私による、私のための、正月グルメ記録 in 奥飛騨温泉郷
<注意>
この記事には、グルメと家族の日常の話しか出てきません。
観光情報を知りたい方は、別で情報収集してください。
今年のお正月3が日は、奥飛騨温泉郷の新穂高温泉で過ごした。
ただひたすら、宿で食べて飲んで遊んできただけなので、観光地巡りなどの思い出は、ない。
私による、私のための、食べた記録をこれから書こうと思う。
1月1日(木)
年末年始になると、曜日感覚が一気に失われるから、こうやって日記に曜日を記しておくのは良い考えだ。連休明けの社会復帰が少しだけ滞りなく済ませられる気がする。
そんなことはさておき、元旦からバタバタと旅に出た。
行き先は、岐阜県高山市にある、奥飛騨温泉郷の新穂高温泉。
源泉掛け流し温泉推しの夫が選びに選び抜いた旅館に、今日から3日間お世話になる。
「夕飯は飛騨牛だから、お昼は軽めにした方がいい」
そんなアドバイスを受けて、途中で立ち寄った長良川SAで食べたのはこちら。

地元の郡上味噌を使った、ボリュームたっぷりのラーメン。
バターがのっているし、具沢山だ。
これのどこが軽めやねん!というツッコミもわかる。
しかし、弁解させて欲しい。
「生まれ変わりました!」というPOPが、キラキラと飾られていたのだよ。
そんな健気な輝きを見たら、選ばざるを得ないじゃないか。
特に、ラーメン好きの私としては、生まれ変わった味を確認せずにいられない。
実際、以前のバージョンを食べていないので、どこがリニューアルされたのかわからなかったけど、これからご馳走を食べる前に程よくジャンクなものを食べることができて、気持ちは満足した。味噌味だけど優しい味で、バターがいっそうまろやかにラーメンを仕上げていた。辛味を入れたら味が引き締まったので、好みで入れると美味しくいただけるはず。
ラーメンを味わった後は、一路旅館へ。寄り道大好きな我が家が寄り道をしないほど、時間がなかった。いや、早く宿に着いて、自慢の温泉に浸かりたかった。
宿に着いてチェックインするなり、早速お風呂へ。夫が選び抜いた温泉は、お肌をすべすべにしてくれた上に、体を芯から温めてくれた。冬独特の凛とした空気の中、ゆるゆると浸かる温泉は極楽だ。
夕食。
お正月ということもあるのか、なんだか景気の良いメニューが目白押し。
見るだけでも目を見張るものがあった。

席で焼くスタイル。

里芋の田楽・焼き栗。
奥はお煮しめ。

奥はブリの刺身。

こんにゃくを天ぷらにする発想がなくて、
聞いた時は目玉がひっくり返りそうになった。

小松菜・なると・ゼンマイ・鶏肉が入っていた。
ほらね、見るだけで華やかでしょ。
どれから箸をつけたらいいかわかんないぐらい、迷いに迷いながら食べた。
とにかくステーキは楽しみにとっておこうと、先に他のおかずをいただくことに。
どのお料理も、丁寧な仕事ぶりがわかる、優しくて行き届いたお味だった。
そしていよいよ、飛騨牛ステーキの出番。
シンプルに塩胡椒でいただく。

見た目からしておいしそうだもんね。
お肉の順番が前後しているけど、酔っ払っているのでご愛嬌。

野菜をどこに置けばいいのかわからずこうなった。
裏返すと、いい感じに焼き目がついている。
ビジュいいじゃん。
これだけきれいなお肉、口に入れるとお肉の甘みが広がって、贅沢をしているなという気持ちになった。柔らかくてお肉の旨みがギュッと詰まっていて、幸せのあまり顔のあらゆる筋肉が緩む。気づけば、家族みんなの頬が緩んで、幸せそうな表情をしていた。どんな局面でも家族をハッピーフェイスにしてくれる飛騨牛ステーキ、恐るべし。
最後にはお味噌汁とデザートが出た。

牛の旨みが広がる口の中を、ゆずシャーベットが爽やかにしてくれた。おかげで、さっぱりすっきりした気持ちで食事を終えることができた。
部屋へ戻った私たちは、またもやお風呂を満喫して1日を終えた。
明日は何が食べられるのかなと考えているうちに、ぐっすり眠っていた。
1月2日(金)
朝、カーテンを開けると、昨日とは打って変わって雪景色が広がっていた。

寒波がやってくるとは聞いていたけど、こんなに雪が降るかと驚いた。
温泉の入り甲斐があるなぁと、思わずニヤニヤしてしまう夫と私。
朝風呂をいただいた後、朝食会場へ。
テーブルの真ん中には、飛騨ではお馴染みの朴葉味噌が用意されていた。

