ADHDのある子どもは、担任の先生によってエピソードが違う
皆さんは、ADHDのある子どもの特性についてご存じでしょうか?
注意欠如・多動症(ADHD)とは、発達水準からみて不相応に注意を持続させることが困難であったり、順序立てて行動することが苦手であったり、落ち着きがない、待てない、行動の抑制が困難であるなどといった特徴が持続的に認められ、そのために日常生活に困難が起こっている状態です。12歳以前からこれらの行動特徴があり、学校、家庭、職場などの複数の場面で困難がみられる場合に診断されます。
私は、不注意の面でADHDの特性があります。
眼鏡を色んな所に置いてしまい
すぐにどこに行ったのか分からなくなります💦
家の鍵を、鍵穴に指したままで
家に入ってしまい
「失くした!」
と家中探したことがあります💦
特別支援教育を学べば学ぶほど
自分に置き換えて考えてしまうのは
職業病ですね(笑)
さて、今日のお題は
ADHDのある子どもは、担任の先生によってエピソードが違う
です。
???
このタイトルだけ見ただけでは
何を言いたいのかが分からないと思います。
ADHDの特性の1つに
実行機能不全
があります。
実行機能とは
目標のための計画を立て、目標を達成するために自分の行動や思考、気持ちを調整する脳機能のこと
つまり、学校では
学習や学級活動、当番活動など
様々な活動で目標を達成するための
行動・思考・気持ちの調整が難しい
ということです。
言い換えれば
担任の関わり方1つで
目標を達成できる時もあれば
目標を達成できない時もあるということです。
もっと簡単に言えば
成功体験を積ませる担任と
失敗体験を積ませる担任がいるということです。
どちらが、ADHDのある子にとってよいでしょうか?
答えは明白ですね。
目標を達成できる時
成功体験を積ませる担任
が圧倒的によいです。
発達障害のある子は、
基本的に失敗から学ぶことは難しいです。
失敗を重ねた後に、成功しても
「どうせ、俺なんて、たまたま成功しただけだ…」
とマイナス思考に陥ってしまいます。
一方で成功体験を重ねた子は、失敗しても
「たまたま失敗しただけ。次がんばろう!」
と次の活動へ自ら切り替えることができます。
つまり
実行機能不全であるならば
行動面の配慮をし
小さな変化を取り上げて褒め称え
気持ちがマイナスに陥らないように
教師側で調整して
成功体験を積ませることができれば
エピソードはポジティブなものに
なるでしょう。
実行機能不全であるにも関わらず
行動面の何の配慮もせず
失敗を取り上げて叱責を繰り返し
失敗体験を積ませると
子どもはやる気を失っていしまいます。
エピソードはネガティブなものに
なるでしょう。
6年生の担任の先生は
通級指導教室に通うADHDのある子どものことを
必ずポジティブエピソードで話します。
「今日は、傘を持ってきたよ!」
「ずっとそばで問題を読んであげたら、テストで、100点だったよ!」
「ランドセルを2人で整理して、いらないプリントを処分したよ!」
「やる気スイッチを2万回押してきたって言ってたよ!家で連打してきたって(笑)」
職員室で談笑しています。決してバカにしていません。
だって、
去年は離席や教室からの飛び出しが
絶えない子だったのですから。
去年はネガティブエピソードばかり。
今年はポジティブエピソードばかり。
変わったのはクラス替えしてメンバーが変わり
6年生という意識の高まりもあるでしょう。
しかし、担任の先生が実行機能不全に対して
適切に処理し、温かく声をかけ、関わり、個別の配慮を
欠かさず行ってきたからだと断言できます。
昨年度の担任の先生もよく頑張っていました。
しかし、適切な関わりや個別の配慮を一貫してやっていたかと
言われると、正直、疑問が残ります。
担任が変われば、子供が変わる
その理由がADHDのある子どもから分かります。
決してADHDのある子だからではありません。
全ての子供に対して
適切な関わりをし
個別の配慮を心掛け
成功体験を積ませることで
ポジティブエピソードが生まれることでしょう。
我々はその責任があると自覚し
子供に真摯に向き合っていく必要があるのです。
今日の記事は以上になります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
