見出し画像

聴きたい曲が聴けない

もう何年も聴きたいのに聴けない曲が存在する。

持ってはいる。

レコードとして。

そのレコードが棚の奥の方の現在手の届かない場所にあるらしく、取り出せない。

現在はサブスクもあるし、検索して探せば良いじゃん!?って感じではあるけれど、出来ない。

収録されているレコードのタイトルはもちろん、アーティストや曲名を全く覚えていないのが原因。

ジャケで覚えてる

世代的にも音楽漬けだった若かりし日々はレコードとCDが中心で、聴きたい曲がある場合に音と共に頭に浮かぶのはジャケットのイラストや写真。

元々レコ屋の店員やってた時代もあるので、それなりに知識はあったりもするけれど、何となく好きな曲というのは音とジャケのセットで覚えてることが多い。

なので、先程の聴きたいのに聴けない曲もジャケットは何となく覚えてて、黄色っぽい縁にモノクロの写真がコラージュされたような感じ。

脳内再生がガンガン出来る

音の方も大体覚えてて、頭の中では何度となく再生されている。

女性ヴォーカルのレゲエとヒップホップとソウルを混ぜたようなサウンドで、メロディが美しく、中盤にレゲエラップみたいなのが入ってる。

頭の中ではイメージ出来てもアーティスト名や楽曲名に紐づかない、ジャケもイメージ出来るが、再現性は音よりも低いとなると、レコード自体を探し出して実際に鳴らさないとどうしようもない。

コンピというのがまた分からなくさせる

普通のアーティストのアルバムの中の1曲で聴きたいのに聴けないってのなら、まだ連想ゲームのように他のアルバムや作品なんかを、関連性を推測できたりもする。

その、聴けてない曲の入ってたアルバムというのがコンピレーションで、様々なその当時のマイナーなアーティストを集めたような作品というのがまた推測を難しくさせる。

確か、ロンドンのレーベルのグルーヴ系な音を集めたコンピで、聴きたい曲はB面の1曲目に入ってて、そのコンピの1曲以外、当時も全然耳にしなかったようなアーティスト。

こういう情報は覚えている。

昔、DJとかやってた時に最初の1曲としてよくかけてて、「この曲、誰ですか?」と聞かれたりもしてたくらい音好きでも知らない楽曲。

レコードの棚卸しみたいに1枚1枚チェックして探し出す時が来るまでは聴けそうにないな。

ただ、持ってることは確かというのが心の拠り所。

サブスクで音探しは難しい

CDやレコードを買わなくなった現在はサブスク、ほぼSpotifyで聴く日々。

よく知ってるアーティストや楽曲の検索はもちろん、聴いてる曲からAI的にオススメしてくれる、好きそうな曲の新たな発見というのはとても楽になった。

その反面、さっきみたいな聴きたいけどどうやって検索すれば?みたいな場合にはとても難しい。

サブスクでもジャケは出るけれど、ジャケから検索は出来ないし。

まあジャケがあれば、Googleで画像検索すれば良いけれど。

最近の音楽でオススメされて何となく聴いてて、しばらく経ってから良かったと思いもう一度聴きたい!ってなった場合にも、履歴があっても辿り着くのに時間がかかったり。

若い頃みたいに音に必死になってないってのもあるけれど、記憶力も落ちてくる中で音とジャケみたいに直感的に結びつけるやり方をまた調べてみよう。

思いがけない出会いみたいなのはある

サブスクの良さとしては、決め打ちで聴かずオススメされるがまま聴いてると、思いがけず全然聴いてなかった好きな曲が流れてきたりするのはとても良い。

全く知らないイイ感じの楽曲も、レコードやCDを購入していた時よりも出会う確率は遥かに高いし。

その代わり、自分好みのオススメにすべく精度を高めるためには、頻繁にチェックしてお気に入りマーク付けておいたりと、そういう面倒さはある。

たまに、好きなアーティストで全然聴いてなかったものを検索してライブラリに入れるってことは実践してるので、懐かしさを埋めるような補完はちょくちょくやってる。

レコードの良さ、CDの良さというのも分かるんだが、なによりも聴くまでの手間と、クリック1つですぐ聴ける手軽さとを天秤にかけるともう戻れない。


いいなと思ったら応援しよう!

sutero(ステロ) よろしければ応援お願いします。頂いたチップは「文具と音とメカ系」の文章をより深める費用とさせて頂きますので。