心ここにあらざれば、見れども見えず【バガボンド #名言ノート41】
本日紹介させていただく名言はこちら!
心ここにあらざれば
見れども見えず

どんな意味?
「心ここにあらざれば 見れども見えず」は、注意や関心がその対象に集中していなければ、たとえ目の前にものがあっても見えないという意味です。
もっと抽象的に解釈すると、「過去でもなく、未来でもない、今まさにこの瞬間に集中することが全て」というメッセージだと解釈することができます。
言った人
宮本武蔵

どんな人?
宮本武蔵は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した剣豪、兵法家、そして芸術家です。生涯に60回以上もの真剣勝負を行い、一度も敗れたことがないと伝えられています。二刀流の剣術「二天一流」の創始者としても知られています。

宮本武蔵は、その強さ、生き方、そして残した著作を通して、現代においても多くの人々に影響を与え続ける魅力的な人物です。小説、漫画、ドラマなど、様々な形でその生涯が描かれています。
生涯
出生: 天正12年(1584年)に播磨国(現在の兵庫県)で生まれたとする説と、美作国(現在の岡山県)で生まれたとする説があります。
武者修行: 13歳で初陣を飾り、以降、各地を巡りながら数多くの剣豪と真剣勝負を重ねました。
巌流島の決闘: 慶長17年(1612年)には、豊前小倉(現在の福岡県北九州市)の巌流島で、剣豪・佐々木小次郎と決闘を行い、勝利しました。この決闘は非常に有名です。
大名への仕官: 晩年は、播磨の姫路藩主・本多忠刻や、肥後熊本藩主・細川忠利に仕えました。
五輪書の執筆: 正保2年(1645年)、熊本の地で自らの兵法をまとめた『五輪書』を著しました。同年、62歳で死去しました。
人物像
不敗の剣豪: 生涯無敗という伝説的な強さを持つ剣豪として知られています。
大小二刀を用いる独特の剣術「二天一流」を確立しました。
兵法家: 単なる武術の強さだけでなく、戦いにおける戦略や精神論を深く追求しました。その思想は『五輪書』にまとめられています。
芸術家: 剣術だけでなく、水墨画や書道などの分野でも才能を発揮し、多くの作品を残しています。
孤高の求道者: 一生涯、武道の極みを追求し続けた孤高の人物として描かれることが多いです。
宮本武蔵に関する逸話
巌流島の決闘では、船の櫂を削って木刀を作り、小次郎を打ち破ったという逸話が有名です。
多くの決闘で、遅刻して相手を苛立たせる戦法を用いたとも言われています。
大人数との戦いでも、臆することなく立ち向かい、勝利したという逸話も残っています。
『幸せ』とは
「心ここにあらざれば 見れども見えず」は、言葉の通り解釈すれば、注意や関心がその対象に集中していなければ、たとえ目の前にものがあっても見えないという意味だと理解することができます。
ただ、もっと抽象的に解釈すると、「過去でもなく、未来でもない、今まさにこの瞬間に集中することが最も重要である」というメッセージだと解釈することができます。
人間は良くも悪くもとても想像力が豊かな生き物です。少し気を抜くと、脳みそは過去にあった、もうやり直せない出来事に対して『もっとああしておけばよかったな・・・』とか、不確定な未来に対して『もしも思い通りの結果にならなかったらヤダな・・・』とか、といったような『過去に対する後悔』や『未来に対する恐れ』を考えることに夢中になってしまいます。
「心ここにあらざれば 見れども見えず」の「ここ」とはまさに『過去でもない未来でもない、今まさにこの瞬間』のことであって、今まさにこの瞬間に集中できていない者は「見ても見えない」と言っています。
宮本武蔵は剣豪なので、真剣勝負の場において「見えない」ことは致命的です。見えなければ当然、相手の剣筋を見切れないため、切られて敗北してしまいます。
ただ、私たちはべつに武士でもなければ剣豪でもないため、命の取り合いである真剣勝負をすることはありません。しかし、人間だれしも、人生という名の「真剣勝負」を生きているとは言えるんじゃないでしょうか?
生まれ持った特性や才能、培ってた知識、に差はあるものの、時間は誰にとっても1日24時間です。人生をより良くしているかどうかは、結局は『今この瞬間にどれだけ集中してやるべきことをやれているかどうか』にかかっています。
人生は『今この瞬間』の連続でしかないですからね。
これは私なりの持論なのですが『幸せ=人生の豊かさ』の定義は2つ要因から構成されていると思っています。
今この瞬間を生きているかどうか
選択肢があり自ら選ぶことができる状態かどうか
「心ここにあらざれば 見れども見えず」は、まさに「今この瞬間を生きているかどうか」を別の角度から浮き彫りにしている名言だと思います。
いろんな作品で大活躍
宮本武蔵は天正12年(1584年)生まれなので、ほぼ500年前の人です。しかし、現代でも小説や漫画など、いろんな作品に登場し、活躍しています。
バガボンド

井上雄彦による、吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作とした大人気漫画です。武蔵の青年期から巌流島の決闘までを描き、圧倒的な画力と人間ドラマで多くの読者を魅了しています。
刃牙道(バキどう)

『バキ道』における宮本武蔵は、戦国時代の剣豪としての強さ、剣術はもちろんのこと、現代の格闘家たちにはない独特の戦闘センスや思想を持っています。作中では、様々な格闘家と対戦し、その強さを見せつけます。
YAIBA(ヤイバ)

『YAIBA』においての宮本武蔵は、いわゆる小説や講談などで誇張された、「宮本武蔵」のよく言えば聡明、悪く言えば狡猾・卑怯な面をモロに反映したキャラです。若い頃はかなり一本気の通った硬派でしたが、長い年月を経て、敵の性格を逆利用したり、罠を巡らせたりと知略に長ける性格になりました。
まとめ
今回紹介させていただいた名言はこちら!
心ここにあらざれば
見れども見えず
剣豪、宮本武蔵らしい重厚な印象をもつ格言ですね。
ちなみに、元の言葉はもう少し長くて、「心ここにあらざれば、見れども見えず、聞けども聞こえず」です。仮にもっとくどく、長くするのであれば、「触れども感じず、嗅げどもに追わず、食せども味なし」みたいな言葉が続くことが想像できます。しかしそれらの言葉はこの名言の本質ではありません。
「心ここにあらざれば、見れども見えず」の本質は、見えないとか聞こえないとかの方ではなく、「心ここにあらざれば」のほうです「ここ=今この瞬間」に心がないとダメよ。というメッセージが一番重要な部分なんですよね。
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改めましてこんにちは。『Nick』と申します。大学は出てないけれど読書を続けて外資系企業で10年以上。そんな等身大のサラリーマンが200冊以上の読書経験と、日々の仕事や暮らしの中で出会った「心に刺さる名言」を紹介します。マンガ・アニメ・映画などサブカルチャーからの引用も多数掲載!
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