見出し画像

【終身雇用の終焉】会社にしがみつく安全と、スキルで逃げられる安全

この記事はPRを含みます

「この会社に定年までいれば安心」——そう信じていた時代は、もう終わりつつあります。

2019年、トヨタ自動車の社長が「終身雇用を守っていくのは厳しい」と発言したことは、大きな衝撃を与えました。企業の約60%が終身雇用を維持しているものの、中小企業では減少傾向にあり、2022年の勤続年数20年以上の割合は日本が22.3%に留まっています。

私自身、4,000人規模のメガベンチャーから中小企業を経て独立しましたが、その経緯の中で気づいたのは「会社にしがみつく安全」と「スキルで逃げられる安全」には決定的な違いがあるということでした。今回は、この2つの安全の違いについて、データと私の実体験を交えてお伝えします。


終身雇用神話の崩壊は本当に起きている

「終身雇用はもう終わった」とよく言われますが、データを見ると実態はもう少し複雑です。

帝国データバンクの2024年調査によれば、リスキリングに取り組んでいる企業はわずか8.9%に留まっています。つまり、多くの企業は従業員のスキル向上に投資できていないのが現状です。

一方で、フリーランス人口は2024年に1,303万人に達し、10年前と比較して約40%増加しました。労働力人口に占めるフリーランスの割合は約22.8%で、アメリカの36%にはまだ及ばないものの、着実に増加傾向にあります。

この数字が意味するのは、「会社に守ってもらう」という選択肢だけでは、もはや十分ではないということです。

「会社にしがみつく安全」の実態

関西の大学でメディアデザインを専攻した後、私は4,000人規模のメガベンチャーに入社しました。周りは優秀な社員ばかりで、毎日が刺激的でした。しかし、私は「組織内の知識やコミュニケーション不足」から、結局2年で退職することになりました。

当時の私は「この会社にいれば安心」という気持ちで入社しましたが、実際には会社に依存するだけでは安全ではなかったのです。なぜなら、会社が求めるスキルと自分のスキルにギャップがあったからです。

「会社にしがみつく安全」の問題点は、以下の3つに集約されます。

1. 会社の寿命が想定より短い
老舗企業を含む倒産企業の平均寿命は23.9年で、アメリカの企業の平均寿命はわずか15年です。今30歳の人が60歳の定年を迎えるまでに、会社が存続している保証はどこにもありません。

2. 自分の市場価値が育たない
会社固有のスキルばかり磨いていると、転職市場では評価されにくくなります。Excel VBAで社内システムを構築できても、その経験が他社で通用するとは限りません。

3. リストラのリスクは常にある
経営状況が悪化すれば、年齢や勤続年数に関係なくリストラの対象になる可能性があります。特に40~50代をターゲットにした「希望退職」は頻繁に行われています。

私が中小企業で働いていたとき、VBAで様々な業務を自動化しました。Excel関数だけで請求書入力作業の約8割を削減し、案
件の売上集計・採算チェックを自動化しました。しかし、これらのスキルは「その会社でしか使えない」ものでした。会社を離れたら、また一から学び直す必要がありました。

「スキルで逃げられる安全」とは

では、「スキルで逃げられる安全」とは何でしょうか。それは、どの会社でも、どの環境でも通用するスキルを持つことです。

2024年の調査では、リスキリングで「スキルアップした」と答えた人が43%、「仕事の幅が広がった」と答えた人が29%いました。また、20代の52.4%が「リスキリングが非常に必要」と感じています。若い世代ほど、スキル習得の重要性を理解しているのです。

私自身、職業訓練校でJavaを学び、デザインスクールでAdobeソフトを学び、独学でAI・RPAを習得しました。これらのスキルは、どの会社でも使えます。むしろ、フリーランスとして独立した今、これらのスキルが直接収入につながっています。

「スキルで逃げられる安全」には、以下のメリットがあります。

1. 転職・独立の選択肢が増える
汎用的なスキルがあれば、会社が倒産しても、リストラされても、次の仕事を見つけやすくなります。フリーランスとして独立する道も開けます。

2. 年収アップの可能性が高まる
リスキリングで「年収が上がった」と答えた人は6%、「昇進・昇格した」と答えた人は5%います。特に30代では「年収が上がった」が10%に達しています。

