青春18きっぷ旅が変えた少年の人生
こんにちは、旅するクリエイター・すーさんです。みなさんは、初めて一人旅をしたのはいつですか?幼少期から家族旅行に行ったことは何度もありますが、わたしにとっての初一人旅は高校1年生の春でした。
そんなわたしが今回お伝えしたいのは、「青春18きっぷ」を使った一人旅のススメ。当時のわたしは、学校の勉強や人間関係などいろんな面で自分に自信のなかった時期。とあるきっかけで一人旅をすることになり、そこから3日間すべて自分で判断しながら旅を進めたという経験が自分の自信につながりました。

青春18きっぷとの出会い
初めての18きっぷ旅に行ったのは高校1年生の春休み(2006年)のことでした。当時友人か学校の先生から青春18きっぷの存在を聞き、どんなものだろうかと無性に興味を持ったことを覚えています。
実家の小田原から西へ西へ東海道線で進むルートで旅をすることに。
時刻表を片手に小田原→名古屋→飛騨高山→松本→新宿→小田原と移動するすることにしました。

当時旅行といえば新幹線しか使ったことなかったため、在来線のみで遠くまで行くという旅自体がが非常に新鮮でした。
新幹線では見れない景色はどんなものだろうか。当時16歳の少年だった僕は胸を躍らせたのです。
景色:知らないところに放り込まれていく感覚
いざ18きっぷを使って改札口くぐったらそこからが面白い。
馴染みのある地域から電車で揺られること5時間8時間。徐々に風景も関東地方のそれとは全く違う風景になり、車両広告も馴染みのない地域のものへ。次第に車内の会話もどんどん方言に移り変わっていくさま。「知らないところに放り込まれていく」感覚がエキゾチックでスリルで、まさに冒険している感覚になったのです。「日本ってこんなに広いのか」と思ってしまったと同時に「もっと知らない場所へ旅してみたい」という欲求が出てきました。

人:青春18きっぷ旅での一期一会
飛騨高山に向かうローカル線の中では卒業旅行中のお姉さん達と合流し学生生活の楽しさについてたくさん聞いたこと。
長野に向かうローカル線の中ではフランスから来たバックパッカー2人組とお話しパリの移民問題・イラク戦争問題について話を聞けたこと。
長野の無人駅ホームで話しかけてくれた現地のおばちゃんからは長野各地のおすすめ場所について教えてくれ、別れ際に餞別のチョコレートをくれたここと。
さまざまな人と出会っては別れていく瞬間が切なくもあり、また次はどんな人と出会えるのだろうかという期待をも感じたのでした。
当時まだ高校1年生だった僕にとっては見たことも聞いたこともないモノ・コト。世界は広いということ・世界にはさまざまな人間が生きていること・そして僕自身の人生では今後もずっと新しいヒト・モノ・コトに出会い続けるということを確信した瞬間でした。

初めての青春18きっぷ旅で得られたこと
青春18きっぷは新幹線・飛行機のように目的地移動がメインの旅ではなく、目的地に至るまでの過程をダイレクトに楽しめるという醍醐味があります。新幹線移動だとほぼ見落としてしまうような景色だったり生活文化や人とのふれ合いだったり、そこに至るまで自分を見つめ直すきっかけになりました。
ただ観光地に行って美味しいものを食べにいくだけが旅行なのではなく、目的地に至るまでの過程で知らなかったヒトやモノ・コトと出会うことができる。その中で今までの自分にはない価値観や世界を知るきっかけになり、自分はどうしたいのか向き合う機会でもある。それこそが単なる観光地目当ての「旅行」でなく「旅」に魅了されている理由です。
それからわたしは10代のうちだけでも3,4回青春18きっぷを使った旅に行き、学生時代だけでも10回は18きっぷで全国を回りました。旅をしていろんな人と仲良くなるためにもっとコミュニケーション力をつけよう、もっと知識と教養を身につけよう。自分の行動範囲と興味が広がったきっかけになりました。何より家族や友達に頼らずすべて自分で判断し選択しながら道を進めきったという実績が自分を強くし、自信につながりました。
最後に
あれから15年以上経ち、18きっぷの旅は何十回と経験してきました。気がつけば到達した都道府県も40は越えています。
ただ18きっぷで訪問するだけでなく、その土地にじっくり滞在して仲間を作りたい・帰って来れるような居場所を18きっぷ通じて全国各地に作りたいと考えています。
1枚11000円とまあまあする価格だが対価として得られるものはかなり大きいのではないでしょうか。
今回の記事をきっかけに初めて青春18きっぷの存在を知った方もそうでない方も、これを機会にぜひ青春18きっぷを使っていろんな場所と人に出会ってはいろんな経験を積んでいくような旅をしてみてはいかがでしょうか。
