見出し画像

“心って、形にできるんですね”と言われて、ハッとした日|心を形に①

「心って、形にできるんですね」

セッションのあと
そうつぶやいた方がいました。

目の前にあるのは、小さな粘土のかたまり。

だけどそれは、たしかに“その人の今”を
映し出しているように見えました。

私はいま、「クレイセッション」という時間をお届けしています。

粘土を使って、自分の気持ちや人との関係性を形にしてみる——
そんな一風変わったセッションです。

だけど、やってみるととてもシンプルで、
そして、思っていた以上に心に触れる体験になることがあります。

そもそも私自身、かつて人間関係で悩み、
「どうしたらいいのか分からない」と
感じていた時期がありました。

そんな時、支えになったのが、
当時取り組んでいた陶芸でした。

ろくろではなく、手でゆっくりと
形をつくっていくやり方で
粘土に触れているうちに、心の中の
絡まりが、少しずつほどけていくようで
気持ちが静かに整っていくのを感じました。

言葉にはならなくても
「今の自分の状態」が、作品を通じて
見えてくる。
その感覚が、深く印象に残っていました。


そして後に、アドラー心理学を学ぶように
なり、「人との関係性」を見つめることの
大切さをあらためて感じたとき
ふと思ったんです。

——この“関係性”を、
形にできたらどうだろう?

言葉だけでは見えにくい気持ち。
距離感や、違和感。

それらを形にすることで、
何か新しい視点が生まれるかもしれない。
そんな想いから、クレイセッションが
生まれました。

実際のセッションでは、
「自分でも気づいていなかった感情が見えた」
「相手のことを別の角度から
見られるようになった」
という声をいただくことがあります。

粘土に触れながら、
自分の“今”を静かに見つめる。

言葉に頼らず、
でも心が語りかけてくるような
そんな時間になることもあるのです。

——かたちにしてみると、
自分のことが、少しだけわかる気がする。

そんなふうに感じられる瞬間を、
これからも、誰かと分かち合えたらと
思っています。

次回は、クレイセッションの中で
あらためて気づいたことについて
少しだけ綴ってみたいと思います。

読んでくださって、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!