3. 精神的な余裕が生まれる
「いつでも転職できる」という選択肢があると、会社に依存する必要がなくなります。会社での立場が弱くなることもありません。

私が「嫌われる勇気」や「7つの習慣」を読んで学んだのは、「自分の人生は自分でコントロールできる」ということでした。スキルを磨くことで、自分の人生を自分で決められるようになったのです。


私の失敗から学んだこと

職業訓練校を経て中小企業に入社した私は、プログラマーとバックオフィスを経験しました。VBAで様々なツールを作りまくる日々でしたが、ある時気づいたのです。「このスキルは、この会社でしか使えない」と。

当時の私は、会社の業務を効率化することに夢中でしたが、自分のキャリアを考えていませんでした。完璧主義で優先順位付けに失敗し、スピードが落ちた経験もあります。

しかし、AIとRPAの可能性に気づいてから、私の考え方は大きく変わりました。ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity、Midjourneyなど、複数のAIを用途別に使い分けるようになり、「人がやらなくていい作業」を減らす設計を学びました。

そして、2025年に独立を決意しました。論語を改めて読んで「仁(思いやり)」の大切さに感銘を受け、「自分のスキルで人の役に立ちたい」と考えたからです。

今から始めるべき3つのこと

では、具体的に何をすればいいのでしょうか。私の経験から、以下の3つをおすすめします。

1. 汎用的なスキルを1つ習得する
プログラミング、データ分析、Webマーケティング、デザインなど、どの業界でも通用するスキルを1つ選んで学びましょう。Udemyなどのオンライン学習プラットフォームを活用すれば、費用を抑えながら学習できます。

2024年の調査では、リスキリングで重視されるスキルの上位は「データ活用」「セキュリティ」「ITプロジェクトマネジメント」でした。特に「AI活用(ChatGPT等)」は、2025年度の最も注力・強化したいスキルとして約30%が挙げています。

セキュリティといえば、フリーランスとして働く上でVPNの活用は必須です。公共のWi-Fiを使う機会が多い方は、【MillenVPN】などでセキュリティ強化を検討してみてください。

2. 副業で小さく始める
いきなり独立するのではなく、まずは副業から始めることをおすすめします。週末だけフリーランスとして活動し、自分のスキルが市場でどれくらい評価されるかを確認しましょう。

ブログやポートフォリオサイトを作るなら、【エックスサーバー】のような信頼性の高いレンタルサーバーを使うと、安定した運営ができます。

3. 継続的に学び続ける仕組みを作る
一度スキルを習得しても、それで終わりではありません。技術は日々進化しています。Duolingoで170日連続学習を続けたように、学習習慣を作ることが重要です。

時間管理については、別記事で詳しく解説しています。家事を効率化して1日2時間の自由時間を生み出す方法など、実践的なテクニックを紹介していますので、ぜひご覧ください。

転職・キャリアチェンジを考えている方へ

もし今、転職を考えているなら、第二新卒や既卒に特化したエージェントを活用するのも一つの手です。【第二新卒エージェントneo】のようなサービスでは、キャリアチェンジを支援してくれます。

ただし、転職エージェントを使う場合も、最終的に評価されるのは「あなたのスキル」です。転職活動の前に、まずは自分のスキルを磨くことが先決です。

まとめ:安全の基準を変える時代

「会社にしがみつく安全」は、もはや安全ではありません。会社の寿命は予想以上に短く、リストラのリスクは常にあります。

一方、「スキルで逃げられる安全」は、どんな状況でも自分を守ってくれます。会社が倒産しても、リストラされても、次の仕事を見つけられます。フリーランスとして独立する道も開けます。

もちろん、スキル習得には時間と努力が必要です。2024年の調査では、スキル習得の主な障壁として「時間の確保が難しい」(191人)、「費用が高い」(133人)、「学ぶモチベーションを保つのが難しい」(111人)が挙げられています。

しかし、これらの障壁を乗り越えた先には、「自分の人生を自分でコントロールできる」という大きな自由が待っています。

論語に「仁」という言葉があります。これは「思いやり」を意味しますが、私は「自分に対する思いやり」も同じくらい大切だと考えています。自分のキャリアを大切にし、自分のスキルを磨くことは、自分自身に対する最大の思いやりなのです。

あなたは、どちらの安全を選びますか?

いいなと思ったら応援しよう!