夏土用直前
今の職場は公の施設や役所絡みの仕事もあるのだが、数件に一回、「給料もらってんだよね?」という相手に出会う。
対応がおかしい、ヒドいと嘘つき(過去の自分の対応を無かったことにする)まで現れる。
公の施設や役所絡みの案件に私が慣れてないのもあるが、大中小、過去に色んな企業の方とやりとりした中で、そんなおかしな人は何十人の中に1人くらいだったので、呆れてしまった。
とりあえず、大迷惑をこうむったのと、「相手を信じた私が悪かったのかも…」とこちら側の責任をヒタヒタと感じたのとで、久しぶりに気分が落ちた。
世の中がつまらない気がしてくる。
コレは私がストレスを感じている時の感覚の一つなので、どうにかせねば。
今朝もどよーんとした気分でコインランドリーに行った。
帰りにメダカ屋兼農家、いや農家兼メダカ屋の軒先を覗く。
綺麗な可愛い針子(稚魚)が泳いでいる。
癒されるねぇ…
四、五匹入って1000円の容器を買おうとして、ふと冷静になる。
今、朝の時点で30度超え。
いくら水合わせをしたところで、改良メダカが真夏の我が家のベランダに馴染める確率は低い。
そして。もう、我が家にはメダカのご遺体を埋葬出来る場所はない。
春にかなりお亡くなりになって、ブルーになったのを忘れたのか…
今の気分で更にブルーになったら、確実立ち上がれない。
落ち着け
諦めて、キュウリを買う。
新鮮でプリプリ。
近所のおばあちゃんがシルバーカーを押してきた。
野菜、入ってる?
ステンレスラックに簾がかかっていて、その中に野菜の入ったカゴと、お金を入れる箱があるのだ。
ナスとかキュウリが沢山ありますよ
おばあちゃんは、
キュウリは刻むしな…ナスは大きいな、こんなに入らへんしな…
と悩んで選んでいた。
声に艶があって、瑞々しい。今買ったキュウリのようなツヤツヤの張りがある。
キュウリはすぐにシナッとなると困るので、太いをの買いました
おばあちゃんにキュウリの品選びを尋ねられて答える。
ほんまやな、それがええな
元気な声でカゴをゴソゴソ探すおばあちゃん。
お先に失礼しまーす
挨拶をして帰った。
汗だくだったが、不思議と話していた時には気付かなかった。
帰宅してふと思った。
そーだ、そーだ。もうすぐ夏土用だ。
土用はその期間の前から、色々不穏になったり、へんてこな人に出会うんだった。
昨日のアレもそうかもしれない。
気をつけないと、巻き込まれて、自分自身が不穏になりかねない。
土用であることを肝に銘じなければ。
それにしても。
おばあちゃんと話さなかったらドンヨリのままだった。
おばあちゃんのおかげ、メダカ屋のご縁のおかげ。