それを見た中1長男が、不思議そうに言った。
「お味噌を焼くのは美味しいのはわかるけど、なぜ朴葉なんだろう」
言われてみればそうだ。飛騨名産として朴葉味噌を受け入れていたけど、なぜ朴葉なのかは私も知らない。
そこで、ChatGPTに聞いてみた。
朴葉味噌の由来を教えて
由来と背景
朴葉味噌は、主に飛騨地方(現在の岐阜県北部)に伝わる郷土料理です。
山深い地域では、昔は金属の鍋や皿が貴重でした。そこで身近にあった朴(ホオノキ)の大きな葉が、調理器具と食器を兼ねる存在として使われるようになります。
なぜ「朴葉」だったの?
・大きくて丈夫
・火にあぶっても破れにくい
・ほんのりいい香りがつく
・抗菌性があり、保存性にも優れる
これらの理由から、味噌を乗せて焼くのに最適だったのです。
朴葉味噌のはじまり
農作業や山仕事の合間に、
・朴葉の上に味噌
・青子へ山菜・きのこ・ねぎ
・ときには川魚や肉
をのせて、囲炉裏や焚き火で焼いたのが始まりとされています。
温められた味噌の香ばしさと、朴葉の香りが合わさり、
ごはんが進む一品として定着しました。
これらのことを念頭において、あらためてテーブルの朴葉味噌を観察してみる。

いつも不思議だったのは、朴葉が絶対に焼け焦げないこと。
他の葉っぱにはできない芸当だ。
朴葉の丈夫さと香りのおかげで、この料理ができるんだね。
朴葉味噌の由来を知ったら、伝統の料理を正しく食べられそうな気がした。
朴葉味噌は炊き立てご飯の相性が抜群にいい。
焼けた味噌としんなりとしたネギやきのこが、朴葉の香りと相まって、朴葉味噌でしか出せない風味が出来上がる。それを熱々ご飯と一緒に食べると、口のなかが幸せになる。
朝食は、これだけでは終わらない。

ピンボケですみません。


これだけでもご飯がすすむ。
とにかく、白いご飯が進むおかずばかりで、珍しく2杯も食べてしまった。
それほど食べさせてしまう朝食たち、恐るべし。
この日は部屋でゴロゴロ過ごす予定だったので、お昼は思い思いの食べ物や飲み物を持ち寄って、好きなように過ごす。子供達はゲームやってるし、夫や私は酒の肴をアテにしてお酒を飲んでいた。


ヒューガルデンのビールを
やっと見つけたので買ってきた。

ちょっと癖がある感じ。
飲んでは食べ、お風呂に入り、寝たり読書をする。気ままな休日がやっときたという感じ。フードをもっと工夫すれば良かったというのが反省点。成城石井の数の子チーズとかだけじゃ、ちょっとお食事感がない。簡単に日持ちしそうなお弁当を買ってこればよかったな。これは次回への反省点。
ほどほどにゆるゆると過ごした後の夕食。
この日も飛騨牛が私たちを待っていた。

肉のボリュームがすごい。
またもや飛騨牛のボリュームに圧倒される私たち。だって、2日連続で、飛騨牛のいい肉を食べれることなんて滅多にないんだもの。目にも鮮やか過ぎて、目玉が飛び出しそうだよ。
もちろん、昨日と同じように前菜もある。

左から2番目はこもどうふ、隣はミニ五平餅、
なんとミニ焼き芋。

脂が乗ってて食べ応えがあった。

切り漬けと赤蕪の漬物のラインナップは、
飛騨ならでは。

身がふっくらしていて、脂がよく乗っていた。
日本酒が進む進む。

飲みやすかったな。

湯葉も天ぷらにする発想がなくて、
またもや目玉が飛び出そうになった。

飛騨のお雑煮も美味しいな。

中1長男がナメコ好きなので、喜んでいた。

肉肉しさを優しく切り替えてくれる。
本当においしい食事ばかりで、これでいいのだろうか。
明日はどんな朝食かなと考えていたら、寝落ちしていた。
1月3日(土)
昨日よりもさらに雪がたくさん降っている。
しかも、昨日までなかったつららが窓の外にできた。

