コーチングに対するバイアスを外す
土日と海の日がセットになった3連休。暑さも本番になってきた3連休。WCがフィナーレを迎えた3連休。皆さんいかが過ごされましたでしょうか。
わたしは・・・3日間どっぷり、国際資格へと続くコーチングのトレーニングに行ってまいりました。今日はその学びや気づきの備忘をかねたシェア。
1.「選択」を学ぶ
3日間のテーマは選択でした。相手(クライアントという)が自分の納得する選択をできるようにする関わり方(アプローチ)やありかた(ポイント)を学ぶ。
選択できない状態といっても、いろいろある。
イメージしやすい順に並べるとこんな感じ。(具体Lvというのは、話すことについてどれくらい相手がクリアな状態かどうか。数字が大きい方が具体度が高い)
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【具体Lv3】やるべき方向はわかっているんだけど、具体的なやりかたが分からない場合(であればアイディアだしから手伝う)
【具体Lv4】具体的なやり方まで分かっているんだけど、決断ができない場合(であれば、最後の一押しを手伝う)
【具体Lv2】やるべき方向はわかっているんだけど、やり方が分からないというよりも、なんかモヤッとしていて考えが進まない場合(であれば、とらえかたを変えて思考をほぐす)
【具体Lv1】やりたいことがあるけど躊躇している、直したいことがあるけどやめられない。何を考えたらいいか、考える対象から一緒に考えてほしい(であれば、考えるテーマの明確化からお手伝いする)
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方法論を学びつつ、集まった参加者同士でピアワーク、トリオワーク、リレーコーチングなどしながら学びを深める。2日めの夜には、2日間で学んだ内容をもとに実際に知人にコーチングをして、3日に持ち寄る。(受けていただいた方、ほんっとうにありがとうございました!!!!!!)
2.コーチングに対する「バイアス」に気づく
具体Lv2でかいた、なんかモヤットしていて考えが進まない場合に、とらえかたを変えて思考をほぐす、というアプローチ。これはつまり、多面的に見るということ。視点を変えるということ。そうすると、自分が勝手に作っていた「バイアス」(思い込み、決めつけ、暗黙の前提)が、はがれていく。そんな感じ。
そういうコーチングを進めるにあたって、いろんなとっぴな進め方を3日間の中でチャレンジ。別にコーチングを例にしクライアント役をやったわけではないのだけど、「え、こんなやりかたもあっていいの?」とう、自分自身のコーチングに対するバイアスが、実はけっこう多かったことに気づいた。
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コーチングとは、問いを投げて相手の気づきを待つもの・・・?
➡必ずしもそうじゃない。たとえば、選択肢がほしくて悩んでいるときは、「さあ、出してみたまへ!」と一休さんの虎の屏風のように構えているのではなく、ブレスト的に「一緒に」アイディアを出していく。コーチングとは、Feel(感じる)を大事に、変容に向けてまずはじっくり自分の感覚を味わってもらうもの・・・?
➡必ずしもそうじゃない。感覚(心や身体感覚)はパワフルだし、気付いたり決めたりするきっかけとして使うことが多い。でも、じっくりじゃなくてもいい。たとえば、感覚を頼りに選択肢を探るのであれば、「選択肢を探る程度に感覚を呼び出せていさえすればいい」。これが、内面により入っていくことが必要な状態(プラスの状態をありありと深く大きく広げていくときや、マイナスの状態を、逃げずにしっかりとどまって目を向けるときなどかな)もあるけれど。コーチングとは、本質的な変化を起こすべく時間をかけてじっくりやる?
➡これも、時と場合による。本質的な変化、というと仰々しいのだけど、逆をいうと、言葉遊びだけの問題解決や、ロジックは正しいが自分の納得「感」が置き去りになった変化、ではないということ。だから、「感」情や「感」覚をたずさえ、ちゃんと手をつないだり対話することで置き去りにしさえしなければ、必ずしも時間はかからずに、本質的な変化は起こせる。実際に、2日目の夜に50分かけて決意や行動の約束に至れなかったセッションが、3日目では7分という短時間で、やれるっちゃやれた。1から10まで全部できたわけではないけど、「本質的な変化を起こせたか」と聞かれればYesと言えそうな程度には。
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3.コーチングで「変わらないもの」「コーチングたらしめるもの」
バイアスは、言い換えれば「手放してもいいこと」。「ても」というのは、間違ってはいなけどそれだけではない、ということも含めたいからだ。コーチングは問いが大事。それはそう。ただ、問いだけ投げるのがコーチングなのではなく、解を案出しするのもあり。つまり、うえに上げたバイアスは、変えていいこと。
じゃあ、変わらないものってなんだろう、それは。
ひとに焦点を当てること
困っていることがあるときの背景や要因の種別として、わたしが学んでいるコーチングは、よく4つのレイヤーを引き合いに出す。(若干わたしの解釈込みです。念のため。)
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①本人自身、つまり個人
②本人と周りとの関係。つまり他者との関わり
③本人と他者が集まってひとつの塊をなす組織
④組織があつまっておおきな塊をなす社会
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③の組織や④の社会には、ルール・規範・制度・仕組みたいなものをはらむ。これらは、本人の力ではどうにもできない要素が多い。
