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「伝わらない」から「伝わる」に劇的に変化させる方法とは?

「ひなたってさ」

カフェの窓際で、みおが突然言った。

「文章、短いよね」

「……そう?」

私はストローでアイスコーヒーをぐるぐる混ぜながら答えた。

「うん。短い。でも、なんか分かりやすい」

「それ、褒めてる?」

「たぶん」

「たぶんかよ」

その横で、黒猫のクロがテーブルの下で丸くなっている。

どうやら今日も、人間の会話には興味がないらしい。

まあ、私も似たようなものだけど。

「でもさ」

あすかがスマホを見ながら言った。

「伝えたいことって、いっぱいあるじゃん」

「あるね」

「だったら、いっぱい書いたほうが伝わるんじゃない?」

私は少し考えてから言った。

「逆かも」

「逆?」

「伝えたいことが多いほど、短くしたほうがいい」

「なんで?」

私はコーヒーを一口飲んだ。

そして、ものすごく真面目な顔で言った。

「人間、そんなに集中力ないから」

「急に現実的!」

クロが「ニャー」と鳴いた。

たぶん同意だと思う。


伝えたいことは、最短で短く話す。

これって、noteを書くときにもかなり大事だと思う。

もちろん、長い文章が悪いわけじゃない。

小説なら、ゆっくり情景を描くこともある。

エッセイなら、寄り道が面白いこともある。

でも、

「読者に何かを伝えたい」

という目的なら、話を長くするほど伝わるとは限らない。

むしろ、

「結局、何が言いたいの?」

となってしまうことがある。

例えば、

「noteで記事を書くときには、
読者が最後まで読み続けてくれるように、
最初に結論を提示して、
そのあとに理由や具体例などを入れていくことが重要であり、
そのためには……」

みたいに書かれていたら。

あすかならどうする?

「読む?」

「……閉じる」

「だよね」

「まだ一文目だけど?」

「だからだよ」

「ひどい!」

私は笑った。

でも、これ。

noteではけっこう大事な話だと思う。


読者は、あなたの話を全部聞く義務がない

ここ、意外と忘れやすい。

書いている側は、

「これも伝えたい」

「これも必要」

「この話も面白い」

となる。

でも、読者からすると、

「で、何が言いたいの?」

だったりする。

だから私は、文章を書くときに、

「この文章で、一番伝えたいことは何?」

を先に決める。

そして、その答えをできるだけ短くする。

例えば、

「noteで読まれる文章を書きたいなら、最初に結論を書こう」

これでいい。

そのあとに、

「なぜなら、読者は最初の数行で読むかどうかを決めるから」

と理由を書く。

さらに、

「例えば、タイトルを見て記事を開いたのに、最初から長い前置きが続いたらどうだろう?」

と具体例を出す。

これだけでも、かなり伝わる。

つまり、

結論 → 理由 → 具体例

くらいで考えておく。

話をする順番を決めておけば、文章が迷子になりにくい。


みおがカップを置いた。

「じゃあ、ひなた」

「なに?」

「短く書けばいいんだね?」

「それも違う」

「え?」

「短くすることが目的になったらダメ」

「また難しいこと言った」

「伝えたいことを、必要以上に遠回りしないってこと」

「なるほど」

あすかがうなずいた。

私はクロを見る。

クロは寝ている。

「クロにも伝わったかな」

「寝てるけど」

「たぶん一番伝わってる」

「なんで?」

「余計なことをしないから」

「猫を文章術の師匠にするな」


ここまで読んで、

「じゃあ、自分の文章も短くしてみよう」

と思った人もいるかもしれない。

でも、実際にやってみると、

「どこを削ればいいの?」

となる。

私も最初はそうだった。

だから、ここからはもう少し具体的に話したい。

「短くする」とは、単純に文字数を減らすことではない。

大事なのは、

読者が迷わず理解できる形にすること。

そのために、私が意識していることがある。

ここから先では、

「長くなってしまう文章を、どう短くするのか」

について、具体例を使って話していく。

そして今回は、このテーマをさらに深掘りして、

「伝えたいことは、最短で短く話す。」

という考え方を、実際の文章を見ながらお話しする予定。

文章を短くしたい。

でも、短くすると内容が薄くなりそう。

そんな人には、たぶん役に立つと思う。

それでは、ここから。

「短く伝える」の正体を見ていこう。


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