オーストラリアの高齢者の選挙事情 訪問介護士@オーストラリア

明日5/3(土)はオーストラリアの選挙投票日。ご存知の方も多いかもしれませんが、オーストラリアは投票は義務です。投票しないと罰金が科せられます。実際に罰金を科せられたクライアントさんがいらっしゃいましたが、認知症なんだから投票できるわけないじゃない!と娘さんが罰金を暫く払わなかったら、罰金のお手紙が何度も何度も来ていました…。
この義務は結構厳しくて、Australian Electoral CommisionのHPによると、18歳以上は原則全員、認知症を患っていても、軽度なら投票せよ、障害があっても、事前投票も可能だし、郵送で投票もできるし、電話でもできるし、いろいろオプションがあるんだから投票できるでしょ、みたいな感じ。
Voting options - Australian Electoral Commission

海外在住の人は義務ではないけれど、ちゃんと海外に住んでいるよ、ということを報告しないといけません。日本に住んでいる娘は、オーストラリア大使館へ行って手続きをしたようです。

で、身体が不自由な高齢者はどうやって投票してるの?と思われると思いますが、私の見ている限り、郵送による投票を選んでいる人が多いですね。誰でも郵送で投票できるわけではなく、ちゃんと条件があり、事前にApplyも必要です(オンライでApplyできます)。
投票用紙の封筒を渡されて、「これ、投函してきて」と言われると、私もちょっとドキドキしちゃいます。

高齢者施設には、選挙スタッフが来て投票できる日もあります。施設のスタッフの方もそこで投票していたので、高齢者だけじゃなくて、スタッフもできるんだ!とびっくりしました。お仕事で忙しいケアスタッフが仕事の合間に投票できるのはありがたいですね。

投票できる認知機能がないという場合は、「Objection claim that an elector should not be enrolled」という書類を事前に提出しないといけなくて、ちゃんと診断書が必要です。
認知症でも診断を受けていない人は結局は投票に行かないといけないというわけです。今回、私は初期の認知症の方を投票にお連れしましたが、たとえ初期でも認知症の方が投票するのは結構難しいな…と思いました。こちらの選挙の投票用紙がわかりづらいというのもありますが、1から8の数字を書いてくださいと言われて、数字を書くことはできても考えて選ぶ力がないんですよね…。何度説明されても結局わからず、私に「好きな数字書いていいよ」と言う始末…。そういうわけにもいきませんから、「投票のお手伝いできないんですよ」と伝えると、結局上から順番に1から8まで書いていました。以前付き添った方もそうだったので、こういう人がたくさんいたら、用紙の一番上の政党が有利じゃない!と思ってしまいました。投票用紙の2枚目なんて…もっと複雑。スタッフの方もとりあえず数字書いて、って感じでした。投票ってすればいいものなんでしょうかね…。日本の投票率の低さも問題ですが、義務というのも問題な気がします。全く政治に詳しくない素人の意見です、すみません。

ま、そんなわけで、今オーストラリアは選挙の話でもちきりです。結果はいかに!?

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