うちのネコとぼく
こんにちは~。鈴木真史です。
お元気ですか。
ぼくは、今日は、休みです。
家で、のんびりと過ごしています。
この頃は、いかにも梅雨らしい天気が続いていますね。
今週の天気予報も、曇りと傘のマークばかり並んでいます。
こんなときは、家で、じっとしているに限ります。
でも、我が家には、そんな束の間の平穏をかき乱す、おそろしいモンスターがいるんです。
耳がぴんと立っていて、つぶらな瞳でじっと見てきて、ごろごろ喉を鳴らしながら甘えてきて、ふわふわのしっぽをぶら下げている……。
そう、うちのネコですね。
ぼくが、たまに家でのんびりしていると、このネコは、やたら、ぼくにまとわりついてくるんです。
布団に横になって、音楽を聴きながらくつろいでいると、ふと静かになった一瞬、かすかに「にゃ~ん」と、ぼくを呼ぶ声が、イヤホンの向こうから、聞こえてくることがあります。
「やれやれ。今日もアイツが来たな」と呟いてから、重い腰を上げて、部屋のドアを開けると、案の定いつものアイツが、部屋の前で、行儀よく座って、ぼくを待っていました。
なぜか、このネコは、夕方になると、いつも、ぼくの部屋まで遊びにくるんです。
部屋に入れると、椅子に腰を下ろしたぼくの膝の上に、ぴょんっ!と、飛び乗ってきます。
「よ~しよし」と、喉の下を撫でてあげると、ごろごろいいながら、うっとりと目を閉じます。
しばらくしたら、膝の上から机に移動して、パソコンを踏んづけたり、本の山をなぎ倒したり、Bluetoothイヤホンのケースなど、机の上の物を、手当たり次第、前足で「えいっ!」と落っことす仕事に取りかかりはじめます。
「こらこらこらこら×100」といいながら、落っこちたイヤホンのケースなどを、ぼくが拾い集めると、「むふ~」といった感じで、満足気に、机の上で寝そべります。
これで、このネコの、今日の仕事は終わりです。
あとは、ずっと、ぼくの傍らで寝ています。
それは、かまわないのですが、このネコは、ぼくが少しでも物音を立てようものなら、「うるさいわね~。ひとが寝ているそばで、大きな音を立てないでよ。デリカシーのない人ね」といった感じの批判的な目で、ぼくのことを睨んでくるんです。
そういう目で見られると、ぼくの方としても、申し訳ない気がしますので、「あっ、すいません」と、つい謝ってしまいます。
それからは、しばらく、ぼくは、姿勢よく椅子に座って、じっとしているのですが、「なぜ、自分の部屋で、こんなに気をつかわなければならないんだ」という疑問が、次第に脳裏に浮かびはじめます。
チラリと、ネコの方へ目を向けると、ぼくの布団の上で、丸くなって寝ています。このネコは、布団の真ん中でなければ眠れないという悪癖の持ち主なので、一人で布団を不法占拠しています。
ぼくも、横になりたいのですが、ちょうどいい位置に、このネコがいるものですから、ぼくが入れるスペースは、どこにもないのです。しかも、悪戦苦闘して、がさごそ音を立てていたら、また例の目で睨んでくるでしょうから、このネコが昼寝しているときは、ぼくは、ただじっと椅子に腰かけているしかないということになるのです。
ですので、このネコが、そばにいるとき、ぼくはいつも、自分の部屋にいるにもかかわらず、勝手に部屋に忍び込んだ泥棒のように、息を殺して、そろ~りそろ~りと動かなければならないんです。
せっかくの休日なのに、めちゃくちゃ気をつかうんです。
お手洗いに行ったときなんかに、思わず大きな音を立ててしまうと、このネコが目を覚まして、ぼくの部屋の前で、「お待ちしておりました」という感じで待ち構えているので、ぼくは普段から、ネコの目を覚まさないように、とても静かに歩きます。
家の人が、以前、「あなたの足音は、ネコより静かだ」と、ぼくのことを、褒めて(?)いましたが、ぼくとしましては、静かに歩かざるを得ない、やむをえない事情というのがあるということを、ご理解していただきたいと思います。
そんなことを考えながらも、今日も、ぼくとこのネコは、狭い家の中で、のんびりと共存しているのでした。
というわけで、今日は、このあたりで、失礼します。
ここまで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
また、次回、お会いしましょう。
さようなら~。
※ちなみに、この記事の見出し画像は「白猫」ですが、うちのネコは「キジトラ」です。
