見出し画像

夫婦は『夫+妻 vs 問題』である


「何回言えばわかるの」と、

「〜してくれてありがとう、でも前にも言ったようにもっとこうしてほしい」

求めている内容自体はほぼ同じだ。

でも受け取る側の印象は大きく違う。

「〜してくれてありがとう」の言い方だと、
最初に感謝されているので、
悪い気持ちにはならないし、
良い気分になる。


そして、
後からの要望を聞きやすくなるし、
聞く体制が作れる。

このように、
夫婦喧嘩では「何を言ったか」よりも、
「どう言ったか」が火種になることがよくある。

人間には、「感情」があるから、厄介だ。

また、人は内容だけでなく、

・声の大きさ
・口調
・表情
・タイミング
・言葉の選び方

からも相手の気持ちを判断する。

だから本来は「お願い」や「相談」のつもりでも、

「責められた」
「否定された」
「見下された」
「馬鹿にされた」

と感じると、
防衛反応が起きて
喧嘩になりやすくなる。

人間に防衛反応があるのは、
心や体を危険から守るためだから避けられない。

もともとは生き残るための仕組みで、
例えば目の前に猛獣が現れたら、
恐怖を感じて逃げたり戦ったりする必要がある。

そのため脳は危険を察知すると、
自動的に警戒モードに入るそうだ。

これは身体だけでなく、心にも当てはまる。

たとえば、

「自分を守るために相手を責める」
といった反応も、防衛反応の一種。

全ての行動や言語には
深い意味があると思うと、
すごく興味深い。

私は、夫と夫婦になった当初、
「言い方」でぶつかっていた。

お互い、喧嘩はしたくない。

でも自分のエゴや感情を入れて話してしまう。

それがきっかけで、
マリッジカウンセリングに通い始めた。

心理学の研究でも、
関係を悪化させやすいのは
批判・軽蔑・防御・無視といった
コミュニケーションパターンだとされており、
内容以上に伝え方が
関係満足度に影響することが
示されているそうだ。

そこで私たちは
たくさんのコミュニケーションのコツを学んだ。

一つの言葉でも、
受け取り方は人間一人一人全く違うのだ。

同じ言葉でも、
全く嫌な気はしないという人もいれば、
この言葉はすごく侮辱されている気分に
なるという人もいる。

また、幼少期のころの
トラウマとも大きな繋がりがある。

例えば、
家庭内暴力の環境で育つと、
相手の機嫌が損ねることに緊張感が走ったり、

怒鳴られることや、
相手の口調の強さが耐えれなかったりする。

また、
親からの愛情が不安定だったといった
環境で育つと、子どもは
「愛されているかどうか」を
常に確認しながら生きるようになるため、
大人になって、
パートナーと喧嘩をすると、
単なる意見の対立ではなく、

「嫌われた」
「見捨てられるかもしれない」
「もう愛されていない」

と感じやすくなる。

そして、
その不安や傷つきをこれ以上感じないために、

「もうどうでもいい」
「好きにすればいい」
「期待するのをやめよう」

という防衛反応が出ることがある。

でも、
実際には本当にどうでもよくなったのではなく、

「これ以上傷つきたくないから心を閉じている状態」

であることが多い。

特に幼少期に
「愛情は突然なくなるもの」
「安心は長続きしないもの」
と学んだ人ほど、
夫婦喧嘩を愛情の危機として
受け取りやすい傾向がある。

私もそのケースだが、
相手に否定されている感じや
相手の言い方がきついと感じると、
怒りに変わったり悲しみに変わる。

そして、全てが終わりのように感じる。

よって、
「喧嘩=愛されていない」
という結びつきの背景には、
子ども時代の人間関係や愛着の経験が
関係しているのだ。


「夫婦は敵同士ではない、チームメイトだ。」という意識

これは一番大事なことだと、私は思う。

例えば、
「あの時、夫はどうしてあんなことを私に言ったのだろう」

と怒りが湧いてきたとする。

そんな時は、
今の夫に怒りをぶつけるのではなく、
過去に起きた「出来事」に対して、
夫婦で一緒に向き合うことが大切だと思う。

夫婦は、

(夫 + 妻) 対 (問題)

であるべきなのだ。

決して、

(妻) 対 (夫 + 問題)

でもなければ、

(夫) 対 (妻 + 問題)

でもない。


問題を解決するための話し合い
であるはずなのに、
いつの間にか相手を責めることが
目的になってしまう。

これは夫婦関係だけでなく、
人間関係全般にも通じる
「話し合いの法則」と言っても
過言ではないだろう。

しかし、多くの人はこのことを忘れてしまう。

気づけば、
目の前の問題ではなく、
目の前の相手と戦ってしまう。

私自身も何度もそうだった。

本当は傷つけたいわけではない。

本当は勝ちたいわけでもない。

ただ、
自分の気持ちを
わかってほしかっただけなのだ。

だからこそ、
夫婦喧嘩になった時ほど思い出したい。

私たちは敵同士ではない。

同じ方向を向いて歩くチームメイトだ。


問題を一緒に乗り越えるために
隣にいる人であって、
戦うために隣にいる人ではない。

感情的になる日もあるし、
上手く伝えられない日もある。

それでも、
感謝と尊重を忘れずにいたい。

もし感情的になりそうになったら、
感情が爆発する前に、
一度立ち止まり、
自分をリセットすることが大切なのだろう。


感謝から伝えて問題へ

問題を一緒に解決していくためには、
相手への感謝の気持ちを忘れてはいけない。

この記事の始めの例の様に、
ちょっとした感謝のメッセージを
入れるだけで、相手の反応が驚くほど違う。

問題を解決したい相手に問題を与えても、
問題が増えるだけで何も変わらない。

問題を解決したいなら、
まずは言い方を見直そう。

そして、「夫婦はチーム」ということを忘れないで。

これは私にとっても大きな課題であり、
簡単なことではない。

でも夫婦1人1人がこの考えを
意識することによって、
結果は変わり、夫婦円満につながるだろう。




😊
セックスレスでお悩みの方は、
ぜひこちらの記事もご覧ください⇩

いいなと思ったら応援しよう!