「私の心を満たすひとりご飯」
私の心を満たしてくれる時間。それは、ワンプレートのおつまみとワインを楽しむ、ひとりご飯の時間だ。
ある日のワンプレート。
気持ちばかりのサラダに、
昨日の残りの手羽の唐揚げ、
さっき焼いたサーモン、
そして少し特別な生ハム。
気づけば4点盛りになっていた。いつもは3点くらいで済ませることが多いから、この日はちょっと特別だ。
特別な出来事があったわけでもないし、落ち込んで自分を励ましたい日でもない。ただなんとなく、「今日はこれでいこう」と思っただけ。でも、その“なんとなく”が、意外と心を満たしてくれる。
そこにお気に入りのロゼワインを添える。グラスに注いで、ひと口飲むだけで、ふっと肩の力が抜けていく。
この日は、子どもたちの帰りが遅くて「晩ご飯いらないよ」とのこと。思わず「ヤッホーい」と心の中で小さくガッツポーズ。そんな日は迷わず、ひとりご飯の発動だ。
誰にも気を使わず、自分のペースで食べて、飲んで、ただゆっくり過ごす。時間が静かに流れていくのを感じながら、4点盛りのおつまみを少しずつ味わう。この時間が、思っている以上に贅沢で、心地いい。
こんなふうに過ごす時間を「いいな」と思えるようになったのは、この歳になったからかもしれない。
派手じゃなくてもいい。誰かに見せるためじゃなくてもいい。自分が満たされる時間を、自分でちゃんと用意できること。
それが、今の私にとっての小さな幸せだと思う。
