【回せ!さらに変形!】ハンドスピナー戦車ロボ【中華玩具】a.k.a.タンクジャイロロボ
・回せ!!!

戦車を回せ!!!
↑今回は実験的にYouTubeショート動画レビューを撮ってみました。
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・「ハンドスピナー+α」の発明
時は西暦2017年ごろ、とある玩具が全世界で大流行した。ハンドスピナーである。ベアリングを内蔵し、指で弾くとスムーズに回転する。ただそれだけの楽しさで老若男女問わず爆発的な大ブームを巻き起こし、猫も杓子もハンドスピナーを回し続けた。
時は流れ、流行は去った。2025年現在では、各地のちょっとした雑貨玩具コーナーにハンドスピナーがぽつりぽつりと置かれている。人気こそ落ち着いたものの、玩具として十分安定した地位を築き上げたと言えるだろう。
さて、そんなハンドスピナーだが、昨今の玩具市場にはただ回るだけではない新たな遊びの要素を取り入れた商品が現れ始めた。

例えばこちら。ハンドスピナーから6方向に可動式のアームが伸びたものだ。それぞれの節がクリック関節となっており、カチカチと折り曲げて様々な形にすることができる。
「ハンドスピナーの回転」「アームを自在に折り曲げる」という2つの遊び方を融合させたコンセプトであり、見た目の面でも異形多腕メカのような雰囲気が面白い。ちなみに、日本では一時期セリア等の100均で取り扱いがあった。

こんなバリエーション商品も存在するらしい。
やがてこの「ハンドスピナーに可動アームを付ける」というスタイルをさらに推し進めたものが現れる。
・驚愕!ハンドスピナー変形ロボ誕生

円形ではなく長方形のハンドスピナーボディに両腕・両脚・両頭(?)が生えており、先端にはタイヤを備える。これにより、ロボットモードからビークルモードへの変形が可能になった。言うなれば、ハンドスピナー変形ロボという新ジャンルの誕生である。
……上記画像の商品は正直あまりかっこよくは見えないが、提示した遊びのコンセプトは評価したいところである。これに続け(※1)と言わんばかりに様々なハンドスピナー変形ロボが出現する。
※1……こいつが元祖ハンドスピナー変形ロボだという確証は無いのでご注意を。先述の多腕スピナーとの関連性を踏まえて最初に紹介しております。チープな中華玩具の時系列を正確に追うことは極めて困難ですので……。

例えばこの恐竜型。ちょっと笑える見た目だが、メカらしいディテールがあり格好良く作ろうとする努力は感じられる。

ディスクアニマル的なやつ。円盤型はハンドスピナーとの相性も良く、ビーストモードもそれなりに作り込まれている。

なんとビークル系も登場。同じチープ系中華玩具の「アルファベット変形合体メカ」に近しい雰囲気である。
「もしやハンドスピナー変形ロボ(もしくは変形メカ)、可能性のあるジャンルなのでは…?」
その期待に応えるべく、中華玩具市場に新戦力が投入される────
・戦車だ!

本日の主役、ハンドスピナー戦車ロボである。



メタリックの全塗装でディテールが際立つ戦車形態。暗めのゴールドカラーのため、陰影がかなり強く出る。

背面も抜かりなし。玩具的なアレンジが強いものの、戦車TOYとしてはそれなりにリアリティを意識したデザインである。

底面の円盤型のパーツが周囲よりも突出しており、この部分で接地する。コロ走行ギミックなどは無いものの……

置いた状態で車体を弾くと大回転!車体部分と砲塔部分はそれぞれ独立して回転させることができる。このギミックだけでも中々のバカ玩具である。楽しい。
・変形1:スピナーモード

砲身はこのように仰角をつけることができる。この可動軸を利用して、上部の窪みに収まるような形で折り畳む。

すると、このような状態に。これを便宜上スピナーモードと名付けよう。

スピナーモードを指で上下から挟むように保持。よくあるハンドスピナーの持ち方である。

そして回せ!!!
スピナーモードはハンドスピナーとしての遊び方に特化した形態。そのままクルクルと回して楽しもう。なお、回転精度では一般的なハンドスピナーに遠く及ばない。上手く行ってもせいぜい2〜3秒程度の回転である。惜しい。
・変形2:ロボットモード

戦車形態の側面パーツを開いて前方に引き出し、腕に。

両腕を出したら、車体前方を持ち上げて変形。


変形完了!

ロボットモードである。二足歩行の人型ロボとして見るにはやや厳しめのデザインではあるが、手に取って変形させると案外気にならない。戦車らしい重厚なイメージだ。

底部のベアリングを避けるように脚部フレームが造形されているのも面白いポイント。コンパクトなボディに限界までギミックを詰め込む設計であるため、ハンドスピナーとしての機構が剥き出しになる。

よく見ると胴体背面側にもベアリングが。底面の円盤パーツと上部の砲塔パーツそれぞれにベアリングが使用されていることがわかる。

それら2つのベアリングは戦車形態では1本の回転軸を共有するようにピッタリと合わさる。実によく練られた美しい設計である。まあ回転精度は微妙なんだけど…。


背面は戦車の要素が色濃く残る。この手の変形ギミックは中華ラジコン系変形ロボで頻繁に採用されている非常にシンプルな方式である。

可動は両腕が多少前後に動く程度。あまり保持力がないため、腕は常時カタカタ動く。

素直に人型ロボット形態として見るにはやや苦しい見た目だが、手触りと機構的な面白さのおかげで総合的には好印象である。いいぞ!
・サイズ比較

いつものおふどボ&モーコンスポーン(7インチフィギュア)と比較。一般的なハンドスピナーと大差ない大きさであるため、変形後も非常にコンパクトである。持ち歩いて遊ぼう!
・総評 もっと戦車を回せ!!!

「ハンドスピナー+α」という欲張りなコンセプトの中でも、正統派の変形人型ロボ玩具として設計された物はおそらく史上初。回転の面白さだけでも商品として十分成立してしまうハンドスピナーに対して「変形させて格好いいロボにしよう」というこだわりを持ち込む姿勢は実に素晴らしい。

AliExpressでの購入価格は500円程度。値段相応に安っぽい部分はあるが、多彩な遊び方を内包しており、ハンドスピナー変形ロボジャンルを拡張する大きな一歩と捉えることもできるだろう。

あとやっぱ戦車回すのおもしれえ!!!
おしまい
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