片方の眉だけ動かしたい写真館の、はじめてのnote
はじめまして、にちよう写真館です。
大阪の南森町や天満橋のあたりで、写真館をしています。
紆余曲折あって、多分4年目。
今も紆余曲折しかありません。
そんな小さな写真館です。
そもそも、みなさんにとって写真館って聞くと、少し入りにくい場所って思われるかもしれません。
七五三、お宮参り、成人式。
何かしらの「ちゃんとした理由」がないと、予約しちゃいけない。
そんなふうに思われている気がします。
もちろん、記念日は大事です。とっても大切。
家族が集まる日や、人生の節目の日に、当店を思い出してもらえるのは本当にうれしくて、いつも親戚ポジションで頑張ってます。
でも、時々思うんです。
写真を残す理由って、本当にそんなに立派なことじゃなくてもいいんじゃないかな、と。
たとえば、子どもの歯が生えてきそうな時。
抱っこすると、羽根のように軽かった赤ちゃん。
抱っこするとお母さんの服の裾をギュッとつかむ手。
何かの記念日ではないけれど、「なんとなく今の感じがいいな」と思う日常。
そういう時間は、気づかない速さで通り過ぎていきます。
歯はあっという間に全部生えるし、
赤ちゃんはすごい勢いでハイハイしだして、
抱っこは急に重くなる。
その時はあまりに日常すぎて、わざわざ写真に残すほどでもない気がします。
でも、あとから見返すと、そういう写真の方が、心には妙に効いたりするものです。
そんな日常を大切にしたいと思っています。
あとよくあるのが、
カメラを向けられると、何をしたらいいか分からなくってそわそわしちゃうアレ。
笑ってくださいと言われると、急に顔の筋肉の使い方を忘れる。
自然にと言われるほど、不自然になる。
歩いてきてって言われると右足と右手が同時に出ちゃう。
分かります。
いや、私もそうだから。
なんば歩きにすぐなって、
心の中で「そろーり、そろーり」とか唱えるし、
全然上手く笑えないし、
片方の眉だけ動かせる俳優さんとか、マジすごいなって、いつも思ってる。
脱線しましたが、
だからこそ、「写真館っぽいポーズ」も大切だけど、私たちが残しておきたいのは、「そのまんまの姿」だったりします。
七五三の日、張り切って着物を着たけど動きにくくて疲れちゃった顔。
お宮参りの日、赤ちゃんより大人の方が緊張している空気。
家族写真の日、みんなが笑って誰もカメラを見ていない瞬間。
なんだったら、わんこだけが完璧にこちらを見てる写真。
そんな、その時の空気の温度が伝わるような写真も残したいと、日々思っています。
派手なセットや衣装もきれいだし楽しいけれど、家に飾ってあって見るたびに、「このお父さんの顔面白いよねって」って笑い合えるような感じが理想。
だから、表情を大切に撮ってます。
さらに脱線してきそうですが、
あぁ、
写真がもうひとつ面白いなって思うのは、
写真は、撮った瞬間だけのものではないってこと。
時間が経てば経つほど、見え方が変わってくる。
その時に気にもしていなかった
端っこの手や、
少し乱れた髪に、
おじいちゃんの目尻の皺に、
あとから急にその日の記憶がブワって戻ってくる。
動画じゃないから写真を見て思い出して記憶を保管する。
人って昔の方が想像したじゃないですか。
それが100年変わってない写真には脈々と受け継がれている。
これが写真の、ちょっとずるいところです。
時限式の、記憶の宝箱みたいなものです。
全然伝わらないけど
そんなわけで、このnoteを始めようと思います。
noteでは、Instagramでは書ききれなかったこと。
他にも、写真館の裏側や、リアルなあれやこれやも含めて、少しずつ書いていこうと思います。
さっき、大学では「シナリオ研究会」に「シナチクめんま」っていうペンネームで活動していたことも急に思い出しました。恥ずかしいです。
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-----にちよう写真館
大阪市北区・大阪天満宮近くの小さな写真館。
家族写真、お宮参り、七五三、赤ちゃんの写真、プロフィール撮影など。
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