見出し画像

読書記録 「レモンと殺人鬼」

今年最初のミステリーはこちらの本を読みました。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。

しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。



被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、

妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。

Amazon 購入ページ

SNSでよく見かける自己紹介代わりの10冊とかで、よくこの表紙を見かけてて気になっており読みました。
どんでん返しからのどんでん返しで最後まであっと驚かされるストーリーですごく面白かったです。

主人公が妹の疑いを晴らそうとするなかで、いろんな情報を知っていくんですが、そこでの言葉が面白かったです。

よかった。本当によかった。
私ひとりだけ搾取される側になるのは嫌だから。

183ページ

これが心に刺さっちゃってうっと胸がつまりました。
搾取されていると実感できるほどのことが起きている自分と、似た境遇にいると思っていたひとが、実は搾取する側にいたと思ったときの絶望感、取り残されてしまった感、自分は搾取される側だとわかった上で何もせずいまの状況に甘んじてしまっている感みたいな気持ちと感情に心あたりがありすぎる。それで刺さってしまった。

最後は、あなたですが!というびっくりがありますよ。
いろんな意味で。

最後まで読むとこの表紙と帯の素晴らしいデザインも素敵だなって思いました。この本の中身とデザインがすごくマッチしてるように感じました。

そして、何より最後まで読んだあとの、「レモンと殺人鬼」として発刊される前の題名を知れたのが良かった。
発刊される前の題名も素敵。素敵というかなんかなるほど~という納得感がある。


ミステリーを少しずつ読んでいて、自分が如何に固定概念があるかをまざまざと感じる。小説を読んでいて、そんな説明はどこにもないのに勝手に解釈してどんでん返しというか答えがわかると、な~るほど。そういうことですが。と驚愕する。そこまでどんでん返しがありますかというほどのどんでん返しが味わえます。

ぜひ、読んでみてください。

いいなと思ったら応援しよう!