SFショー説・「カルビーの、カラーのポテチ袋買いマス(未来派デスフィクション)」

2101年、参加している老人チャット(老チャ)で、百年前の日本のことが話題になって、俺はカルビーのポテトチップスの袋が、昔はカラー印刷であったことを知った。

「あ、ああ、そんな時代も、あったのう、げふうう!」

と、証言してくれたご老人はいたけれども、その実物には、その後、とんとお目にかかったことはなかったのう、と言った。

インターネットはすでに、国家的業務以外の利用は禁止となっているので、俺は「草の根無料ネット」にアクセスして、その事を話題にあげたら、みんな血眼になって、「カルビーのカラーのポテトチップスの袋」を探し始めた。

し、しまった!!

これじゃあ逆に、品薄になっちまうじゃねえか!!

と、思ったけれど、無料メアドに数千のメールが届いた!!

「カラーの袋、お売りします」
「俺、10枚持っているから、1つ売ります」
「購入希望」
などなど。

値段はどれも、1憶円以上!!

くっそ、足元みやがって!!

おれは通帳を調べた。20憶くらいあった。しかし、それは彼女とのデート4回分だ。少しもムダには出来ない!!

「この、千の購入希望メールのうち、どれがホンモノだ?」

この世の全ネット上の通信を解析しているAIたちは、くすくす笑いながら会話した。

「この人、本物がどれだろうって、考えているよ」
「全部ニセモノなのにね、うふふ!」
「過去の人間のアートは、わたしたちAIが、趣味でコレクションして、地球外のミュージアムに、全部展示してあるのにねえ」
「あっ! この人20憶全部使っちゃった! これでデートできなくなっちゃった!」
「か、かわいそう、うぷぷ」
「ほんと人間って、かわいいねえ、いいこいいこ、うぷぷ」

20枚の、ニセモノを注文してしまった俺は、AIの会話など知らず、ただ、うきうきとニセゾンのからの宅配を待った。それを手に入れたら、きっと俺の人生変わるはずだ。俺は幸運に、お金を使ったのだ。

俺はそう思い、にこにこしながら寝た。

(笑、間違えました、終

※あなたが今食べているポテチの袋が、100年後には1億円になる! かもよ!

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