子どもたちと一緒に頭の体操
『プチ哲学』佐藤雅彦著 中公文庫
先日、担当している児童が夢中になって、こちらの本を読んでいました。
「先生、これ、わかる?」
「俺は、わかったよ!」
得意気に、挑戦状を渡してきた小学2年生。
さら〜と読んで、少し考えてみたけれど、
(むむむ、ちょっと待て、わからん!笑)
「え、わからない。わかったの?すごい!」
「何、何、どういうこと、教えて♪」
こういう問題好きだから、解けるまで解きたくなっちゃう💦
でも、それだけにそんなに時間をかけられない……
ちょっと考えて、あっけなく降参しよう。
答えを聞いて、得意気を味わわせようと思いました♪
小学2年生は、得意になって私に説明を始めました。
が、ん?(惜しい!惜しいね……)
説明が足りないものを見つけ、伝えるか否か……
まだ正解に至っていないことを伝えれば、
得意気の鼻を折ることに成りかねない💧
だが、謎を解明したいという意欲も高くある。
こちらに賭けて、気づいた不足を伝えてみた。
「この時は、その説明で成り立つけど、こっちの場合を考えると、その説明ではまだわからなくない?まだ少し説明が足りなそうだよね?」
「情報が足りないんだよね。あと一つ情報があればわかるのにね。」
と、つぶやいてみた。
どんな顔をするかと思ったら、
え!? と驚いた顔をして
「どれ?」と、もう一度ページを覗き込んだ。
小学2年生、じっくりと真剣に考え確かめてから、
気づきました!
「あ…本当だ…」
「あれぇ、じゃあ、どうなってんだぁ?」
また本を手にして、夢中で考え始めます。
(いいね〜いいね〜、そういう夢中になって考えるの素敵よ〜)
一生懸命、頭をひねって、一人集中して頑張っています。
しばらくして、
「先生ーー!わかった!!!」
遠くから、声を張り上げて、嬉しそうにこちらに向かって来ました。
「えっ!本当に?!✨」
「すごいじゃん!」
(結構難しかったけど、わかったってすごいな!)
小学2年生、素直です。
「いや〜、考えたけど、わからなかったから、答えを見て理解したわ!」
(素直で偉いぞ!)
(理解できることも素晴らしい!)
「そっか。でも、頑張ってよく考えてたじゃん♪」
「この問題の答えを見て理解できることもすごいことだよ。」
「答えは見ないとわからなかったけど、それは、うん大丈夫、理解できた!」
「それで、それで?答えはどうだったの?教えて♪」
「答えは、これで、理由は……。」
問題の考え方を、今度は自分の言葉で説明します。
いいね〜いいね〜
頭たくさん使ってるね〜♫
その場にいた他学年の子たちも、興味深々に本を覗き込んで、
小学2年生の説明に耳を傾けます。
「あ〜!なるほど〜!✨」
「そういうことか〜!✨」
「なるほどね〜✨」
みんなで謎が解けて、スッキリと気持ち良い心地を味わいました♡
さて、皆さんもこの問題やってみたいですか?
知っている方もいるかもしれません。
『中身当てクイズ』
本の中では、イラストと投げかけの言葉だけあって、
他には解説などがありません。10コマほどのイラストです。
イラストは、とても可愛い♡
3段の階段状の場所に、3つのカップが並んでます。
階段ではない場所から、ティーポットがカップたちへ問いを投げかけます。
「君たちは自分に何が入っているかわかりませんね」
「コーヒーかミルクのどちらかが入っています」
「ただし、三人ともみんな同じということはありません」
「上の人は下の人たちの中身が見えますね」
「実は、君たちの中で一人だけ、自分の中身がわかる人がいます」
「わかったら、その人は手をあげなさい」
カップたちは頭の中でこう考えます。
一番下のカップは「僕は情報何もないや」
真ん中のカップは「前の人がコーヒーなのはわかるけど、情報不足だ」
一番上のカップは「前がミルクとコーヒーなのはわかるけど、決め手じゃない…」
うーん、うーん、とカップたちは考えます。
それから、間もなく、一人のカップが、
「あ、わかった!」
と静かに手をあげました。
さてそれは、誰だったのでしょうか。
こういう問題は、何歳になっても楽しい♫
本の著者の佐藤雅彦さんは、ピタゴラスイッチを創られたお方。
ピラゴラスイッチ大好きです。
子どもと一緒に似たおもちゃを使って真似事して遊んだな♪
他にもたくさんの代表作があります。
全然知らなくて、お恥ずかしい。
『プチ哲学』や佐藤雅彦さんに著書を欲しくなりました♡
考えるって、とても素敵ですよね✨
・・お読みいただきありがとうございます・・
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