普段見ない氷系のものを見ると、すごくワクワクするのは私だけだろうか。
つららに触りたかったけど、手が届かないので諦めた。
朝風呂をキメてから、朝食会場へ。


名古屋のスーパーでこんなに大きな黄味の卵を
見たことがない。

もうね、いうまでもないと思うけど、言いたい。
全部美味しい。
美味しいから無言でたべて、黙々とご飯おかわりして、朴葉味噌をつつきながらご飯食べちゃうよね。
ご飯を進ませるおかずがいっぱいあるから、つい食べたくなっちゃうの。
恐るべし、朝ごはん。
名残惜しい気持ちを抱えつつも、出かける支度をしてチェックアウト。
その後、車の雪かきをして、無事に出発。
というものの、周りは全部雪道。
除雪車が来ていなかったため、降り積もった雪の上を走っていくしかない。
慣れない道の運転なので、慎重になる。
それでもなんとか時間をかけて運転して行ったら、目的地の高山の市街地までたどり着いた。
ちょうどお昼時なので、駐車場に車を停めて、桔梗屋へ。
桔梗屋は、分かりづらい場所にあるから、あまり行列はできていない事が多いんだけど、味は確かな高山ラーメンのお店。

今回も期待を裏切らない、優しくて染み渡るスープにちぢれた麺が相性抜群だった。
外が寒くて思わず飛びつくような勢いで食べてしまった。
このあとは、徒歩10分ぐらいで着く櫻山八幡宮に初詣へ。

お参りしに境内まで行ったら、宮司さんが出てきてお祓いをやってくださった。
普通にお参りしに行っただけのつもりだったから、ちょっと得をした気持ちになった。
おみくじをやりたいと子供が言うので、私もやってみることに。
大吉が出て、めちゃくちゃ嬉しかった。
お財布にしまい、大事に持って帰ることにした。
その後、古い街並みへ。
途中でグルメを買い足しながら、進んでいく。

高山でないと食べられない味。

塩とわさびでいただきました。
タレも選べます。

1本400円とお値打ちなのも魅力。
お正月は胃袋が1つじゃ足りないなぁと思うほど、食べたいものがたくさんあって困る。
それを人は嬉しい悩みというのだけれど、食いしん坊の私にとっては常に食べ物と真剣勝負なので、本気で悩んでしまう。それでも私は決断の早い女だから、なにを食べて、何を食べないかの白黒の付け方は鮮やかだと思う。数多ある高山の食べ歩きグルメの中から厳選したのが、今回の食べ物たちなのだ。
食べ歩きを楽しみ、職場へのお土産を買ったところで、高山の地元スーパーさとうに向かった。
「マツコの知らない世界」でも紹介されたことがある、高山のソウルフード「あげづけ」を買うためだ。
ところが、目当てのあげづけは完売してしまっていた。
人気商品なだけあって、1家族あたりの個数制限があったにも関わらずだ。
呆然と立ち尽くす、私と夫。
ショックを拭えなかった私たちがとった行動は、スーパーさとうの他の店へ行って、あげづけを手に入れるという作戦。ちょうど車で5分ぐらいのところに系列店を見つけたので、泣きの1軒と思いながら入って見る。すると、夫が甲高い声で「あったよ!」と教えてくれた。喜びの余り、声が裏返った夫は、満面の笑みを讃えながらあげづけを3パックカゴに放り込んだ。
嬉しくて仕方ない夫は、興奮のあまりレジの店員さんに「あげづけ探していたんですぅ」と話かける始末。どうしても見つけたかったのね。
我々がどうしても買いたかったあげづけはこちら。

シンプルな味だけど、フライパンでちょちょッと炙るだけで美味しくなるから、知らない人は試してほしい。
念願のあげづけをゲットした私たちはすっかり元気になった。そのおかげか、厳しい雪道をもろともせずに、帰りの運転はスムーズだった。あげづけが手に入らなかったら、きっと暗い道のりだったことだろう。本当にあげづけが見つかって良かった。
高速道路の休憩に立ち寄ったひるがの高原SAでは、周りが雪に囲まれているにも関わらず、美味しそうだからという理由でソフトクリームを食べた。

牛乳の味が濃くて、幸せな気持ちになるソフトクリームだった。
ここで、夕飯用のお弁当を買って行き、帰路についた。
無事に帰宅後、持って帰ってきたお弁当で夕飯にした。
私は焼き鯖寿し。

子供と夫は柿の葉寿司を美味しそうに食べていた。
しかし、私が焼き鯖寿しを開封した瞬間、家族中の視線が私の手元に集まってしまった。

結局、一切れずつみんなに分けて食べた。そうしないと納得しなさそうなほど、彼らは焼き鯖寿しに魅入られていた。私の食べる分が減ったけど、まあいいや。あげづけがあるから。

夫が大量にあげづけを焼いてくれたので、酒のアテに困ることはなかった。
こうして、旅行最終日の夜は更けていった。
