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がんサバイバーの教育日誌|がんを経て、ただのおしゃべりが「ことばの教育」を志す理由

食道がんサバイバー、56歳1児のパパ、シンジです。
数あるnoteの記事から辿り着いていただき、ありがとうございます。

これまで娘や家族との日常、病と向き合う日々を綴ってきましたが、今日は私が選び、歩み始めている道について、お話しさせてください。


40歳を過ぎた頃から「自分は何のために生きているのか、幸せとはなんなのか」などと正直人生に迷い、彷徨っていました。50歳を過ぎて結婚の末、私たちのもとに娘がやってきてくれました。

その時、私の中に必然的に一つのテーマが湧いてきました。
それが、「子育て」でした。

そもそも子どもは好きではいたんですが、目の前の子育てという課題に刺激を受け、何か取り組めないかと模索していた。そこで辿り着いたのが、御年73歳、教育歴50年を誇る石川幸夫先生(note名:ゆきさん)でした。辿り着くまでを少々というかだいぶ割愛していますが、ww


しかし、出会った矢先、娘が生後5か月の時に私に突きつけられたのは、無情な「食道がんの告知」でした。

入院中、病院のベッドで何度も、何度も考えました。

「私はこの子のそばにいられなくなってしまうかもしれない。何かを残せるんだろうか? 何も残せないかもしれない……」

そして、先生と出会った直後に闘病が始まったこともあり、「自分は教育に向き合うべきではないと、否定されているのではないか」と思ったこともありました。

そんな思いを抱えながら、とにかく必死に病と向き合い、手術から1年近く経ち、ようやく少し落ち着きを取り戻した頃、改めて石川先生の教育論、特に幼児期の教育の大切さに関して深く学ぶ機会を頂きました。

私は教育の専門家ではありません。ただの、言葉を愛する「おしゃべり好きなおっさん」です。妻や娘に、何か一つでも残せるものはないかと……。

その「何か」を探していた私が出会ったのが、石川先生の教育論でした。


AIには真似できない
ーー知性の深さを決める「ことばの概念」という最強の武器

最初は、本質的に理解できていないこともたくさんありました。
「まだ意味も分からない幼児に、四字熟語のフラッシュカードを見せて何になるのか?」「漢詩の素読や俳句を暗唱させて、何になるのか?」などなど。

ですが、日本の教育史を紐解けば、その答えは明確に示されていました。先生が大切にされているのは、まさに「温故知新」の精神なのです。

かつて江戸時代後期、全国に普及した「寺子屋」は、読み・書き・そろばん、さらには礼儀作法やしつけまでを網羅した、「人間形成の場」であり、この日本伝統の「基礎教育」が、世界を驚かせた「日本人の知性」を形作っていました。

当時の日本人の識字率は、成人男性で70%を超えていたと言われます。同時代のロンドンやパリといった欧米先進都市ですら、高いところで60%前後だったことを考えると、当時の日本は世界で最も「知性レベルの高い国」だったと言っても過言ではありません。

寺子屋での学習法のひとつ「素読(そどく)」は、論理が立ち上がる前の幼少期に、意味を追うよりも先に美しい日本語のリズムを身体に染み込ませるものでした。この「意味より先に音を浴びせる」伝統的な教育こそが、その後の論理性や表現力を支える豊かな土壌を育んでいたのです。


広告代理店という立場で「伝えること」の難しさと尊さを痛感した日々。マーケティングの現場で、人々の言葉の裏にある「本音」を必死に聴き取ろうとした時間。そしてシドニーでのツアーガイドを通じて、異文化、異言語の壁を越えて心を通わせる喜びを体感したこと。

人と話し、想いを伝え、理解し合うことが何よりも好きで、それに寄り添うように過ごしてきた私のキャリア。そのすべての道が、まるで導かれるように「ことばを大切にする教育」へと繋がっているかのようでした。
それは偶然ではなく、私にとっての必然のようにも感じました。

そして、「がんとの闘い、死と向き合う」という経験が、より私の中にあることばを「概念」として磨き上げていったかもしれません。


AIは「命」「生きる」「幸せ」を定義できても、そこに「経験の重み(概念)」を宿すことはできません。


知性とは、単なる語彙の数ではなく、血の通った経験の伴ったことばが思考の土台となり生まれてくるものです。

残念ながら、現代社会では、子どもたちのリアルなコミュニケーションが減り、実体験を通してことばを「概念」として育てる機会が失われつつあります。

AI時代が到来した今だからこそ、この「ことばの土台」がより不可欠になってくるのです。

石川先生が説くのは、単なる「早期教育」でも、効率的な「学習法」でもありませんでした。それは、「すべての人は親から言葉と愛を教わる」という、極めてシンプルで深い真理です。これこそが、学びの原点であり、親子の愛こそが、ことばの育つ最初の土壌であると。

私は思いました。「この先生の智慧を、ここで終わらせてはいけない。それは日本の未来にとって、大きな損失だ」と。

私は教育者ではありません。でも、先生の説かれる「学びとは、教育とは」を、今の世代が受け取りやすい形に整え、世に送り出す「通訳者」「伝達者」にはなれるのではないか、なれるのならなってみたい、と。

そして、このnoteを始めたきっかけの一つは、もし明日、私の時間が止まってしまったとしても。「パパはこんなことを考えて、こんなことに心動かされていたんだよ」という私の足跡を、記しておきたい。その想いが私を動かしました。

そして、もう一つの理由は、先生が積み上げてこられた知恵を、私なりに発信する場所を作りたいと思ったからです。

人生の後半戦をかけて、石川幸夫率いる石川教育研究所(イエリ)の活動に携わることを決めました。私が信じ、感じたこの「ことばの力」を、娘へ、そして次の世代へと大切に手渡していきたいと考えています。


最後に、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

石川先生が50年積み上げてきた智慧を、今の子どもたちへ届けるといってもそんな簡単なことではないことも分かっています。これを継承していくためには、一人でも多くの共感してくださる皆さんの力が必要です。

昨年末に石川教育研究所(イエリ)の公式noteを立ち上げています。先生の50年の智慧をマガジンやメンバーシップなどで発信し始めました。

そこには、がんサバイバー56歳のパパが見つけた「答え」の断片がありますので、もし少しでもお気にかけていただけたようでしたら、是非一度お立ち寄りください。

そしてよろしければ、まず、「スキ」や「フォロー」で応援してください!
また、どんなご意見でも構いませんので、皆さんの反応一つひとつが、この活動を広げる一歩になります。

👉 [公式noteへのリンク]

マガジンやメンバーシップで、共に学び、支え合うコミュニティとして繋がっていただけたら本当に嬉しいです。

「ことば」から始まる教育革命。 そして次の世代へ。私と一緒に、この尊いバトンを繋いでください。 どうぞよろしくお願いします。


株式会社石川教育研究所(イエリ)
事業部長/研究員
シンジ@56歳子育て奮闘パパ

もちろん私の闘病記もまだまだ続きますし、子育てなど思いの丈を綴っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。



📒石川教育研究所 所長 石川先生のnote


✨自己紹介です。


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