みかんのにっき、です、です、デス!
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小川みかんです。
小牧山小学校の2年生です。
ちゃんと、おちついて座っていること、
さわがない、
約束できますか?
と、
お父さんが言った。
はい、です!
と、
みかんは、元気よく言った。
のんちゃんも、できますか?
大丈夫、できます、です。
と、
お姉ちゃんの、のんちゃんも言った。
このころ、なんでも、話したあとに、
「です。」をつけるのが、
みかんと、のんちゃんの、はやり、ブームなのだ。
よし、決まり!
と、お父さんが言うと、
です、です、です、
わーい、です!
と、
みんなでハイタッチした。
洋食のすてきなレストランで、
家族で、
ごはんを食べることが決まった、です。
お父さんのボーナスがでたんです。
少しおしゃれもしようと、
お母さんといっしょに、
のんちゃんの服、みかんの服を、えらぶ。
あーでもない、こーでもない、
と言いながら、
そんなに、たくさん服があるわけでもないけど、いろいろやった。
お母さんは、
同じ色のかんじで、あわせるのどう?
と、すすめたけれど、
ふたりとも、
そういうのは、イヤ!
と、ことわった。
みかんと、のんちゃんは、姉妹だけど、
ぜんぜん別の人だもん、です。
そこへ、お父さんが、やって来て、
のんちゃんも、みかんも、このごろ、
です、です、ばっかり言ってるけど、
ですは、英語で、
D E A T H
死を、意味するんだよ、
と、目を細めて言った。
え~、こわい ...…
のんちゃんと、思わず、見つめあった。
レストランで、迷って迷って、
みかんは、
ビーフコロッケをたのむ。
のんちゃんは、ハンバーグ。
お父さんは、ビーフシチュー。
お母さんは、ポークケチャップ。
そして、みんなで、
カンパーイ!、した。
ちょっと前なら、
カンパーイの後に「です。」が、
ひっついていたけど、
なくなっていた。
のんちゃんも、
なんとなく、そうなっていた。
レストランの食事といっしょに、
「です。」も食べられてしまったのかも。
そろそろ、
「です。」
も、おしまいか。

