さよなら,昭和のアパートの花々
先週,新居へ引っ越しました。
引っ越しの前日,アパートの庭や周りの草花とお別れをしました。
1.
2つそろって咲くタンポポは,よく見かけますが,3つそろってはめずらしいと思って眺めていました。

石野真子さんのヒット曲「春ラ!ラ!ラ!」のメロディーが浮かんできて,楽しい気分になりました。
三人そろって春の日に
三人そろって春ラ!ラ!ラ!
何かはじまるこの季節
三人そろって春ラ!ラ!ラ!
作詞:伊藤アキラ 作曲:森田公一
2.
こちらは,ちょっと見かけないスミレ。
白い花びらに,紫のスプレーを吹きかけたような模様がついています。
名前は,「フキカケスミレ」
ハート型の葉も可愛らしい♡

3.
おや,これはアヤメの葉のようだけれども,葉が白く縁取られています。
反対側から見ると,縁は無し。
同じ葉でも,太陽の方角で,見え方が変わることに気づきました。
確かに,朝日,夕日,そしてネオンの光では,同じ町並みでも,町の雰囲気がガラリと変わります。
そして,人間においても,置かれた環境で,行動や性格が変わることがあります。
そのようなことをアヤメの葉は,端的に伝えているように感じました。


4.
最後に,アパートの庭に咲いていた可憐な花をご紹介します。
この花は,毎年,咲いていたのでしょうが,今まで全く気がつきませんでした。
ブルーの花びらとピンク花びらがあります。


何という花なのでしょうか。
まさに今,グーグルのレンズアプリで調べたら,「シンワスレナグサ」という名前とわかりました。
その瞬間,胸に迫るものがありました。
シンワスレナグサが咲いていたアパートは,築50年の昭和の集合住宅でした。
和室に押し入れ,台所は狭く,風呂はバランス釜で換気扇なし,かなり年季が入っていて,お世辞にも住み心地が良いとは言えませんでした。
4年前,こちらに越して来たときは,ほぼ満車だった駐車場が,1台減り,また1台減り…,最後の頃は,うちを含めて2台のみになりました。
かつては,赤ちゃんの泣き声が響き,小学生がなわとびをしたり,自転車を乗り回したり,賑わっていただろう場所は,今ではひっそりと解体される時を待っています。
昭和,平成,令和の三時代,住民を見守り,共に生きてきたアパートへ心の中で声をかけました。
お疲れさま。
そして今までありがとう。
