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死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ

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この本のタイトルを見た瞬間、
胸に刺さった。



私は、毒母親に育てられていた頃、
毎日のように思っていた。

「死にたい。」

「私が死んでも、悲しむ人なんていない。」

そう信じていた。



不思議だった。

痛みを感じるたび、
血を見るたびに、

「あぁ、私はまだ生きている。」

そう実感していた。

でも、

私は、きっと
本当に死にたかったわけじゃない。

こんなふうに生きるしかない毎日から、
逃げ出したかった。

安心できる場所も、
「あなたは大切だよ」と言ってくれる人も
いなかった。

だから、「生きたい」と
思える理由が見つからなかった。

『死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ』

このタイトルを見た瞬間、
昔の自分を思い出した。

今でも、
否定されることが、
すごく苦手で、

大切な人から傷つくことを言われると、

「私なんて、いなくても。」

「死んだら楽だな。」

「私の愛している人たちは、私が死んだら悲しむのだろうか。」

「いきなりいなくなったら、探してくれるのだろうか。」

そんな風に、考えてしまう傾向がある。


もちろん、
子供がいるから、死なない。

子供が悲しむことをすることは、
私の母親と同じになってしまう。


だから、もっと強くならないといけない。

でも、
やっぱり、人生には辛いこともある。





きっと、多くの人が「死にたい」という
言葉の奥に、本当は違う願いを隠している。

「苦しい。」

「助けてほしい。」

「もう限界。」

「こんなふうに生きたくない。」

その苦しさが限界まで積み重なって、
出口が見えなくなったときに、
「死にたい」という言葉になってしまう
のかもしれない。







苦しんでいる人に必要なのは、
「頑張れ」という言葉ではなく、
「そんなに苦しかったんだね」と
寄り添ってくれる存在なのかもしれない。


この本は、無理に前向きになれと言わない。

苦しんでいる人を励ますより先に、
「そう感じるのも無理はない」と
心に寄り添ってくれるような一冊だった。

生きづらさは、人それぞれ形が違う。

でも、誰にも言えない苦しさを
抱えながら毎日を生きている人は
少なくないと思う。

この本は、
そんな心の声を代わりに
言葉にしてくれるようだった。

読み終えたあと、不思議と
「もう少しだけ、自分を大切にしてみよう」
と思えた。



あなたはひとりじゃないよ。




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