[序章①:ソファの気配]もしも、我が家のソファが私の帰りを待っていたら
〜この家には、気配がある 〜
✨もしも、この家のものたちが、少しだけ気配を持っていたら。
この話は、たぶん現実のことです。
でも、少しだけ現実じゃない気もしています。
このシリーズは、家の中のものたちに、少しだけ“気配”を感じながら過ごす話です。
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家に帰って、いろんな用事を済ませて
まず向かう場所があります。
それは、いつも同じソファです。
何か特別なことをするわけでもなく、
ただそこに座るだけなのに、
少しだけ気持ちが変わる場所です。
仕事のことや、
今日あった小さな出来事や、
言わなくてもいいことまで、
全部ここで一度止まる感じがします。
ソファは何も言いません。
動きもしません。
もちろん返事もしません。
それなのに、
なぜか「ここでいい」と思えてしまいます。
疲れている日も、
何もしたくない日も、
とりあえずここに座ると少しだけ落ち着きます。
ただの家具のはずなのに、
そこだけ時間の流れがゆっくりになるような気がします。
たぶん本当は、
何も起きていないのだと思います。
それでも私はここに座ります。
この場所には、
言葉にしない安心のようなものがあるのかもしれません。
そして今日もまた、
私は何も言わないソファに座ります。
この家の中で、静かに、でも愛おしくおしゃべりをしているモノたちの物語を、ひとつのマガジンに全部まとめてあります。
家事の合間に、あるいは夜眠る前のひとときに。
いつでもこの扉を叩いて、彼らに会いにきてくださいね。
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