く味わうことができたのだと思います。

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宿泊に至るまで
私が宿泊した当時は、コロナ禍という状況に加え、三井不動産が初めて手がける自社ブランドのラグジュアリーホテルという背景もあり、価格設定はやや控えめだったように感じます。
実際、宿泊料金はおよそ70,000円前後、ポイント泊であれば50,000ポイントで宿泊することができました。
ちょうど「人生で初めてのラグジュアリーホテル」をどこにするか検討していた時期で、
ザ・リッツ・カールトン、セントレジス、翠嵐(ラグジュアリーコレクション)など、有力な選択肢はいくつもありました。
それでも、総合的に見て、明らかにこのホテルだけが割安に感じられたのです。
当時はまだ知名度も高くなく、正直なところ外資系ブランドへの憧れもありました。
それでもなぜか、自然とこのホテルに心を惹かれていきました。
今振り返ると、導かれていたとしか思えません。
なお、HOTEL THE MITSUI KYOTO 開業時の総支配人である楠井 学氏は、
2026年秋に開業予定の HOTEL THE MITSUI HAKONE の総支配人に抜擢されています。
HOTEL THE MITSUI HAKONE も、同じDNAを受け継ぐホテルになるはずで、個人的にも非常に楽しみにしています。
ただし、当時のような価格で宿泊できることは、もはや不可能でしょう。
おそらく一泊10万円前後、ポイント泊でも10万ポイント前後になるのではないかと予想しています。
だからこそ、
「いつか必ず泊まる」と心に決めた瞬間から、マリオットカードでポイントを貯め始める価値があるのです。
この体験を、あなたにも
もし、HOTEL THE MITSUI KYOTO への宿泊を決めた方、あるいは一年後に HOTEL THE MITSUI HAKONE に泊まるという目標を立てた方は、今のうちからマリオットのクレジットカードを持っておくと、選択肢が大きく広がります。
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード

ホテル特典
Marriott Bonvoyゴールドエリート獲得:以下の特典が受けられます。
・ウェルカムギフトポイント(250または500ポイント)を進呈
・チェックイン時の空室状況により、アップクグレード
・午後2時までのレイトチェックアウト
・Marriott Bonvoy参加ホテルで行う決済の獲得ポイント25%アップ無料宿泊特典:年間250万円以上利用のうえ、カード継続すると翌年に50,000ポイント分の無料宿泊券を毎年プレゼント
ポイント: Marriott Bonvoy®ポイント
100円=2ポイントカード基本情報
年会費:34,100円
家族カード:1枚まで無料、2枚目以降17,050円(年会費)
Marriott Bonvoy カードに申し込みたい方は、プロフィールからLINEを友だち追加し、トーク画面に表示される 「Marriott Bonvoy」カード画像 をタップしてください。
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1年後の HOTEL THE MITSUI HAKONE への、確かな近道になるはずです。
