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saiun_new7
「才能の配置ミス」だっただけの話
三女の成績表を見て、
正直――笑ってしまった。
それも、大爆笑。
国語、社会、数学、理科、英語。
数字だけ並べたら、たぶん多くの親は言葉を失うと思う。
でも不思議と、私は落ち着いていた。
なぜなら、
これは「努力不足」でも
「やる気がない」でもなく
ただの才能の配置ミスだと、はっきり分かったから。
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三女は明るい。
友達が多い。
場の空気を読む。
ダンスが好きで、ソフトテニスを続けている。
一方で、
・机に向かって考える
・文字情報を整理する
・テスト形式で力を出す
このフィールドでは、どうしても勝てない。
それなのに、
「みんなが戦っている場所だから」
「普通はここだから」
という理由で、
ずっと同じ土俵に立たせてきた。
そりゃ、苦しいはずだ。
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成績を見て、本人は
「怒られると思った」らしく、
勉強している“ふり”をしていた。
その姿を見て、私は伝えた。
「もう、勉強のフィールドで戦わなくていいわ。
好きなダンスとテニス、やりなぁ。」
すると彼女は、
「わかったー!」
と、びっくりするくらい嬉しそうに笑った。
あぁ、そうか。
この子はずっと、
許可を待っていたんだと思った。
⸻
才能は、
あるかないかじゃない。
どこに置かれているかだ。
教科書の棚に合わなかっただけで、
この子の価値が下がるわけじゃない。
むしろ、
体を使うこと
人と関わること
続けること
楽しむこと
社会では、こっちの方が
ずっと大事になる場面も多い。
⸻
成績表は低い。
でも、人生が低いわけじゃない。
配置を変えれば、
ちゃんと輝く場所がある。
私は今日、
子どもを「正しい場所」に戻しただけ。
