流れ星が見えないのは、空を見上げなくなったから。
※約1,100文字あります(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
流れ星を最近見てないな〜。
最後に見たのは、
いつだったっけな〜。
そう思ってから、
ふと空を見上げてみた。
でも、
そこにあったのは
いつもと変わらない夜空。
月があって、
いくつかの星があって、
静かに夜が広がっている。
流れ星なんて、
どこにも見えない。
そもそも私は、
いつから空を見上げなくなったんだろう。
子どものころは、
夜になると空を見上げることが
今よりずっと多かった気がする。
星を見つけては、
「あれは何の星かな」
なんて考えたり、
流れ星が見えたら、
お願いごとをしなきゃって
少しだけワクワクしたり。
たった数秒の出来事なのに、
流れ星を見つけると
それだけで特別な夜になった。
大人になってからは、
空を見上げること自体が
少なくなった。
毎日のことで頭がいっぱいで、
明日のことを考えて、
今日のことを振り返って、
気がつけば、
空よりもスマホの画面を見ている。
忙しいから、
余裕がないから、
そんな理由もあるのかもしれない。
でも、
もしかしたら私は
「空を見る時間」を
自分で手放してしまっただけなのかもしれない。
流れ星がなくなったわけじゃない。
ただ、
私が見上げていないだけ。
そう考えると、
なんだか少し不思議な気持ちになる。
人生にも、
同じようなことがあるのかもしれない。
目の前には
小さな幸せや、
嬉しい出来事や、
心がほっとする瞬間が
ちゃんと存在しているのに、
毎日を急いでいると
それに気づけない。
「何もいいことがないな」
なんて思っているときも、
本当は、
見落としているだけなのかもしれない。
流れ星だって、
いつ現れるかなんて分からない。
だからこそ、
見つけられたときは嬉しい。
人生もきっと、
そんなものなのだと思う。
ずっと願っていたことが
突然叶ったり、
思いがけない人から
優しい言葉をもらったり、
何気ない一日に
小さな幸せが落ちていたり。
それは、
流れ星みたいに
ほんの一瞬なのかもしれない。
だから、
たまには立ち止まって
空を見上げてみようかな。
何も起こらなくてもいい。
流れ星が見えなくてもいい。
ただ、
「今日も空はきれいだな」
と思える時間があるだけで、
少しだけ心に余白ができる気がする。
そしていつか、
ふいに流れ星を見つけたら、
お願いごとをするより先に
こう思うかもしれない。
「ああ。
ちゃんと空を見上げていてよかった」
そんな夜が、
またいつか来たらいいな。
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