見出し画像

【詩】夫と日本酒と。

私にはわからない。
純米吟醸と吟醸の差が。
言われてみれば、少し違うかもしれない。

私にはわからない。
山田錦で作る日本酒と雄町で作る日本酒の味の差が。
言われてみても、全くわからない。

そんな私に、一生懸命日本酒を説明してくれる夫。

何度聞いても覚えられなくてごめんね。
あなたの好きなものをなかなか覚えられなくて、
申し訳ない気持ちになる。

と思うのも束の間。

お酒に飲まれて、床で大の字で眠る夫の姿。
それを見ると、申し訳なさがすっ飛ぶ。

代わりに湧き上がるのは、呆れ。

食器や生ごみを片付けている間も、
夫はずっとイビキをかいている。

自力で寝室に行けない夫を、
あれやこれやと声をかけて連れて行くのは私。

ご機嫌に酔うのは良いけれど、
お願いだから、自力で寝に行って。

私も早くお風呂に入って寝たいのよ。

そう言いたくても言わないのは、
夫は朝には全部忘れちゃうから。

そして、朝。

「気持ち悪い…頭が痛い…」

前夜に調子に乗って飲んだ成果がこれ。

「朝ごはん、いらない…寝かせてください」

ベッドに小さく丸まる夫を見て、
私と子どもはため息をつく。

純米吟醸でも吟醸でもなんでもいいけど、
お酒は飲んでも飲まれるな。


<あとがき>
先日、夫が家飲みをしていた時に、日本酒のうんちくを披露していました。が、私には全く覚えられず…いい気分で酔ってる夫と対照的に、私は片付けのことなどが気になって、お酒が楽しめませんでした。
翌日、夫は前日の飲み過ぎの代償で起きられず。
呆れる気持ちをそのまま詩にしました。

久々に詩を書いたけど、こんなので良かったっけ?
まあいいか。

いいなと思ったら応援しよう!