短編小説「オナニスター教授」
コンコン・・
「失礼します、オナニスター教授。」
「・・・」
「教授? あの、入ってもよろしいでしょうか?」
「・・あっ? ああ・・すまん・・入ってくれ。」
「失礼します」
ガチャッ・・
「・・あの、顔色がすぐれないようですが、大丈夫ですか? 教授。」
「ん、すまん。 つい研究に没頭してしまってね・・」
「・・あまり根を詰めないでくださらないと、心配で仕方ありません・・」
「すまんな・・今回はいけそうな気がするんでつい・・ね。」
「でも・・少しは休まれないと、頭だって疲れてしまいますよ?」
「あ、うむ・・ ありがとう。 そこに置いておいてくれ。」
コトッ
「はい。 それでは失礼いたします。」
ガチャ・・パタン
(・・・・・・・・)
(ふう・・)
(それにしても、もの凄い量の研究をなされているのね。)
(ならきっと、今回ばかりは学会でも認めていただけるはず・・)
(ああ神様! どうか教授の苦労が報われますように・・!)
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
「ん・・・・教授・・・・」
・・・・
・・・・
・・
「祝ってくれよォ!! 祝ってくれよォ!!」
「はッ?」
ガバッ!!
「!!??・・今のは、教授ッ??」
バサッ!
タタタタタタタタッ・・・!
バタンッ!
「教授ッ! どうされました!?」
バサバサバサ~ッ!
「あっ! 大事な研究論文が!!」
「!?」
ビョォオオォオオオオオオ!
「窓が全開になってる?」
バタン!
「教授! 教授ッ! なにがあったんですか!?」
「・・・・」
「・・・・どこにもお姿がない・・教授?」
「教授、まさか窓から・・?」
「とにかく研究論文だけでも回収しないと・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・え?」
「なにこれ・・」
「え? こっちの紙も・・」
「うそでしょ? これも?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・」
「これも・・これもこれもこれも・・・」
「ここにある紙って・・なんか全部・・」
「へたっくそな絵が描いてあるみたいだけど、なに?」
「・・・・・」
「まさか、これひょっとして・・」
「・・え?」
「これも?」
「え、これって・・・全部・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「セーラームーンのちびうさの裸の絵?」
「・・・・・・・・・」
「しかも、へたくそすぎて人に観えないレベル・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「教授・・・」
短編小説「オナニスター教授」おしまい
