【冬の北海道ツアー】流氷館
このツアーの最大の目的は「流氷」
では、どうして流氷が北海道にやってくるのか?
流氷はどうやってできるのか?
それを学べるのが「オホーツク流氷館」です
まず1階の入口でチケットを購入します。その間、お客様にはトイレを済ませていただきます。
全員が揃ったら、スタッフの案内で地下へ。
地下へと続く階段で上を見上げると、そこには流氷をイメージしたデザインが広がっています。
見学はシアターの上映時間によって、先にシアタールームに入るか、流氷についての説明を受けるかが決まります。
シアターでは、オホーツクの美しい四季の風景を楽しむことができます。英語字幕もありましたが、映像中心なので言葉がわからなくても十分楽しめる内容でした。
流氷についての説明では、「なぜ流氷がオホーツク海にやってくるのか?」を、わかりやすく簡単に解説してくれます。
通常なら流氷ができない低緯度にあるオホーツク海に流氷ができるのは、3つの要因が揃っているからです。
1,閉ざされた海。オホーツク海は島や陸地で囲まれていて、外の海との海水の交換が非常に少ない構造になっています
南下する流氷の進路は遮られるので、流氷が四方に広がらず、オホーツク海の内部にとどまります。
2,ロシアのアムール川から大量の淡水が流れ込む。
オホーツク海は外海との海水の入れ替わりが少ないため、この淡水が海水と完全には混ざりません。その結果、海の表面付近は塩分濃度が低く、深い場所ほど塩分濃度が高いという2層構造になります。
真水は0℃で凍りますが、塩分を含む海水は−1.8℃にならないと凍りません。オホーツク海の表面は塩分が薄いため、一般的な海水よりも早く凍り始めるのです。
「同じ海なのになぜ混ざらないの?」と思うかもしれませんが、塩分の少ない水は軽く、塩分の多い水は重いため、ちょうど水と油のように混ざりにくい性質があります
3,冬になるとシベリアから−40℃以下にもなる非常に冷たい寒気がオホーツク海に吹きつける。これによって、シベリアに近いオホーツク海の西側沿岸の海水が一気に冷やされます。
日本海や太平洋も冬には表面が冷やされますが、冷えた海水は下へ沈み、海全体がゆっくり冷えていくため、凍るまでにはかなり時間がかかります
一方、オホーツク海は表面から約50mまでが塩分の少ない海水、その下が塩分の濃い海水という2層構造になっています。そのため冷やされるのは主に表面の層だけ。少ない水量が短時間で結氷温度まで下がるため、流氷ができやすいのです。
この3つの条件がしっかりと頭に入っていると、スタッフが説明する内容も通訳しやすくなります
そして、時間があればクリオネの説明も簡単にしてくれます
1,「ハダカカメガイ」という巻貝の仲間である
2,羽のように見える部分をパタパタと動かしながら泳ぐ姿から、「流氷の天使」と呼ばれている
3,クリオネはかなり省エネな生き物で、一度しっかり食べると長い間何も食べなくても生きられるそうで、環境によっては数週間〜数か月食べなくてもいいそうです
4,クリオネは小さな巻貝を食べていて、見つけると頭の部分から6本の触手(バッカルコーン)を出して捕まえます
→この食べる映像を見せてくれます
この捕まえる姿が「天使」とは思えないので、「天使が悪魔に変わる瞬間」といわれているそうです
これくらいに簡単に説明してくれました

さて、次はマイナス15度の世界を体験
コートの貸し出しもあるので、夏に来ても大丈夫です
入る前に濡れたタオルを受け取ります
中に入ってぐるぐる廻し、タオルを凍らせる、という体験ができます
結構、たくさんの人が来場しています。
入る前にモニターで中の様子を見ることができるので、人が少なくなったら入るといいでしょう
中にある流氷は本物で、毎年3月になると、その年の流氷と交換するんだそうです

体験が終わると、中央でクリオネやフウセンウオなどオホーツクにいる生き物を見ることができます

(案内文より)
スズキ目 ダンゴウオ科 イボダンゴ属
大きさ 体長約6cm
まぁるく膨らんだ風船のような姿からこの名がついたフウセンウオ。ダンゴウオ科に属する魚で、北オホーツク海や日本海の宗谷北部、水深90〜150m付近に生息しています。腹ビレが変化した吸盤で岩盤や海藻にくっつきます。縄張り意識が強く、そばにいるとカラダをゆらし追い払おうとします。この水槽のフウセンウオはカラダも大きく、縄張り意識が強いので分けて飼育しています。

(案内文より)
春に生まれたナメダンゴの子供は2mmに満たない小さな体です。子供は1年間ゆっくりと、比較的浅い岩場や海藻を住処として過ごし2cm程に成長します。泳ぎの得意では無いこのお魚は、お腹の吸盤で岩や海藻の様な着きやすい場所を好みます。外敵から身を守るために体の色を保護色に、擬態する事が多く、赤や黄色、白といったカラフルな体色をしています。環境に合わせ体色を変えて近づいてくる獲物を待ちます。
体の割に大きな目がキョロキョロ動き、懸命に泳ぐ姿はゼンマイ仕掛けのおもちゃの様なところから、ダイバーにはアイドルとして人気のお魚なのです。1年をかけて成長した子供達は春、新たな子供達が生まれると、住み慣れた浅場を離れ、水深の深い所に移動します。
中央には「流氷海中ライブ」があり、360度カメラで撮影した映像で「まるで潜っているような」ライブ感を感じていただける映像が流れています
字幕の言語を選択できますので、スタッフに声をかければ設定していただけます
団体での案内はこれで終了し、1階のお土産物屋は、3階の展望台へ移動します。
地下にはほかにも流氷について学べるパネルもあるので、じっくり知りたいお客様がいればご庵なしてもいいかと思います

1階はお土産屋が中心ですが、ここで一番の人気は流氷をイメージした「ソフトクリーム」です
味は塩キャラメルで、キャラメル味のソフトクリームに青色の塩がかかっています

この塩が美味しくて、お客様が購入されたいとおっしゃったのですが、販売はされていないとのことです
この館内で作ってるんだそうですよ
キャラメル味だから甘すぎたら嫌だなぁと思いましたが、全然そんなこともなくとてもおいしかったです
3回行って、3回ともいただいたくらい美味しかったです!
団体客がいると、並ぶので時間に限りがあるなら早めに並んだほうがよさそうですね
3階からは、オホーツク海や網走湖などがみえます。景色もとてもいいので時間があるなら是非行ってみてください


所要時間についてですが、最低でも40分は欲しいところです
団体の場合、50分から60分あれば十分だと思います。
じっくり堪能したい場合やカフェでゆっくりされたい場合は、1時間以上とってもいいのではないでしょうか
よかったら参考にしてくださいね
