この瞬間、わたしはnoteを辞めたいと思った。「スキ」の数が通知表に見えてきた朝
カーテンの隙間から差し込む光が、
少しだけ白すぎる気がした。
枕元で震えるスマートフォンを手に取る。
画面には、
昨日投稿した文章への「スキ」を知らせる通知が並んでいる。
一、二、三。
無意識に指が数を数え始める。
その瞬間、
喉の奥に冷たい砂糖水を流し込んだような、
妙な感覚が広がった。
かつて、
この小さな赤いハートのマークは、
暗闇を照らす街灯のようなものだった。
誰もいない夜道を一人で歩いているとき、
遠くに見える明かり。
それだけで「ここにいてもいいんだ」と思えた。
書くことは、
私にとって呼吸と同じだった。
吐き出した言葉が誰かに届き、
肯定される。
その純粋な喜びだけで、
明日の自分を信じることができた。
けれど、
いつからだろう。
その数が、
まるで教室で配られる「通知表」のように見え始めたのは。

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