見出し画像

【⚽️日本サッカーを愛そう】スタジアムにあるものと、ある鳥男への賛辞。

プロサッカーの意義とは!?

・・・なんて堅苦しい感じではなくて今回は「エンターテイメント」について思ったことと、その流れである鳥男への賛辞を少しばかり。


部活が競技だとしたらお金を払ってみるスポーツってエンタメだよね。とは多くの人が思っていると思うのですが、ではこの「エンタメ」って一言で何なのよ?

そう問われたら自分は「非日常」と答えると思います。

まずスタジアムに着いて席に向かう時、GATEを抜けてパッと視界にグラウンドが入ってくる時のあの感覚。
あぁ今日も来たな。と。明らかに日常には無い景色をgetしてfun.


そして試合が始まれば普段は大人しくしてる老若男女が揃いも揃って「オーオー」なんて言っちゃってる。(※今はしていない)
点が入ったりなんかしたら街で会っても絶対に声を掛けたりしないであろう隣のおじさんとハイタッチ。(※今はしていない)

これら全て、非日常がゆえに成せること。


負け試合でブーイングしているあの兄ちゃんもきっと会社では静か仕事しているんだろう。非日常が気を大きくさせているのだ。


■それは包括的に。

Jリーグにおいて今でも少し誤りがちなのは、「エンタメ」=「試合」になっていること。

エンタメとは包括的であるべきだと思う。

それをもっとも忠実に提供してくれているのがオリエンタルランド。そう、ディズニーランドの世界観である。


アトラクションが面白くて飯が旨ければ良い。と、あそこは微塵も思っていない。
建造物の色使いからスタッフの態度からゴミひとつ許さないその徹底ぶりが包括的なエンタメとして「非日常」を作り出している。まさしくプロの仕業。そして、

それはスタジアムも同じ。まったく、同じ。


スタジアムはアトラクションで、スタグルは御馳走で、選手はキャラクターで、ゲームはショーなのだ。

サッカー専用スタジアムが人気が高いのは当然の事。
ディズニーランドに「今日は使わないけどね」みたいな感じで茶色の陸上トラックがあったら興ざめ甚だしい。
エンタメの世界においてあの白線はキッパリと「悪」なのである。


■マスコットという蛇足。

20年前にJリーグが出来た時、およそ予定調和的に各クラブがチーム名を付けて、ユニフォームをデザインして、エンブレムを作り、そして

マスコットを作った。


売れる小説とは面白いストーリーが半分、そしてもう半分は圧倒的なキャラ作りが重要と広く一般的に認知されているが、当時それはあくまでも小説の中の話であって

スポーツ×エンタメという世界観に乏しかった時代に担当者が「ブランディングを大事にしよう!」などと声高に叫んだところで”めんどくせぇ奴”と一蹴されて相手にもされなかっただろう。

それゆえ悪魔のような蛇足的キャラが誕生した。

ジュビロくんである。

画像1


静岡県の県鳥”サンコウチョウ”をモチーフに、ジュビロのJリーグ昇格と共に誕生。性格はジュビロ(JUBILO=歓喜)に表されるように、底抜けに明るく情熱的。開拓精神あふれる努力家。ジュビロサッカーのようにスピーディー&トリッキーな動きも魅力

だいたいこのプロフィールは誰が書いたんだ。
いや書いた奴が悪いのではない。もうちょっと、「こんな感じで行こうね」みたいな口裏合わせは無かったのか。

なぜならジュビロくんは、

信じられないほどリアクションが薄くてポーカーフェイス。ダラダラとした動きが特徴な不良マスコット、いや”着ぐるみ”だったのである!!



■女神の誕生と、起こった奇跡。

しかし10年後、このつかみどころのないキャラクターはある女神の誕生で大きく変化を遂げることになる。

ジュビィちゃんの誕生である。

画像2
ジュビロのJリーグ昇格10周年というメモリアルイヤーに、ジュビロくんのガールフレンドとして誕生。性格は明るくポジティブで好奇心旺盛。夢とロマンを愛するタイプ。面倒見がいいので周りから頼られることも多い。女の子らしい華やかな動きにも注目。

黒目をキラリと光らせ、長いまつ毛もGET。

10年前の教訓を無駄にしなかった”ぎゃんかわフェイス”と女子力で磐田サポはもちろん、他サポさんも虜に。

そしてこれはクラブの手腕というよりは(中の人の)個人的力量によるところが多分にあると睨んでいるのだが、
明るくポジティブで、好奇心旺盛で、女の子らしい華やかな動きがとってもお上手。

プロフィールに完全忠実な超優良マスコットなのだ!!


さてここで彼。

彼なのだが実は10年経っても全く進化がない。しかし、これがまさかの功を奏す。
彼のだらしなさが、ジュビィちゃんの健気な面倒見の良さを引き立たせるのである。

また、

一部男性サポからは「鳴かない、飛ばない、動かないくせに 彼女がいる。」と心の叫びとも言えるジェラシーを引き出し、
消費エネルギーゼロにして圧倒的キャラを持ったマスコットの確立に成功する。

そして、

さらに彼を肯定的に後押しするのが、「非日常」である。


■遠州人とは。

やや手前味噌なのだが遠州とは温暖な気候ゆえ穏やかな人が多く、一方で南アルプスから吹き付ける空っ風に耐えてきた県民性から耐性もあり、こつこつと真面目な人が多い。

そんな人たちが集うヤマハスタジアム。

ここに、こつこつと真面目な鳥がいたらむしろ疲れてしまう。


我々は自分たちとは違う動かないマスコットに向かって
「あいつどしょんないやー(彼は本当にしょうがなやつだ)」と声を掛け、
一方で
「何であいつだけ彼女いるだ?(どうして彼には彼女がいるのか?)」と嫉妬をぶちまける。

そう、これこそが非日常であり、エンタメなのだ!!


更に、

表情が乏しいポーカーフェイスは、実は我慢強い大人の男(オス)なのでは・・・という憶測すら呼び、

たとえチームが劣勢でも表情一つ変えない冷静な姿に彼女(ジュビィちゃん)が惚れたのではないか・・・と、たいへん都合の良い解釈すら生んでいる。

まさに、事態は好転を始めたのだ。


画像3
ナイスカップル🎉


■これから、

ジュビロくんはこれからも磐田サポの「非日常」の象徴としてダラダラと太っていくのだろう。

それをジュビィちゃんがいつまでも健気に見つめるのか、はたまた恋のライバルの誕生か。

いずれにせよ二人の関係性(キャラ)はどのチームにもなく期待値は高い。

「全くあの鳥は・・・」などとつぶやきながらも、まるで面白い小説の読み途中であるかのようにワクワクは継続している。


最後に私が最も気に入っている動画を。

ジュビロ磐田のシーズンアーティストであるスピラスピカのボーカル・幹葉さんの誕生日ケーキを持ってきたジュビロくん。

とっても朗らかなシーンなのだが・・・どさくさに紛れてくちばしでつまみ食いするのである!!

何たるプロ根性。そしてバレバレなのに表情一つ変えない強心臓。

「おい!お前!!何してんだ!!」


などと突っ込みながら・・・心の中ではこの鳥男に賛辞を送るのである。




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!


皆さんの応援する球団のマスコットは「非日常」ですか?



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集