一方で、「①個人」と「②他者との関わり」は、その本人の力が及ぶ範囲だ。だから、ひとの問題に着目する。そして、両方に共通するのは本人。
だから、本人のことに目を向ける。目の前のいるクライアントと向き合う。これが、コーチングをコーチングたらしめているもの、というのが現時点での仮の結論。あくまでもこれはプロセス/スタンスであって、結果ではないのだけど、これによって本質的な変化をおよぼす、という結果がついてくる、というのも込みで。
4.変容に向き合う覚悟
以上が、バイアス(変えてもいいこと)と、コーチングをコーチングたらしめていること(変えない、ブレずにもちつづけること)。今回もっともわかりやすく自分の気づきになったこと。
それ以外にもうひとつ。選択の一連のコーチングを経験する中で、最後にある決意(決断)のトレーニングで感じたこと。
本質的な変化の中でも特に、力強く後押しする局面。今回の3日間の中では、二人一組で、それぞれがコーチ役とクライアント役になり、決意することを決め、そして宣言する、というワークがあった。
わたしは、部下との関係で最近起こった悩みを起点に、自分のコミュニケーションにあるクセ、さらにはひととの関わり合いにおけるバイアスや、出会いと別れに対する価値観に迫ることとなり。以下の内容を決意することとなった。

それを、22名のオブザーバーに囲まれながら、コーチと向き合い、その決意を力強く宣言し、目の前にある一本の線を越え、決意をした先の世界に足を踏み入れる、ということをやった。腹をくくる。その線を越えたら戻れない。コーチからは、それくらいの覚悟を持って線を越えてくるように言う。研修とはいえ実テーマであり、生唾を飲み込むような緊張感。ピリついた空気が流れる。
それくらいのことを、今度はコーチ役として、クライアントの思いを真正面から受け止める。クライアントの視線や佇まいから、想いが伝わる。
22名のオブザーバーに囲まれるなど、つくられた環境ではあったのだけど、クライアントの覚悟を受け止める質感をぐっと感じた経験だった。それくらいのことをするのが、コーチング。
5.次の歩みへ
今回のトレーニングを経て、まだまだ、国際資格に向けたトレーニングの旅路は続く。もっというと、コーチングの旅はずっと先まで続く。
今回の3連休の経験を経て、次の歩みに、携えたいこと。
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1)フリースタイル
手順は自由。ひとに焦点をあて、いまどんな状態なのか。それは、セッションの最初の「いま」だけではなく、セッション中にも「いま」の状態は刻々と変わる。それを感じながら、確認しながら、コーチとして、クライアントとともに次の一手を探りセッションを紡ぐ。
2)みかんでもいよかん
柑橘類で語呂をあわせたくなりました。正しくは「未完でもいいよ」だ。ここまでいきたかったけどいけなかった、とか、もう少しやれたのに、とか。特に新米コーチの我々は反省が押し寄せることが圧倒的に多いのだけど、それで気づきがあったのか、本質的な変化があったのかは、クライアントが決めること。完璧じゃなくていい。
3)全力というbeingの大前提
フリースタイルという、関わり方の自由度。
みかんでもいよかんという、自己採点への寛容度。
じゃあ、コーチは何にコミットするのか。
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当たり前すぎるのだが、全力で相手を向き合うということ、これに尽きる。みんな松岡修造みたいにならなくていいのだけど、ひとを焦点にあてる。相手をちゃんとみる。そこで感じたこと、自分が学んだコーチングの知見、そしてこれまでの人生経験や感性。すべてを総動員して、クライアントを応援する。
どんなに筆を尽くしても陳腐な言葉にしかならないのだけど、それがコーチとして約束することだ。
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【結びにかえて(言い訳とお詫び) to 一緒に学んだ参加者仲間の皆さん 】
今回、コーチング以外でやるべきことが山積していて、正直、参加をリスケしようかギリギリまで迷っていたくらいでして。これまでは、参加した全員と話したりその後も意識的に関わって、プロアクティブを信条としていただのだけど、今回に限っては、切羽詰まっていたゆえ、意図的にリアクティブな関わりで参加しました。(もちろん、トレーニング中は全力!)
なので、自分でまいた種なのだけど、正直ちょっと後味悪い(笑)。今回一緒に参加したひとのなかで、一度も言葉を交わせなかったひともいるし。だれともランチいかなかったし。(直接話す機会がなかったひとからみたら、あいつ感じ悪いなと思ったかもな。わたしが逆だったらそう思うw)
もしこのnoteを読むことがあれば、また会うその日の前にあらかじめ、お詫び申し上げます。ほんとごめんなさい・・・
ここに書いた内容だけでなく、たくさんの学びや気づきは、皆さんの関わりがあって初めて得られたものです。本当に感謝しています!いっつも面と向かって感謝を言うのを忘れるポンコツなのですが、せめてもの償いとして、ここで感謝を記させていただきました。
トレーニング講師(リーダー)、アシスタントのお三方も、ほんとうにありがとうございました。参加者とはまた違った関わりで、かけていただいた言葉だけでなく、ありかたも通じて、気付きや刺激をいただきました。
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またすぐ一カ月後に、次があるんだな。そのときまた!
さ、明日からまたがんばろう。
