進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む【学問のすすめ #名言ノート31】
今回紹介させていただく名言はこちら!
進まざる者は必ず退き
退かざる者は必ず進む
なんだか早口言葉みたいですね。
言った人
福沢諭吉
どんな人?
福沢諭吉(ふくざわ ゆきち、天保5年12月12日(1835年1月10日) – 明治34年2月3日(1901年2月3日))は、日本の江戸時代末期から明治時代にかけての思想家、教育者、著述家です。慶應義塾の創設者としても知られています。

一万円札の肖像
福沢諭吉は一万円札に描かれていることでも有名ですね。1984年(昭和59年)から約40年間、一万円札の肖像として使われました。2024年(令和6年)7月3日に、新しい一万円札が発行され、福沢諭吉から渋沢栄一に交代しました。

啓蒙思想家
西洋の思想や文化を日本に紹介し、日本の近代化に大きく貢献しました。特に、自由、平等、独立といった概念を日本に広め、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という言葉で知られる『学問のすゝめ』はベストセラーとなり、多くの人々に影響を与えました。
教育者
1858年に蘭学塾を開き、これが後の慶應義塾となりました。身分に関わらず、実学を重視した教育を行い、多くの人材を育成しました。
著述家
『西洋事情』、『文明論之概略』、『福翁自伝』など、多数の著作を通じて、西洋の社会制度、文化、思想を紹介し、日本の近代化を促しました。
新聞記者
『時事新報』を創刊し、政府批判や社会問題に関する論説を展開しました。
独立自尊の精神
他に頼らず、自らの判断で行動する「独立自尊」の精神を強く唱えました。これは、個人の自立だけでなく、日本の独立にも繋がる重要な思想として広められました。
実学の重視
儒学などの伝統的な学問ではなく、実生活に役立つ学問(実学)の重要性を説きました。
脱亜論: 後年には、「脱亜論」を唱え、アジアの旧弊から脱却し、西洋諸国と肩を並べるべきであるという主張は、議論を呼びました。
資本主義社会で生きていくための心構え
福沢諭吉が生きた時代は価値観がガラッと変わり生き方そのものを大きく変えることを求められた時代でした。
福沢諭吉は天保5年12月12日(1835年1月10日)生まれです。江戸城無血開城で江戸幕府が終わり明治の幕開けとなった年が1868年(慶応4年/明治元年)なので、福沢諭吉が32歳のころでした。
32歳まで武士として生きていた人間が、これまでの価値観を捨てて近代化に向けて生き方を変えていくのは並大抵のことではありません。
そんななか、近代化の重要さを理解し、新しい価値観で時代をリードしていった重要人物の一人が福沢諭吉でした。
これまでの江戸時代は『士農工商』という身分階級の上に成り立つ社会でした。しかし明治になってから身分階級は撤廃されます。
特に身分階級の一番上に属していた武士が、「これからはみんな平等!」という価値観にアタマをきりかえることに苦労したであろうことは想像に難くありません。
福沢諭吉は、あの有名な名著『学問のすゝめ』の冒頭で、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」問う言葉を残しています。わかりやすく現代語訳すると、「人は生まれながらにして貴賤の別はない。ただ学問に励むか否かによって、その人の価値は大きく変わる」といったところでしょうか。
今の時代であれば「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、当時はかなり強烈なメッセージでした。
日本国内だけでなく諸外国の情勢を学び続け、最新の価値観をアップデートし続けていた福沢諭吉だらこそ発信できたメッセージであり。最終的には多くの人に指示されたことによって100年以上たった今でも多くの人に指示され続けています。
『学問のすゝめ』では「人間の平等と学問の重要性」とか「実学の重視」とか「独立自尊の精神」といったテーマが語られていますが、要は本質を見極めろということをいろんな角度から伝えてくれている書籍なんだと私は理解してます。
道徳とか倫理とか努力とか友情とか愛とか色々ありますが、もっと根本的にフラットに考えると、私たち日本人は江戸時代にはなかった、明治時代から続く『資本主義』というシステムの上に成り立つ社会で生活しているということは明白です。
『資本主義』はそれ自体が自己増殖し続けるシステムです。自己増殖、および拡張し続けるシステムの中で『停滞』することはそれすなわち相対的に『後退』することを意味します。
そこで今回の名言が活きてきます。
進まざる者は必ず退き
退かざる者は必ず進む
常日頃思うのですが、なぜ名言が残り続けるのかというと、本質をとらえていつの時代でも普遍的に人々の心に刺さる言葉だからだと思います。
関連作品
今回の記事を書くにあたって以下の作品を参考にしました!一万円札は渋沢栄一に変わりましたが、これからも福沢諭吉の普遍的な哲学はいつの時代でも役に立つはずなので知っておいて損はありません。
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改めましてこんにちは。『Nick』と申します。大学は出てないけれど読書を続けて外資系企業で10年以上。そんな等身大のサラリーマンが200冊以上の読書経験と、日々の仕事や暮らしの中で出会った「心に刺さる名言」を紹介します。マンガ・アニメ・映画などサブカルチャーからの引用も多数掲載!
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